私は精神医療の専門家ではないので、そういう観点からこの問題を考察する事はできないのですが、貧困問題に依存症の問題はかなり深く関わっていると思われたので、私なりに考察しつつ、資料を参照して文章にまとめたいと思いました。
資料は学術論文ではなく、一般書ですが、それでもそれなりに役に立つ部分はあるでしょう。この文章を書くにあたって三冊の本を購入しました。以前、購入しておいた本と合わせて四冊を紹介したいと思います。
この文章で、依存症について触れました。そこで、貧困者の自己責任について触れました。貧困は自己責任であり、自分のせいで貧困に陥っているのだから救済する必要はないというものです。
それに対し、私は貧困は自分の力ではどうにもならない外的要因、災害や病気、戦争などが関連すると述べました。それでも、人間はギャンブルや酒に自ら溺れる者もいるのだから、やはり自己責任だという人がいると言われたりしました。
これについては首肯する点もなくはないのですが、本当にそうなのでしょうか。
あまり知られていない事ですが、酒は精神医学では薬物として扱われます。
アルコール依存はある意味では薬物依存と同じです。
ギャンブルも、人の射幸心を煽る様々な広告が作られています。
そうした問題について、書いている本を集めてみました。
薬物依存に陥るのは、最初の薬物を摂取してしまうからだという事は良く理解されると思います。薬物そのものに依存性があるという事です。
では、最初の一回をしないという決断に、本人の責任はないのでしょうか。
あると思います。多くの人は、薬物に溺れないで生活しています。
ですが、世の中には想像を絶する家庭というものがあり、親が子供に勧めたり、家庭環境が壊れていて、悪い仲間、大人によってそういう物をあたかも良い物であるかのように勧められてしまう環境というものがあります。
そう考えてみると、依存症の問題は本人の心の弱さだけの問題ではなく、多くの人の心の弱さと、そこに漬け込みお金を儲けようとするビジネスの問題だという事が分かります。
社会の圧で人間が依存症や精神病になるのではないかと私は以前、書きました。これは資本主義による精神病の社会原因説と言われて否定されているのですが、環境の要因が全くないという事は言えないと思います。精神疾患は遺伝の要素もあり、発病しやすい人が、ストレスを受けると発症するとされている事が多いです。
人間には生まれつきの気質があります。それに対し、社会が画一的な方法で圧をかけるとストレスになり、それが病気として現れるというのはおかしな説明ではないと思います。
この記事にも書きましたが、人間は心の埋まらない部分を間違った方法で埋めようとして、何らかの依存症になってしまう事があるのではないかと思います。
世の中は、こうなると幸福になるよとか、こうすると気持ちが良いよとか、これを持っていないなんておかしいなどのように様々なメッセージを広告で見せてきますよね。
それを見ているのは自分自身、人間の側ですが、全くそれらに影響されないで生きていくのは難しいと思います。
ポルノの広告が、唐突にSNSに出てきてびっくりしたという人もいるのではないでしょうか。誰かが淫らな格好をしているという事は、それ自体が誰かが私を誘っているというメッセージとして肉体に受け取られます。多くの人は、それは広告に過ぎず、人から金を巻き上げる為のビジネスに過ぎないと判断し、遠ざける事ができますが、そうでない人もいます。例えば、子供です。
一度、そこから快楽を得てしまえば、二度目はその行動をすると気持ちが良いと分かっているので、やめるのが難しくなり、最初の一回の誘惑が強いという構造が、こんなに簡単に見つかりました。世界中にこういう構造はあり触れています。
依存症について簡単に説明している書籍があります。
分かりやすいので、良ければ読んでみて下さいね。
世界一やさしい依存症入門 河出書房新社刊 松本俊彦著
(楽天アフィリエイトのリンクが三つまでしか貼れなかったので、修正しました)
…この文章は、書きかけです。一旦、ここで投稿しますが、随時加筆されます。最終的に、どうして人が貧困に陥り、そこから抜け出す事が難しいのかという事を説明した一つの記事になります。