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バルーンで腸が想定以上に拡張されたので、今月中の手術になりそう

木曜日、二度目の「内視鏡的大腸バルーン拡張術」を受けた。小さな手術である。内視鏡を尻から突っ込んで、バルーンで腸を広げる。おれの腸で狭窄していた部分は、直腸切除後の接合部だ。この接合部が狭いままだとストーマ(人工肛門)閉鎖後に排出物が通らない。だから広げる。そういう手術である。

 

内視鏡的大腸バルーン拡張術の感想 - 関内関外日記

 

内容は、一回目と同じであった。当たり前か。ただ、術後に「次の次くらいですね」ではなく、「ちゃんと広がっていたので、次、確認ですね」というようなことを言われた。おれの中では四回のバルーン拡張手術だと計算していたので、一回減るのは悪くない。そんなことを思った。思いながら、どんどん効いてくる麻酔に気を失いそうになった。次の予約は二週間後。

 

で、病院終わって会社行って働いて、歩いて帰宅。歩きながら、出たばかりの、くるりのニューアルバムを聴いていた。と、電話のコール。最近は迷惑電話みたいなやつは即留守電になるようになっている(そういう設定をした覚えはないが、そうなっているので、まあいいかと思っている)。しかし、鳴った。鳴ったので、アワアワとなった。おれはふだん、iPhoneを電話機としてほとんど使用しない。電話がかかってきて、そのとき音楽を聴いていたりしたら、どう操作していいかわからない。あ、けど、画面を見ると、通っている市大病院の代表番号じゃないか。なにか支払いに問題でもあったのだろうか。

 

いったん通話が切れたので、こちらからかけなおしてみる。若い女性らしき声の人が出た。

 

「お名前は? ご家族の方ですか?」

 

え、なんだそれは、家族? わからない。あ、あれか? なんか緊急入院の家族とかか。

 

「あの、そうではなくて、いまそちらから電話があって、切ってしまったので折り返したのですが」

 

「間違い電話かもしれないので、こちらからかけなおしますので、ここにはかけないでください」ガチャ、ツーツー。

 

あ、切られてしまった。忙しそうだ。あらためて留守番電話を確認する。

 

 

「部長の内視鏡」の「部長」は文字起こしミスだろう。でも、完全におれの治療の話じゃん。うーん、この医師の名前を出したら繋いでもらえるかな? 電話を待つのも気苦労だし、医師も今は電話できるタイミングだったのだろう。今なら話が早いのでは? もう一度電話する。今度は年配の男性らしい人が出た。

 

「あの、そちらに通院している患者ですが、消化器外科の◯◯先生から今しがた電話があったのですが、切れてしまって、つないでもらえないでしょうか?」

 

「お名前をお願いします」

 

で、名前を言ったらすぐにつないでもらった。医師の話は上の内容に続いてこのようなものであった。

 

「内科の先生と協議した結果、当初予定していた2/27の手術が可能ということになりました。つきましては、再来週にバルーンの予約と、3月の頭に診察の入れられていると思うのですが、来週の水曜日の12時に診察の予約を入れました。その2日後に手術を受ける病院の方へ……」

 

えー! まだ、2/27の手術予約仮押さえ生きていたのかよ。前回おれはこう書いた。

 

バルーンがどうだったか聞かれたので、「あと三回くらいと聞きました」と答える。次のバルーン予約日はきていたようだが、その辺の意思疎通はないようだった。

 

「それで、2月27日の手術日はおさえてあるんですが、どうしますか?」

 

え、どうしますかって、それはおれが聞かれることだろうか。バルーンができるのは二週間に一回(腸に負担なので)。間に合わんのでは? え? どういうこと?

 

というわけで、かなりびっくりした。困惑、混乱。「あ、そうでなんですね。ありがとうございます。えーと、予約ですが来週水曜日の……」とあらためて確認して電話を終えた。こんな時間まで医師は働いているのだな。いや、しかし、電話で直に伝えてくることもあるのか。とりあえず急いでiPhoneのカレンダーに聞いたばかりの予約時間を入れる。聞き間違いだったらどうしよう。……というわけで、翌日病院に確認の電話をかけてみたが混雑で繋がらず、繋がったと思ったら機械音声で「予約の確認、変更は平日12時〜16時までに以下の番号に……」とはねられてしまった。まあ、こちらも「道端で電話で聞いた」以外の証拠がなにもないので、いくら忙しくても確認することくらい許してほしい。……というか、ウェブ上に「マイページ」みたいなのがあって、受信履歴と予約とか確認できるようになればいいのにな。まあ規模のでかい病院なので、そんなシステム導入するのにはむちゃくちゃ金がかかることだろう。

 

しかしなんだね、バルーン拡張なんて、たかだか数十秒。入れっぱなしで2週間とかなら拡がるのもわかるが、そんなん戻るんじゃないのか? そのあたり、もちろん医師に聞けば説明してくれるだろうが、治療行為としては無駄な時間の浪費になるので、調べた。が、いまいちわからん。なのでAIに聞く。AIに治療上の判断を委ねたりはしないが、こういうことを聞く相手としては適している。

 

吻合部狭窄の正体は多くの場合:

手術後の瘢痕(はんこん)=傷あと組織

これは普通の筋肉ではない。
コラーゲンが過剰に沈着した硬い組織

つまり狭窄は:

  • 「筋肉が縮んでる」ではなく

  • 「硬いリングができている」

 

ふむ。

 

では、バルーンは何をしているのか?

一言で言うと:

瘢痕リングに“微細な亀裂”を入れている

風船で押し広げるとき、

  • 粘膜がまず伸びる

  • その下の瘢痕が限界まで引っ張られる

  • 一部がマイクロレベルで裂ける

それによって

→ 内径が広がる

 

はあ。

なぜ“何十秒”でいいのか?

重要なのは時間より:

  • 直径

  • 圧力

  • 組織の限界点

一度、組織が“降伏点”を超えると:

  • コラーゲン繊維の配列が変わる

  • 微小断裂が入る

  • その状態で治癒すると少し広い径で固定される

だから

短時間でも意味がある

整形外科で拘縮関節を伸ばすのと似ている。

 

バルーンで微細な破壊を起こしていたのか。ならばゴムのように戻らないのも納得できる。もちろんこれが正しいかは知らないので、ほんとうに気になった人は医師に聞くべきだ。

  

あー、まあそれはいい、それは今はどうでもいい。問題はおれの手術だ。本当にいきなり今月なのか。おれのなかでは一ヶ月後だったので、ちょっと困惑する。おれはそういうタイプの人間だ。とはいえ、ストーマが閉鎖されることは正直うれしい。その後にLARSという排便障害が待っていて、下手すれば一生お出かけもできない身体になるとわかっていても、今はうれしさが勝っている。早くストーマとおさらばできると聞いて、そうなった。「余ってしまったストーマ装具などはメルカリで売るのか? メルカリで売るのってどうすればいいんだ?」とか思っている。そんな余裕のある話ではない。でも、治療の流れとしては、希少がん切除→一時人工肛門造設→一時人工肛門閉鎖というのは最初から決まっていたことだ。そのとおりになっている。今はもう、その流れに身を委ねるしかない。

 

つづく。

 

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