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死の淵

 今週末は記録会(5000m)。シドニーラソン後、気持ちも体調もイマイチ上を向いてこないけど、痛めているところもなく、そこそこの状態で走れそう。

 

 今週のポイント練習は1000m×5本のインターバル。

 

 できれば3:35/kmくらいで走りたい。

 

 なかなか一人で遂行するにはキビシイ設定だし、気の重いメニューだけど、今できることをやるのみ。

 

 そんな気持ちで走りだす🏃

 

 いつものスピ練する公園に向かう途中、バス停のベンチの下で倒れている女子大生らしき人を発見。

 

 雨上がりのまだ薄暗い早朝。道路に横たわる白く浮き上がる姿は、一瞬「死んでる?」とよぎった。

 

 酔っぱらいならスルーしたけど、さすがに嫌な予感がして、足を止める。

 

 声をかけても反応なし。脈をとったらしっかり触れたし、身体は温かい。生きてはいるみたい。

 

 起こそうと思って強めに身体を揺すったら、突然嘔吐した。アルコールの匂いがしないから、かえって怖い。

 

 吐物で窒息しないように身体を横にして、気道を確保。

 

 もうこれは救急車案件だけど、スマホがない。近くのガソリンスタンドまで走って店員さんにスマホを借りて、救急車を呼んだ。

 

 救急車が来るまで、生気のない女の子を見守る。部屋着のような格好。傘が近くに落ちている。雨降る中、何をして、何を思い、外を彷徨い、力尽きたのか。

 

 すぐに救急車は来てくれて、搬送されるのを見送って任務終了。

 

 走る気力も時間もなくなる。それでもとりあえず公園に向かい1000m×3本(3:50-3:38-3:37)だけして帰宅した。

 

 吐物の匂いがずっと鼻についている(臭いというより、ストロベリーの匂いがした。人工的なイチゴ味のものはしばらく食べれない。)

 

 仕事中もずっと気になる。

 

 あの女の子は大丈夫だったのか?急性アルコール中毒でなければ、薬のオーバードーズか。

 

 死にたかったのか。

 

 職業柄、今回みたいな場面に遭遇することはある。

 

 生きにくさを感じ、死の淵で彷徨っている人はいるという現実。

 

 また心のわだかまりを抱えてしまったけど、振り切るように、また明日も走る。

 

 走れる自由と、健康な心身と、環境に感謝しながら🤗

 

 

 

 




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