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【ネタバレ注意】高い城のガンダム 『Gundam GQuuuuuuX』の映画見てきた

ついに根負けした。映画『Gundam GQuuuuuuX-Beginning』に根負けした。ネタバレを見ないようにするのに根負けした。最初は「どうせテレビでやるんだから、放送待てばいいだろ」と思っていたのだが、なにかどうもネットに「ネタバレをしたらよくない」という空気があって、それでもやはり【ネタバレ注意】の感想や考察が話題になっており……。それで、「いったいテレビ放送はいつからなんだ?」とか思ってWikipediaなど開いてしまって、「あかん!」とすぐに閉じたり……、もうつかれた。おれの負けだ。見に行くことにした。もし、ここまで、見ようかどうか迷っている人に言うならば、「映画館のスクリーンで見る」ということにも価値があるとだけは言っておく。

 

 

 

はい、こっからネタバレします。

 

おれは2022年にこう書いた。

タイトル - 関内関外日記

アニメ『平家物語』の話。平家は何度も何度もあのように滅んできた。プレーヴェが何度も社会革命党戦闘団のテロで殺されてきたように。デニムとジーンがアムロに殺されてきたように。物語は繰り返される。

 

さらにさかのぼって2008年にはこう書いた。

PSP『SDガンダム Gジェネレーションポータブル』 - 関内関外日記

……それにしても、ジーン、そしてデニム、スレンダーはこの世でなんど同じことを繰り返さなければいけないのだろうか。ガンダムというものがどれだけ続くのかはわからないが、1stが何かメディアを移し替えるたびに、ジーンは「シャア少佐だって、…戦場の戦いで勝って出世したんだ」って言って、結局アムロにぶっ殺されなければいけないのか。「ジーンのやろうとしたことは正しかったな」と見る者が思おうと、それはやはり過酷すぎる運命。なぜ彼は新約におけるユダのような罪を背負いつづけなければいけないのか。俺は、いつか、ジーンもデニムもスレンダーも救われ、みんなで笑って暮らせるようなサイド7になればいいと思う。

 

このように、おれはデニムとジーンの運命について考えてきた人間である。「ガンダムというものがどれだけ続くのかはわからないが、1stが何かメディアを移し替えるたびに、ジーンは「シャア少佐だって、…戦場の戦いで勝って出世したんだ」って言って、結局アムロにぶっ殺されなければいけないのか」。この運命を救うものはいないのか。いないのだろう。歴史というものはそういうものなのだ。そこに人間の運命の過酷さがある。

 

が、『ジークアクス』が描いたものはなんだったのか。デニムとジーンの救済が描かれているではないか。まるで、ユダがイエスと通じていたとする異端的な「ユダの福音書」のようなものではないか。これにはびっくりした。すげえと思った。やってくれたなと思った。そうだ、あの場面にシャアがいれば……、ガンダムをぶち壊していたら、歴史は変わったかもしれない。

 

それを、公式のガンダム最新作で、やってのける。それにしびれる、あこがれる。秀逸なパロディでもあり、歴史のif。仮想戦記ものというジャンルがあって、たとえば太平洋戦争で日本軍があのときこうしていれば……みたいなものがある。宇宙世紀ガンダムは、そのような「歴史」になっているのだということだ。ガンダム知らん人にはわからんだろうが。

 

ガンダム知る人、知らん人。おれは一応、自分はガンダムを知っている人間だと思っている。そういう世代だと思っている。1stの放送と同級生で、まあ0歳から見ていたわけじゃないが、その後の再放送、再々放送……を見てきたし、小学生の頃には小説版も読んでいたし、なによりSDガンダムが流行りに流行っていた。シャリア・ブルといえばブラウ・ブロだろ、くらい即答できる常識の範囲だ。その後の宇宙世紀ものも、そうでないものも一通り見てきたといっていいだろう。マニアではないが、そういう時代を生きてきたということだ。

 

そんなおれが見た、この『ジークアクス』のやり口。実にいいじゃあないか。宇宙世紀ファンも唸らせるし(もちろん怒っている人もいるだろうが)、そうじゃない人にもなにか新しい感じのガンダム感が出ている。関係ないが、いや、あるが、おれが『トップをねらえ2!』をものすごく好きなせいもあるかもしれないが、いいアニメになっているとは思わないか。おれは思う。

 

というわけで、『ジークアクス』は宇宙世紀の仮想戦記だった。もしもあの偵察でガンダムがシャアの手にわたり、戦争もジオンが勝っていたら、という。これが、おれがおそれていて、なんとか避けることのできたネタバレだった。なるほど、これは知らないで見てよかった。根負けしたおれの判断は正しかった。

 

して、この仮想戦記から思い浮かぶ小説が一つある。フィリップ・K・ディックの『高い城の男』である。

 

 

第二次世界大戦で枢軸国が勝ったあとのアメリカが舞台だ。それだけならただのifだが、その世界では連合国側が勝ったら、という仮想歴史小説が密かに流行しているのである。そこからこちらとあちらを行き来していくのはディックならではだろう。

 

これ、『ジークアクス』でもできるよな。密かに配信されているアニメ作品。アムロ・レイというニュータイプが戦局を一変させ、連邦が勝つ。しかし、そのアニメの世界が実は……。そんなギミックを仕込める。そんな可能性もある。SFだ。

 

そうだ、いろいろな可能性がある。ベースが宇宙世紀なので、その後のZやZZの登場人物が、意外な形で出てきてもおかしくはない。あくまで本作の主人公は本作の主人公たちなので、主役を乗っ取るようなことはないだろうが、なんならカミーユやジュドーが出てきてもいいだろう。むろん、アムロもだ。そして、シャアはシャアでもう出てきてしまっている。キーパーソンだ。もはやパーソンかどうかもわからない。「赤いガンダム」もナラティブみたいになったわけでもなく、人が乗っているしな。どうするんだろうな。楽しみだよな。

 

あとはな、最初に劇場で見たほうがいいと書いたのは、あの1stをこういうクオリティというか、絵というか、そういうもので見せてくれる。ブラウ・ブロをIMAXのスクリーンで見られる、もう、これは楽しすぎる。ここまで読んでいるのは、もう見た人間だと思うけど、おれは見てよかったよ、ほんとう。

 

そんじゃ、ネット上の感想とか考察とか見に行くので、おしまい。

 




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