キーケット2025にて頒布したアイテムに関する補足事項です
もくじ
更新履歴
- 2025/02/23 本ページを公開
- 2025/02/23 TinyDashについて記載
Riemann v2
Riemannの組み立てに当たりましてはこちらのビルドガイドを参照してください。不明点、不足物などがありましたらメール(kkakmake@gmail.com) かXアカウント へのメッセージでお願いします。

プチキー
プチキーの組み立てはこちらのビルドガイドを参照してください。不明点、不足物などがありましたらメール(kkakmake@gmail.com) かXアカウント へのメッセージでお願いします。

キーキャップピンバッジ
お好きなキーキャップに交換可能なようにキーキャップは接着していません。そのため使用中に強い力が加わると取れる可能性がありますので、心配な場合は任意に接着して頂くようにお願いします。

TinyDash Choc
TinyDashの利用方法についてはこちらのガイドを参照してください。

トラックポイント接続用基板の試作品
概要
こちらは既存のキーボードに5V版のトラックポイントモジュールを接続して使用するためのモジュールです。あくまで試作品である点、ご了承ください。

キーボード側のMCUは2つの未使用ピンが必要です。また、RP2040の場合は2つのピンは隣り合っている必要があります。(詳しくはQMKのドキュメントを参照してください)
なお、RP2040での使用を想定しているためレベル変換回路を搭載していますが、5V版のMCUで使用する場合、3.3Vのピンに5Vを入れてやれば使えるかと思います(が未検証です)。
また、トラックポイントとは直接関係ないのですが、タッチセンサーの出力をMOSFETのゲートに渡してON/OFFをスイッチングする回路を搭載しています。どこかのスイッチを一つ犠牲にしてこの回路の出力を接続することでタッチセンサーの出力をキー入力として認識させることが可能です。(私はこれをトラックポイントと一体化しようとしています)
キーキャップの裏に仕込んだ真鍮の電極でキートップへの指の接触を検出しマトリクスに接続したMOSFET(以下略
— KKaK(キーケットA-06 ゴリラボ) (@KKaK_Make) 2025年1月30日
感度の調整が結構シビアで悩ましい… pic.twitter.com/sjbKQLdwg6
検証環境
私はRP2040とVialを使用して検証しており、トラックポイントモジュールは下記URLの「ThinkPad T400 TrackPoint」「2-piece Trackpoint」「USB Trackpoint WZ-T420」で行っています。
https://deskthority.net/wiki/TrackPoint
(上記URLはたまにHTTPステータスコード500で表示されないことがあります)
トラックポイントモジュールの購入先
正規品は米Sprintek社などから購入可能なようですが私は試したことがありません。送料等もあり単品購入だとかなりお高くなります(多分7000円くらい)。ただ、3.3V版なども選べるので採用すればシンプルな設計が可能かもしれません。
私は以下の方法でお安く入手しています。
- ジャンクのThinkpadのキーボード部分を買う … 秋葉で安ければ100円とか
- Thinkpad用の保守部品を買う … Aliexpressで1500~2000円くらい
- 素性不明なUSB化されたモジュールを買う … で4000円くらい
※いずれも上記リンクの購入先が安全であることを保証するわけではありません
※見知らぬモジュールが付いてくることもあります。(ありました)
※手に入れたモジュールのピンアサインなどは前述のWiki(https://deskthority.net/wiki/TrackPoint)を参照してください。ただし記載に嘘もあります(ありました。「USB Trackpoint WZ-T420」のCLKとDATAが逆だったり)
※経験上Thinkpadについているのは5V版ですが3.3V版のモジュールが付いている可能性もあります(その場合5Vをかけると壊れるかもしれません)
回路図
回路図は以下の通りです。

接続方法
一部表記に重複があり紛らわしくて申し訳ありません。

左列(7ピンの側)
| 基板上のシルク | 回路図のラベル名 | 接続先 |
|---|---|---|
| 5V | +5V | MCUの5V端子 |
| 3V3 | +3.3V | MCUの3V3端子 |
| CLK_3V3 | CLK_3V3 | MCUの未使用ピン |
| DAT_3V3 | DAT_3V3 | MCUの未使用ピン |
| GND | GND | MCUのGND |
| SW_L | SOURCE | スイッチの下流側ピン(COL2ROWならROW側) |
| SW_H | DRAIN | スイッチの上流側ピン(COL2ROWならCOL側) |
| ELEC | ELECTRODE | タッチセンサーの電極 |
※SW_L、SW_H、ELECはタッチセンサーで使用するピンです(トラックポイントだけ使用する場合は接続不要)。
※ELECに接続する電極は適当な金属部品を使用してください。上のツイートでは真鍮管を使用しています。感度の設定(後述)次第では指がキーキャップごしにタッチを検知できます。
右列(5ピンの側)
| 基板上のシルク | 回路図のラベル名 | 接続先 |
|---|---|---|
| 5V | +5V | トラックポイントモジュールのVCC |
| RST | RST | トラックポイントモジュールのRST(Reset) |
| CLK_5V | CLK_5V | トラックポイントモジュールのCLK(Clock) |
| DAT_5V | DAT_5V | トラックポイントモジュールのDAT(Data) |
| GND | GND | トラックポイントモジュールのGND |
はんだ付けが必要な部品について
また、下図左下のU1は同梱のICのはんだ付けをお願いします。(赤丸の位置が1番ピンになります)。これはタッチセンサなので、タッチを使用しない場合は付けなくても構いません。

タッチ感度の調節について
C2の部品がトリマコンデンサとなっており、タッチセンサーの感度が調節できます。SEHWA のSTC3ME30-T1という型番のパーツで、8pF~28.5pFの間で静電容量を調整可能です。詳しくはデータシートなどでご確認ください。
ファームウェアについて
トラックポイントモジュール自体はPS/2で動作しています(最近の新しいものもPS/2のようです)。QMKはPS/2デバイスをサポートしていますのでソースファイルを一部書き換えることで動作させることができます。
私はRP2040ZeroおよびTinyで以下の2点の修正のみでトラックポイントが動作することを確認済です。(GP5とGP6に接続した例)
keyboard.json
"ps2": {
"clock_pin": "GP6",
"data_pin": "GP5",
"driver": "vendor",
"enabled": true,
"mouse_enabled": true
}
config.h
#define PS2_PIO_USE_PIO1
その他詳しくはQMKのドキュメントを参照してください。
Thinkball70
Thinkballに関する制約事項は頒布の際にお伝えした通りです。難易度が高いかと思いますがよろしくお願いします。

使用するパーツ
記憶を頼りに書いてますので間違ってるかもしれません。。。
- Keyballのセンサー基板 …1個
- ボールケース(Keyball純正またはけぺおさんのやつ)…1個
- トラックボール(ケースに有ったサイズの物) …1個
- ProMicro Type-C版 …2個
- 普通のコンスルー 12ピン(ProMicro用)…4個
- L字コンスルー 7ピン(センサー基板用)…1個 →メルカリなどで売られていることがありますが、もし入手が難しい場合は私までご連絡ください
- Cherry MX用ホットスワップソケット …67個(左上と右上の4箇所はホットスワップ非対応のため)
- Cherry MX互換スイッチ …71個
- スタビライザー(PCBマウント)
- キーキャップ(Majestouch2の日本語配列キーキャップに対応)
- ダイオード(1N4148W、1N4148などSMD、リード両対応)…72個
- リセットスイッチ(一番よく使うあれ)…2個
- TRRSジャック(一番よく使うあれ)…2個
- M2平頭ねじ(多分4mm)…8本
- M2インサートナット(多分長さは3mmで外径3.5mmのやつ)…8本
- M1.7平頭ねじ(ボールケース固定用、長さ忘れましたすみません)…2本
- ケース…一式
- TRRSケーブル(なるべくコネクタの樹脂部分が細い方もの)…1本
- USBケーブル…1本
- 二塩化メチレン(ケース接着用)※PLAの接着
回路図
基本はKeyball61(rev1)をベースにしています。マトリクスのサイズは変えていませんが、未使用だった箇所にスイッチを追加しています。LEDやOLED、ジャンパなどは取り除いてあります。
右手側

左手側

ファームウェア
KeyballのQMKのソースをベースに作成してください。
ケース
以下のリンクからSTLをダウンロードして各自でプリントしてください。
ケースは左右ともに上下パーツに分かれていますが、上下はねじ止めでななく接着する設計となっています。私はPLAで3Dプリントし二塩化メチレンで上下パーツを接着しその上でで表面塗装しました。その後インサートナットを熱圧入しています。
組み立て
- ケースを3Dプリントし、上下を接着しインサートナットを熱圧入します。任意で塗装してください。
- スイッチプレートのマスキングテープに「CUT」と書いてある箇所をPカッターなどで切り取ります。(切り取らないとスタビが干渉し組み立てが非常に困難になりますが不可能ではありません。ただしメンテナンス性が非常に悪くなります)
- メイン基板にダイオード、ソケット、TRRSジャック、リセットスイッチ、センサー基板用コンスルーをはんだ付けします
- メイン基板の右上と左上の4箇所のスイッチをはんだ付けします
- スタビを装着します
- スイッチプレートを装着します(右上の切り欠いてある部分をスライドするように挿入、スタビとの干渉でここが一番大変)
- 残りのスイッチをソケットに取り付けます
- ProMicroをコンスルーで取り付けます
- ケースに基板を横からスライドして挿入しネジ止めします
- センサー基板とボールケースを取り付け、M1.7 ねじでボールケースを裏からねじ止めします
- 適当な位置にゴム足を貼り付けて完成です
以上です