以下の内容はhttps://goldhead.hatenablog.com/entry/2026/01/01/000000より取得しました。


令和八年 年頭所感

 

がんの手術を受けた。

腹には人工肛門が造設された。

おれの身体は不自由になった。

とっくに不自由だった精神もさらに病んだ。

おれはつかれてしまった。

なのに人工肛門は世話が必要だ。

おれは摩滅してしまった。

なにもする気の起こらない人生だった。

それは間違いだった。

まだなにかやる気があった。

それが完全に失せてしまった。

失せてしまってそれに気づいた。

おれはもうだめだ。

この人工肛門は閉鎖される予定だ。

閉鎖後に待っているのは排便障害だ。

今度はおむつを履いて生きることになる。

何ヶ月も何年も生きることになる。

いつまで生きなければならないのかわからない。

飲むよろこびも食べるよろこびも失った。

外に出ることもできなくなる。

なけなしの金はさらになくなる。

おれにはなにもなくなる。

世界は黒くなる。

次に世界は白くなる。

真っ白な世界でおれは孤独になる。

だれの声も届かなくなる。

知らない音楽が聴こえてきておれはいなくなる。

 




以上の内容はhttps://goldhead.hatenablog.com/entry/2026/01/01/000000より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14