今年はあまりコンテンツを見られなかったが、一般向けというよりコア目なコンテンツが特に気になった1年だった。また、タイプロや国宝、クウガ展といった「プロセス」について特に興味がわき、心を動かされたような気がする。ネットフリックスが全然見られていないので、2026年はいろいろ見たい。
1位:タイプロ【ドキュメンタリー・Netflix】
2位:フジテレビ騒動【ニュース・本】
3位:大阪・関西万博【展示】
4位:国宝【映画・YouTube】
5位:仮面ライダークウガ展【展示】
6位:半沢直樹【ドラマ(DVD再視聴)】
7位:ダウンタウンプラス
8位:公明党サブチャンネル【YouTube】
9位:伊東市長と前橋市長【ニュース】
10位:工藤会関係【YouTube・本】
1位:タイプロ【ドキュメンタリー・Netflix】
これは、2025年、抜群に刺さったコンテンツだった。
「アイドル」という仕事の真髄を目の当たりにした。
タイプロという、次のメンバーを見つけるオーディションであると同時に、
オーディションのプロセスを通じて成長していく「タイムレス」というアイドルそのものの生きざまを見せつけられた気がした。
本気と本気がぶつかりあう素晴らしさ、また、その本気のぶつかり合いを経て生まれるパフォーマンスの力強さに圧倒され、アイドルに感動したことがなかった自分が、涙があふれてしまった。
そして、ファンクラブに入りました。新メンバーじゃないけど、素直で優しくて、愛に溢れる松島くん推しです。
timelesz-project.com
2位:フジテレビ騒動【ニュース・本】
日本を代表する会社がこんな醜態をさらすのかというほど、あっけなく、何をしてるんだよ、と怒りたくなるような、そんな出来事だった。
2024年の年末に出た中居くん騒動が、まさかこんなことに発展するとは思わなかったし、社長会見の失敗がここまで尾を引いて、かつそれが構造的な問題に起因すると分析されうるのがとても面白く、興味深かった。
まず第三者委員会報告書。
あらゆる組織にあてはまる組織の同質性に関する指摘や、そうした分析を踏まえた、フジテレビ経営陣が機能不全に陥っていたことを導く、とても示唆に富む報告書。
同質の人間のみが帰属して意思決定が歪んでいくことは、決してフジテレビだけの問題ではなく、他の日本企業にも同様に当てはまるのではないかと思った。
【公表版】
https://www.fujitv.co.jp/company/news/250331_3.pdf
【要約版】
https://www.fujitv.co.jp/company/news/250331_2.pdf
そのうえで、フジテレビ特有の会社の歴史を分析するのが、「メディアの支配者」「二重らせん」の2冊。
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フジテレビは、鹿内家を中心にし、テレビ・新聞・ラジオを統括する一大メディアグループだったが、そうした一族支配の打破や各メディアの自立を掲げてクーデターを起こしたフジテレビの日枝氏が、まさかそのまま長期間頂点に君臨し、フジメディアホールディングスというメディアグループを作り上げる矛盾の歴史が、フジテレビにはある。
フジテレビの若手ディレクターが、自らの反省をもとにドキュメンタリーを作成していたが、そのドキュメンタリーにも、フジテレビの反省番組にも、日枝氏は登場しなかったし、フジテレビの自浄作用の限界を感じた。
そうした矛盾がどこかでひずみを生み、港社長の静止画会見という、もはや笑うしかないお粗末な対応を生み出したのかと思うと、何事もすべてつながっているのかと思う。
結局、どれだけ、政治家や他の会社のことは第三者の立場で立派に報道していたとしても、自らの襟を正せない組織は、いかがなものかと思う。テレビ局などマスメディアは、電波の既得権の立場にあぐらをかき、正しいガバナンスが効いていないのではないかと思わざるを得ない。
その点、テレビ朝日(BS朝日)の田原総一朗氏降板を巡る騒動について、リハックの高橋氏が、テレビ朝日に対して事の経緯について質問をするも全く回答がなかったことに言及し、「自社の話についてこのような不誠実な対応であるならば、テレビ朝日の取材は今後受けなくてもよい」と憤慨しており、まさにおっしゃるとおりであると思う。
www.youtube.com
そうした、他人に厳しく自らに甘い体質が、テレビの信用をどんどん下げていく構図となっていることへの自浄作用が働かないことへの構造的な限界は、電波という既得権が続く限りは解消されない。
3位:大阪・関西万博【展示】
2回行くことができた。
「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマよりも、各国が日本に集まり、いい大人たちが楽しんでいる「世界規模の文化祭」という印象を受けたが、フラットにとても面白かった。
落合陽一のnulは相変わらずよくわからなかったし、
アゼルバイジャン館の展示はカオスすぎて面白かったし、
フランス館の展示はフランスの文化力を感じる洗練具合だったし、
何より、大屋根リングが大きすぎた!!すごい。
日本中・世界中から人が集まって万博を見に来ていてミャクミャクに熱狂している姿がとても印象的だった。
もちろん、税金を使ってここまでやるか、という視点はあるかと思うが、一方でこの規模の文化体験コンテンツを日本で開催することの、日本の文化資本の向上に与える影響は大きいのではないかと思う。大阪への旅行が増えるという経済効果もあれど、そういった定性的なインパクトは計り知れないように思う。
黒字でよかった。
主要なパビリオンは人気でなかなか入れなかったので、閉幕後でも入れなかった人向けにインターネットチケットで開放するようなコンテンツがあってもよかった。
4位:国宝【映画・YouTube】
3時間の長編映画であるにもかかわらず、3時間という長さを感じさせない高密度な映画。
一流の歌舞伎役者ができるまでの成長過程の苦悩、「家柄」や「家族」を巡る苦悩、あらゆる人の苦悩が混ざり合い、あらゆるものが除かれて残ったものが、「国宝」の舞台。
芸に生をささげ、芸を次代に受け継ごうとする担い手たちの本気。
人を感動させるコンテンツは、そういう熱から生まれるのだなと実感した。
なお、さらば青春の光のYouTubeで、「国宝を3分割してみる」動画があったが、国宝を見た後、全部を知ったうえで話を聞くと、設定から中身から何から何までがしょうもなく、くだらなすぎて、とても面白い。
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5位:仮面ライダークウガ展【展示】
kuuga25th.com
遂に行けた仮面ライダークウガ展。東京のチケットは取れなかったので名古屋に。
自分と同世代もしくは自分より上の世代だけかと思いきや、若い女性などもたくさんいて、仮面ライダークウガのすそ野の広さを実感した。
自分は仮面ライダーファンではないが、仮面ライダークウガだけ何回も見直しているファンなのだが、仮面ライダークウガは、何回見直しても、
・怪人と人間が共存している恐怖感のリアリティ
・クウガと怪人が戦う葛藤に重ねた、怪人とは関係ないトラックの人間模様のリアリティ
・長野県、東京都、警視庁、科警研といった組織をめぐるリアリティ
は、変に子供じみていなくて、ストーリーに納得感があって面白い。
クウガ展に行って脚本原案を見ても、やはり「なぜ、○○はここでこうするのか」というストーリーが徹底して作りこまれていたことを感じることができ、改めて仮面ライダークウガの良さを追体験することができた。
6位:半沢直樹【ドラマ(DVD再視聴)】
親用に購入したDVDを視聴。
ストーリーを全て知っているにもかかわらず、何回見ても面白い。
何よりストーリが単純で絶対に見失わないし、味方役と一緒に、敵役にリベンジしていく成敗のプロセスがたまらなく面白い。
7位:ダウンタウンプラス
楽しみにしていたダウンタウン!
「実のない話トーナメント」や「笑いの証明」など、絶妙な企画。
これからダウンタウン二人の企画も見られることに期待し、7位。
downtownplus.com
8位:公明党サブチャンネル【YouTube】
公明党のサブチャンネルが面白い。
政党も議員も、サブチャンネルというフィルターを通すと、本音でしゃべっている。
特に、落選議員の日常にフォーカスしたものは、NGもなく、絶妙な悲壮感と絶妙な前向き感がたまらない。
政治のチャンネルでここまでふざけられるのか、という発見があった番組。
「サブチャンネル」と名乗れば何でもいいというわけではない気がするが。笑
youtu.be
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自らに批判的な立場の人も登場させるところに、信頼を感じる。
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9位:伊東市長と前橋市長【ニュース】
ニュースとして、面白すぎる。
伊東市長は学歴詐称を正直に誤ればよかったのになんでそこまでこだわるのか。
前橋市長は不倫を認めればいいのになんでそこまでこだわるのか。
この2人の女性市長に翻弄された日本中、というメタ的な観点でもとても面白い。
さすがのリハック。
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10位:工藤会関係【YouTube・本】
なぜか工藤会に関するコンテンツにはまってしまい、本を買い込んでしまった。
日本最大の山口組でもなく、大都市東京に巣食っているわけでもないのに、ここまで注目される「工藤会」はどんな組織なのか、なぜ壊滅作戦が成功したのか、について気になった。
工藤会が凶暴化し経済を牛耳っていった背景には、暴力団排除の標章シールを県民に張らせて県民を工藤会との前面に立たせて襲撃を招き、警察が県民を守ってくれないことへの不信感が強かったこともあったとのこと。
戦略・戦術の誤りが犠牲を生むことの重大さと、「指揮官」の重要性を実感した。
youtu.be
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そのほか、
・トランプがどのように誕生したかを鮮明に描く「アプレンティス」や、
・キンタマについて終始真剣に語る「世界金玉考」、
・「渡部を地獄から救った芸人」を見た。「笑い」で人は救われるのだな、と改めて感じた。
trump-movie.jp
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【見た映画・ドラマ】 ※★は面白かったもの。映画は17本。<>は劇場
ホールドオーバーズ
★関心領域
正体
十一人の賊軍
ロストケア
侍タイムスリッパー
★新幹線大爆破
夜明けの全て
★カラオケ行こうよ
教皇選挙
★アプレンティス
ヴューダ・ネグラ
<国宝>
罵倒村
ルックバック
ミッドウェイ
フロントライン
(ドラマ)
★タイプロ
チ
ベターコールソウル
★アドレセンス