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金刀比羅宮とデザイン

今年1年間、国家公務員が地方自治体の課題解決を支援する「地方創生伴走支援制度」の一環で、香川県琴平町の担当をさせてもらっていた。

 

何度か現地に足を運ぶ中で、たくさんの素敵な出会いがあった。

 

その1人が、池商店の池龍太郎さんだ。

 

金刀比羅宮を守る5つの家(いわゆる五人百姓)のうちの1つである池家の28代目。

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若くして池商店を継ぎ、お土産の飴屋を経営者としての表情と、琴平の面白さや琴平の魅力を語るストーリーテラーとしての表情を持っている。

 

「あなたも琴平町の小さな観光大使」

これをコンセプトに、琴平町だけではなく、あらゆるところに現役の語り部として琴平町の魅力を伝えまくっている人だ。

note.com

 

その薫陶を受けたうちの1人が、僕だ。

 

 

池さんの「琴平学」講座をみっちり受けて琴平の魅力をたっぷりと吸収した後、池さんの導きで一緒に参拝させてもらったのだが、池さんの話を聞く前と聞いた後では、金刀比羅宮の見える景色が180度、変わった。

 

金刀比羅宮は、ただ「山の上にあるそこそこ歴史の深い神社」ではない。

 

 

一言で言えば、「意味の徹底」

 

 

金刀比羅宮は、ありとあらゆる要素が“デザイン”されている。

 

◎そもそも、金刀比羅宮がなぜここにあるのか?

◎なぜ、石段は「786段(公称)」で、実際はそこから1段マイナスした「785段」なのか。

◎五人百姓とは何者なのか。いつからここにいるのか。

・・・

 

金刀比羅宮が紡いできた全てに意味があり、全てに歴史がある。

 

一方で、何か特殊な要素や技術が発揮されているわけではなく、いずれも、建築物や構造、石段といったそれ自体は至極シンプルなものに、それぞれ意味が宿っているに過ぎない。

 

けれど、それらシンプルなものが、それぞれ完全に意味が徹底されていることを通じて、神社全体がある種の神秘性を帯び、金刀比羅宮が金刀比羅宮たりえる宗教性を有している。

 

デザイナーの原研哉は著書「デザインのデザイン」で、「デザインとは、自己表明であるアートと異なり、人の感情を引き起こす仕組みづくりである」と喝破している。

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そのうえで、「一見無駄で役に立たないようなものこそ、実は豊かである」という荘子の「無何有の郷」という考え方を引用し、そうしたものたちの「たたずまいこそが吸引力を生む」と指摘している。

 

 

池さんは、よそ者には解読できない金刀比羅宮の「ただずまい」をデザインとして翻訳し、我々に分かりやすく魅力を伝えてくれる唯一無二の語り部である。

 

 

しかし、そんな、金刀比羅宮を何でも知っている池さんと一緒に参拝させてもらった中で、池さんが、「うわ、それ僕も気づきませんでした。」ということがあった。ほぼ毎日参拝している池さんでさえ、いまだに気づいていない「デザイン」が、金刀比羅宮には潜んでいる。

 

恐るべし、金刀比羅宮。

 

太古1,000年以上昔から続く歴史に感服するばかりか、だてに「一生に一度はこんぴらさん」って言われ続けているわけじゃないな、、、と、畏れいった金比羅宮参拝だった。

タブーはやめよう。

アメリカによるイラン攻撃。

そしてイランによるホルムズ海峡封鎖。

 

まさに、日本において、集団的自衛権の行使容認が議論されていた当時、遡上に上がっていた「ホルムズ海峡の封鎖」が現実的になった。

news.tv-asahi.co.jp

 

そんな中、足元の日本では、高市総理が昨年11月の予算委員会で発言した、「台湾有事は存立危機自体になりうる」という発言自体を、野党が問題視していた。

 

議事録を見ると、発言はこういうものだ。
(昨年11月7日衆・予算委)

○岡田(克)委員  
 【略】例えば、失礼ですが、高市総理、一年前の総裁選挙でこう述べておられるんですよ。中国による台湾の海上封鎖が発生した場合を問われて、存立危機事態になるかもしれないと発言されました。 私も、絶対ないと言うつもりはないんです。だけれども、これはどういう場合に存立危機事態になるというふうにお考えだったんですか。お聞かせください。

 

○高市内閣総理大臣 【略】一般論として申し上げますけれども、今、岡田委員も、絶対にないとは言えないとおっしゃっておられました。いかなる事態が存立危機事態に該当するかというのは、実際に発生した事態の個別具体的な状況に即して、全ての情報を総合して判断しなければならないと考えております。 存立危機事態の定義については、ここで申し述べますと時間を取りますが、事態対処法第二条第四項にあるとおりでございます。

 

○岡田(克)委員 海上封鎖をした場合、存立危機事態になるかもしれないというふうにおっしゃっているわけですね。 例えば、台湾とフィリピンの間のバシー海峡、これを封鎖されたという場合に、でも、それは迂回すれば、何日間か余分にかかるかもしれませんが、別に日本に対してエネルギーや食料が途絶えるということは基本的にありませんよね。だから、どういう場合に存立危機事態になるのかということをお聞きしたいんですが、いかがですか。

 

○高市内閣総理大臣 これはやはり他国に、台湾でしたら他の地域と申し上げた方がいいかもしれませんが、あのときはたしか台湾有事に関する議論であったと思います。その台湾に対して武力攻撃が発生する、海上封鎖というのも、戦艦で行い、そしてまた他の手段も合わせて対応した場合には、武力行使が生じ得る話でございます。  例えば、その海上封鎖を解くために米軍が来援をする、それを防ぐために何らかのほかの武力行使が行われる、こういった事態も想定されることでございますので、そのときに生じた事態、いかなる事態が生じたかということの情報を総合的に判断しなければならないと思っております。 単に民間の船を並べてそこを通りにくくするといったこと、それはそういった存立危機事態には当たらないんだと思いますけれども、実際に、これがいわゆる戦争という状況の中での海上封鎖であり、またドローンも飛び、いろいろな状況が起きた場合、これはまた別の見方ができると考えます。

 

○岡田(克)委員 今の答弁では、とても存立危機事態について限定的に考えるということにはならないですよね。非常に幅広い裁量の余地を政府に与えてしまうことになる。だから、私は懸念するわけですよ。【略】

 

特に問題のあることを言っているというよりは、既存の政府見解の中で答弁をし、あくまで可能性の話に関する答弁を求められたがゆえに、可能性として話をしたに過ぎないと思えるが、野党からしたら、そうした発言をすること自体が問題らしく、撤回を求める騒ぎになった。

 

いま日本では、そうした現実的な安全保障についても、あくまで可能性として議論することすら、認められないらしい。

(※しかも、昨年予算委員会では野党委員自ら具体例を持ち出して議論をふっかけておきながら、可能性を答えることすらもダメらしい。)

 

しかし、そもそも、「選択肢の議論」すらを封殺することが果たしていいことなのか。

 

野党はいわゆる「リベラル」に位置づけられると思うが、リベラルと言ってすぐ思い浮かぶのは保守派と異なって自由な言論など市民の権利を重視するはずだが、そうではないのか。

 

日本には、議論を持ちかけるだけでタブーになる話が少なくない。

 

同種の議論としては、「非核三原則」。

 

いわゆる「非核三原則」は周知の事実だが、故・中川昭一議員が喝破したのは、「日本は非核三原則の「持たず・作らず・持ち込ませず」に加えた、『言わせず・考えさせず』の非核五原則なんだ。」ということ。

 

まさにそれが発揮されたのが、故・安倍元総理が総理退任後、核シェアリングの話を提起したときだった。

www.fnn.jp

 

これまでの平和主義一辺倒では通用しない時代になった今、あらゆる選択肢をテーブルに乗せて、フラットに議論すべきであり、議論すること自体が悪、となるのは逆にとても危険であると感じている。

 

例えば、軍隊をダメだ、と主張をしている中で軍隊めいたものを持たざるを得ない安全保障環境になったとき、それを非合法な形でグレーゾーンで管理するより、きちっと正面から認めたうえできちんと管理する方が、”暴走”は防げるのだと思う。

 

これまでの延長線上にない世界になった今、安全保障に限らず”タブー”はやめて、きちんと現実に向き合うべきではないか、と強く思います。

国民は最も現実的な政策を選んだ

衆院選が終わり、高市自民党が歴史的圧勝を遂げた。

 

「なぜ、自民党が勝利したのか?」

 

その答えについて、出口調査や政党論等、様々な観点から議論がなされている中、大きな争点となった政策テーマである「物価高対策」、とりわけその中心を占めた「消費税減税」を切り出してみると、国民は、民意としてとても現実的な選択肢を選び抜いたのだと感じている。

 

まず、消費税収は、令和7年度予算でみると、国税分の7.8%に係る分で24.9兆円となっていて、その全額が、消費税法に基づいて、社会保障4経費(年金・医療・介護・子ども)の34.0兆円に充当されている。

 

単純計算で考えれば、残りの社会保障4経費の分は、赤字国債発行収入等で賄っている計算になる。

www.mof.go.jp

 

長い間、消費税は5%だったが、民主党政権の時に成立した社会保障と税の一体改革の議論を経て、自民党・安倍政権のもとで、税率が5%から8%、そして8%から10%へと引き上げられて今に至る。

 

何より、8%から10%に引き上げられる際は、その引き上げタイミングを巡って、安倍総理が解散総選挙を行うという前代未聞の展開となった。

(そして引き上げの過程では、食料品や新聞を対象にした税率8%の軽減税率が適用されることとなった)



www.nippon.com

www.nikkei.com

※画像は日経新聞より

 

安倍政権が苦難の末引き上げてきた消費税が、その後継を自負する高市総理のもとで行われた今回の選挙で「引き下げ」が争点となった。

 

消費税減税を巡る主要政党の公約としては、大まかにはこういった感じだった。

 

【自民党・維新の会】

飲食料品は、2年間に限り消費税の対象としないことについて、今後「国民会議」において、財源やスケジュールの在り方など、実現に向けた検討を加速します。

https://storage2.jimin.jp/pdf/pamphlet/202601_manifest.pdf

 

飲食料品は、2年間に限り消費税の対象としないことについて、今後「国民会議」において、財源やスケジュールの在り方など、実現に向けた検討を加速します。なお、新聞については軽減税率の対象から除外し、標準税率を適用します。【12本の矢】

o-ishin.jp

 

【中道改革連合】

新しい財源をつくり、今年の秋から、恒久的な「食料品消費税ゼロ」を実現するとともに、現役世代の「社会保険料引き下げ」にも取り組みます。

craj.jp

 

 

【国民民主党】

物価が上がり景気が低迷するスタグフレーションに陥らないため、賃金上昇率が物価上昇率+2%に安定して達するまでの間、増税や社会保険料アップ、給付削減等による家計負担増は行わず、消費税減税(10%→一律5%)を行います。

election2026.new-kokumin.jp

 

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【まとめ】

news.ntv.co.jp

 

 

そうした消費減税を訴える各党の主張について、実現可能性を考えるうえで重要なのは「財源」である。

 

財源が議論になる時点で、日本の有権者の熟度が高まっている気がすごくしているが、それはさておき、主要政党の中で最もお金がかかるのは国民民主党である。

 

賃金上昇率が物価上昇率+2%に安定して達するまでの間、消費税減税(10%→一律5%)を行う」というもの。

 

その必要財源は、約15兆円と試算されているが、国民民主党については、財源はこのように主張している。

国民民主党が掲げる消費税一律5%への減税政策は、国債発行や税収の上振れ分などによって賄うと、従来より一貫して主張しています。

election2026.new-kokumin.jp

 

これは、事実上、財源を明示していないに等しい。

 

まず、税収の上振れについて、税収の(予算時点からの)上振れは、毎年発生しているが、予算(補正後)からの上振れはわずか2兆円

 

これでは到底、賄える規模ではない。

https://www.mof.go.jp/policy/budget/budger_workflow/account/fy2024/yosankessanhikakuhyour6.pdf

 

なお、当初予算からの上振れ分(約2.9兆円)は、補正予算として政策財源にすでに活用されてしまっており、その分も活用するのだとすれば、補正予算があることによって成り立っている政策投資が行えなくなるうえ、それを活用するとしてもなお、15兆円を賄える規模ではない。

https://www.mof.go.jp/policy/budget/budger_workflow/budget/fy2025/hosei251128a.pdf

 

しかも、「15兆円」というのは1年で必要な財源規模に過ぎないのであり、これを「賃金上昇率>物価上昇率+2%になるまで行う」というのは、いつまで行うか、またいつから行うかすらも曖昧になっている。

※2025年の名目賃金上昇率は、+2.3%
 2025年の消費者物価上昇率(生鮮食品除く)は+2.4%

 

その点、実現可能性が検討されていない案のように思える。

 

少なくとも、財源については表には出てきていない。

 

 

次に、中道改革連合

 

中道改革連合は、ジャパンファンドの運用益を財源にすると言っている。



ジャパンファンドは、年金積立金や外為特会等、あらゆる国の資産500兆円を運用して、その財源を賄うとしている。

 

これも、実現可能性がないのではないかと感じる。

 

年金支給の原資となっている積立金、外為特会の為替介入の実弾、また税外収入の原資となっている外貨建て資産など、既に財源となっているお金たちの運用益をある種“ネコババ”することが可能なのかどうか、大いに疑問が残る。

 

そして、斎藤代表は、「年金積立金を流用することはない」と述べるなど、運用原資の指すところが判然としない。

www.nikkei.com

 

何より、毎年5兆円を「恒久的に」というところがミソであり、本当に恒久的にそんな財源を確保できるのかどうか、やってからできませんでした、ではなくしっかりとシミュレーション等、実現可能性が検証されるべきである。

note.com

 

その点、自民党・日本維新の会は、「2年間限定で、税率をゼロにすることの検討を加速する」としているなど、少し、トーンに違いがある

 

もちろん、高市総理が「1年以内にやる」と明言してしまったので、結局実現に近づいたわけだが、当初のコンセプトとしてはまずは検討を行うというスタンスに過ぎなかった。

 

やるにしても年間5兆円を2年間だけ、ということなので、必要な財源の額が明確でありゴールがはっきりとしている点を見れば、他党の政策と比べてまだ実現可能性が高いといえるのではないか。

 

 

そう考えていくと、衆院選で争点となった消費減税の公約で最も実現可能性が高いのは与党である自民党・維新の会の公約である。

 

 

有権者による民意に一定の合理性があるとすれば、与党を圧勝させたのは、消費減税に限ってみればとても現実的な選択肢をしたと読める。

 

もちろん、消費減税は全体の公約のうち、わずか1つの項目に過ぎないものの、主要な公約である消費減税を取って見てみるとと、高市政権を選んだ有権者を「旋風に流された」とか「ポピュリズムである」とかいうのは論外ではないかと思っている。

(外為特会ホクホク発言を野党は批判していたが、外為特会剰余金を財源として活用しようとしてきたのは野党も同じであり、みんな一緒な気がしている。。。)

 

なお、最も財源を明示しているのは共産党であり、代わりに法人税を引き上げるなど、きちんと表明している点、「責任」は最もあるのではないか。

www.jcp.or.jp



 

 

選挙はしない方がいい??

衆院総選挙の投票日まで、残り1週間となった。

 

街頭演説を聞いていると、特に野党の党首や候補からは、「なぜ選挙するのか」「解散の大義がない」という選挙をしたことへの批判がよくなされているように思う。それは、メディアでも同様で、「大義は何なのか」と解散選挙自体に否定的な見方をしているコメンテーターが多いように感じる。

 

しかし、よく考えてみるべきだ。

 

「選挙」である。

 

 

「選挙」なのだ。

 

 

選挙では、誰もが平等に一票を持ち、国会議員を受からせることもできるし、落とすこともできる。ましてや、高市政権の事実上の信任選挙となっている中、時の内閣を正統な手続きで退陣させることもできる。

 

そんな民主主義の貴重なチャンスを、なんで忌避するのか。

 

僕が大好きな政治ドラマ「ハウスオブカード」では、こんなセリフがある。

 

Loss, the only constituent that anyone in this room really listens to. 
落選(=敗北)こそ、議員が住民以上に耳を傾ける相手さ

 

普段、あんなに「○○先生」とリスペクトされている政治家があっけなく無職となり、生きるか死ぬかの戦いを強いられ、こんなにも有権者に頭を下げ、こんなにも有権者に寄り添って回る機会は、事実上、「選挙」しかないのだ。

(参考)

gm-fk20.hatenablog.com

 

例えば、独裁者と批判されるトランプでさえ、大統領選挙や中間選挙を通じた有権者の審判にはとても敏感だ。独裁などでは到底なく、正常に民主主義が機能していると感じる。

(人によってはそれでトランプが選ばれていること自体を悲観する人もいそうだが、それはまた別の論点。)

 

そもそも中国やロシア、北朝鮮のような国では選挙の機会すらなく、人々が政権にジャッジを下す機会が与えられないことを嘆くべきなのに、日本では、贅沢にも、選挙があることが批判される。

 

 

不思議なのは、本来なら政権交代の可能性を最も歓迎するはずの立場からも、選挙そのものを忌避する言説が聞こえてくることだ。

 

普段から、「高市政権は日本経済を危うくしている」「近隣諸国との関係悪化の原因は高市政権だ」と主張している割に、なぜその政権にNOという機会をみすみす批判するのか。

 

もちろん、選挙費用に800億円のコストがかかるだとか、選挙期間中は国政が停滞するだとか、そういった課題はあるが、それを言ったら選挙によって生ずる民主主義のコストを否定していることになってしまって、元も子もないのではないか。

 

日本は、議院内閣制であり、国民が総理を直接選ぶことができない以上、その総理を選ぶ人たちを選ぶことができるチャンスは重要だ。こんなありがたい機会は、そうそうない。しかも総理ははっきりと、信任を得られなかったら辞めると宣言している。

 

 

だからこそ、この政権選択選挙は、与野党ともにもっと堂々と、権力を目指して戦ってほしいと思う。選挙の大義がないなんて言うのは、負け戦を嫌がる人に見えるからやめたほうがよい。
(極論だけど、選挙に大義なんかなくても、国民の権利行使という観点では、選挙できる自体は歓迎されるべきことのように思う。)

 

もちろん、この選挙でYESとなったからといって、何が何でもYESとならないように権力を監視することは必要だけれど、それはそれ。これはこれ。

(また、解散権を総理に与えることがいいのか、という議論もあるが、それもそれ。)

 

 

我々国民サイドからすれば、政治家に対する何より最大の武器は、選挙で候補者の声に耳を傾け、投票に行くことなのだから。

 

こんなにも選挙をする機会が与えられていることに感謝し、
あと1週間の残り少ない選挙期間、有権者としても、楽しみましょう。

死とは何か

昨年秋、母が67歳で亡くなりました。

 

1年ほど以上前から体調を崩しており、闘病生活の末でした。

 

当時から先は長くないと言われていたので、心の準備はできていたつもりでしたが、

大人になって初めて身近な人が死ぬという経験をしたため、否が応でも「死」について色々と考えさせられました。

 

強く感じたのは、「死の持つあっけなさ」でした。

人はよく、

・(死んだ○○に向かって)ありがとう、さようならと伝える。

・死んだらその人は天国に行ける、

・死んだ○○も天国で喜んでいる、、、

といったことを言ったりします。

 

ですが、母の死を死に際に看取れなかった情けない人間の一人として、わずか数時間前に亡くなった母を前にしてそういった感情は一切抱くことができませんでした。

 

目の前にはもう“母”はいないし、しゃべりかけても返事もしない。

 

 

そこにいるのは、生を全うした1人の人間のみでした。

 

つい数日前、数か月前には生きていて反応してくれたあの母はこの世にもういない「あっけなさ」

どんなに目の前の母に声をかけても、本人には何も伝わらないし、ましてや何も返ってこない「あっけなさ」

逆に母自身にとっても、身体はここにあるのに、どんな声をかけられても、何も感情を持てない「あっけなさ」

 

そんなもやもやした感情を持ちながら、「死」というものを自分事として直視せざるを得ない初めての経験だったこともあり、当分の間、死について色々考えていました。

(※忌引き休暇もいただきました。関係者の皆様、ありがとうございました。)

 

「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 日本縮約版

 

そこに書いてあったのは、死は結局、誰にとって何が悪いのか、ということ。

 

剝奪説という考え方があります。

 

死は、生きていたら享受できたであろう楽しみや幸せが失われてしまうから悪いのだ、というもの。

 

しかし、剥奪説を認めることは同時に、死が自分自身にとって悪いものではないことを認めることになる。なぜなら、死んだ際に自分は存在していないから。

 

古代ギリシャの哲学者エピクロスもこのように述べているそうです。

あらゆる災難のうちでも最も恐ろしい死は、私たちにとっては取るに足りないものなのだ。なぜなら、私たちが存在している限り、死は私たちとともにはないからだ。だが、死が訪れたときには、今度は私たちが存在しなくなる。ならば、死は生者にも死者にも重要ではない。前者にとっては存在しないし、後者はもはや存在しないのだから。

 

自分としては、この解釈に腑に落ちるものがありました。

 

確かに、

母の遺体を前にして悲しんでいるのは、生きている我々だけ。

“母”は何も反応はしないし、ましてや語りかけもしない。

母との思い出や母の考え(=母も孫の成長を楽しみにしていただろうに。。。)に言及するのは、いつも生きている我々のみ。

 

「母の死」は、死んでしまった母にはなく、生きている我々の中にしか存在していないのではないかと違和感を覚えていた自分には、こういった解釈はとてもしっくりきました。

 

案外、死はあっけなく訪れ、「恐れる」ものではないのだなと。

 

実際、我が家で唱えた「般若心経」(曹洞宗)も、ざっくり言えば、「人の行いは実体をもたない“空”である」と言っていました。

※般若心経を意味も分からず唱えるのは嫌だったので、一応、勉強しました。結局よくわかりませんでしたが。

現代語訳 般若心経 (ちくま新書)

 

 

そうした「死」に対するあっけなさの一方で、「死」は本人にとって言い訳の利かない不可逆性を持つことも事実かなとも思います。

 

私が大学生の時に指導いただいたとあるクリエイティブディレクターは、生前、息子にこう言っていたそうです。

俺の生きざまは、俺の葬式を目に焼き付けておけよ。俺の凄さがわかるから

 

実際、彼の葬式には、教え子をはじめ多くが参列し、慕っていました。

 

そんな格好良すぎる人の例は措いておいて、自分が死んだあと、

・どんなに自分の葬式に人が集まらなくても、「みんな忙しいから」とか言い訳できないし、

・どんなに自分が死後借金があっても、「この借金はこういうやむを得ない理由で、、、」とか言い訳できない。

 

はい、そんな体裁を繕うための言い訳はどうでもいいですが、自分が死んで悲しいのは死んだ自分自身ではなく、自分の大事な家族や周囲の近い人間(※それを悲しんでくれる身近な人がいる前提ですが、、、)ですし、何より、死をめぐる対応は、周囲に迷惑をかけます。死んだ後、「葬式なんてしなくていいから」なんて口が裂けても言えないわけです。

 

そうなると、死は明らかに自分自身の問題ではなく、自分以外の問題(そして何より周囲に迷惑をかける問題)なのだと思いますし、

そうした意味で、母の死をきっかけに、自分にとって何が大事なのかを見つめ直す機会となり、また家族を大事にしなければならないと心から思えるようになりました。

 

葬式に来ていた親戚のおじさんが、こんなことも言っていました。

久しぶりにみんなに会えたけれど、結局は、誰かが死ぬとかそういった出来事でしか会えないというのが、悲しいことよなあ。

と。

 

それも事実としてありつつ、親戚以外にも、小さいころに自分がお世話になった母の友人など、沢山参列してくれた中、自分も普段なかなか挨拶できていない人に沢山あいさつすることができました。

 

母の死が繋いでくれた出会いや、母の死に直面して考えたことを元に、残された人間がどうするかということが結局は重要なのだなと思っていますし、

その点、母の死は、「死」について考えさせてくれる大事な契機となりました。

 

 

 

と、母の死を巡ってメタ的に言っている自分も、

本当は、

・もっと母に伝えておきたかったこともあるし、

・もっと母とやりたかったこともあるし、

・もっと母に見せたかったものもあります。

 

ですが、生きていること、目の前にあることについて後悔することは意味がありますが、死してしまったものについて後悔することにはもはや何もしようがないので、あまりそういうことは思わないようにしています。

 

 

ですが、これだけは母に言っておきたい。

 

 

お母さん、なんで勝手にそんなに早く死んでるんだよ!!

何してくれてるんだよ!!

 

僕は、三男日記の名の通り、年の離れた三男で、まだ30歳に達せず。

一方の長男・次男の2人の兄は、既に40歳。

 

少しだけ、生まれるのが遅かったのかなあ。。。

 

 

まあ、いつまでもくよくよしていても、天国の母に「そんなのしょうがないでしょ。」と逆ギレされてしまいそうなので、これでおわり!

 

お母さん、ありがとう。

さようなら。

2025年で見たコンテンツ(全て)

今年はあまりコンテンツを見られなかったが、一般向けというよりコア目なコンテンツが特に気になった1年だった。また、タイプロや国宝、クウガ展といった「プロセス」について特に興味がわき、心を動かされたような気がする。ネットフリックスが全然見られていないので、2026年はいろいろ見たい。

 

1位:タイプロ【ドキュメンタリー・Netflix

2位:フジテレビ騒動【ニュース・本】

3位:大阪・関西万博【展示】

4位:国宝【映画・YouTube

5位:仮面ライダークウガ展【展示】

6位:半沢直樹【ドラマ(DVD再視聴)】

7位:ダウンタウンプラス

8位:公明党サブチャンネル【YouTube

9位:伊東市長と前橋市長【ニュース】

10位:工藤会関係【YouTube・本】

 

1位:タイプロ【ドキュメンタリー・Netflix

 

これは、2025年、抜群に刺さったコンテンツだった。

「アイドル」という仕事の真髄を目の当たりにした。

 

タイプロという、次のメンバーを見つけるオーディションであると同時に、

オーディションのプロセスを通じて成長していく「タイムレス」というアイドルそのものの生きざまを見せつけられた気がした。

 

本気と本気がぶつかりあう素晴らしさ、また、その本気のぶつかり合いを経て生まれるパフォーマンスの力強さに圧倒され、アイドルに感動したことがなかった自分が、涙があふれてしまった。

 

そして、ファンクラブに入りました。新メンバーじゃないけど、素直で優しくて、愛に溢れる松島くん推しです。

timelesz-project.com

 

2位:フジテレビ騒動【ニュース・本】

 

日本を代表する会社がこんな醜態をさらすのかというほど、あっけなく、何をしてるんだよ、と怒りたくなるような、そんな出来事だった。

 

2024年の年末に出た中居くん騒動が、まさかこんなことに発展するとは思わなかったし、社長会見の失敗がここまで尾を引いて、かつそれが構造的な問題に起因すると分析されうるのがとても面白く、興味深かった。

 

まず第三者委員会報告書。

あらゆる組織にあてはまる組織の同質性に関する指摘や、そうした分析を踏まえた、フジテレビ経営陣が機能不全に陥っていたことを導く、とても示唆に富む報告書。

 

同質の人間のみが帰属して意思決定が歪んでいくことは、決してフジテレビだけの問題ではなく、他の日本企業にも同様に当てはまるのではないかと思った。

 

【公表版】

https://www.fujitv.co.jp/company/news/250331_3.pdf

【要約版】

https://www.fujitv.co.jp/company/news/250331_2.pdf

 

そのうえで、フジテレビ特有の会社の歴史を分析するのが、「メディアの支配者」「二重らせん」の2冊。

https://amzn.asia/d/8cSGLgH

メディアの支配者(上) (講談社文庫 な 79-1)

https://amzn.asia/d/0V5XSAJ

 

フジテレビは、鹿内家を中心にし、テレビ・新聞・ラジオを統括する一大メディアグループだったが、そうした一族支配の打破や各メディアの自立を掲げてクーデターを起こしたフジテレビの日枝氏が、まさかそのまま長期間頂点に君臨し、フジメディアホールディングスというメディアグループを作り上げる矛盾の歴史が、フジテレビにはある。

 

フジテレビの若手ディレクターが、自らの反省をもとにドキュメンタリーを作成していたが、そのドキュメンタリーにも、フジテレビの反省番組にも、日枝氏は登場しなかったし、フジテレビの自浄作用の限界を感じた。

 

そうした矛盾がどこかでひずみを生み、港社長の静止画会見という、もはや笑うしかないお粗末な対応を生み出したのかと思うと、何事もすべてつながっているのかと思う。

 

結局、どれだけ、政治家や他の会社のことは第三者の立場で立派に報道していたとしても、自らの襟を正せない組織は、いかがなものかと思う。テレビ局などマスメディアは、電波の既得権の立場にあぐらをかき、正しいガバナンスが効いていないのではないかと思わざるを得ない。

 

その点、テレビ朝日BS朝日)の田原総一朗氏降板を巡る騒動について、リハックの高橋氏が、テレビ朝日に対して事の経緯について質問をするも全く回答がなかったことに言及し、「自社の話についてこのような不誠実な対応であるならば、テレビ朝日の取材は今後受けなくてもよい」と憤慨しており、まさにおっしゃるとおりであると思う。

www.youtube.com

 

そうした、他人に厳しく自らに甘い体質が、テレビの信用をどんどん下げていく構図となっていることへの自浄作用が働かないことへの構造的な限界は、電波という既得権が続く限りは解消されない。

 

3位:大阪・関西万博【展示】

 

2回行くことができた。

 

「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマよりも、各国が日本に集まり、いい大人たちが楽しんでいる「世界規模の文化祭」という印象を受けたが、フラットにとても面白かった。

 

落合陽一のnulは相変わらずよくわからなかったし、

アゼルバイジャン館の展示はカオスすぎて面白かったし、

フランス館の展示はフランスの文化力を感じる洗練具合だったし、

何より、大屋根リングが大きすぎた!!すごい。

 

日本中・世界中から人が集まって万博を見に来ていてミャクミャクに熱狂している姿がとても印象的だった。

 

もちろん、税金を使ってここまでやるか、という視点はあるかと思うが、一方でこの規模の文化体験コンテンツを日本で開催することの、日本の文化資本の向上に与える影響は大きいのではないかと思う。大阪への旅行が増えるという経済効果もあれど、そういった定性的なインパクトは計り知れないように思う。

 

黒字でよかった。

 

主要なパビリオンは人気でなかなか入れなかったので、閉幕後でも入れなかった人向けにインターネットチケットで開放するようなコンテンツがあってもよかった。

 

4位:国宝【映画・YouTube

 

3時間の長編映画であるにもかかわらず、3時間という長さを感じさせない高密度な映画。

 

一流の歌舞伎役者ができるまでの成長過程の苦悩、「家柄」や「家族」を巡る苦悩、あらゆる人の苦悩が混ざり合い、あらゆるものが除かれて残ったものが、「国宝」の舞台。

 

芸に生をささげ、芸を次代に受け継ごうとする担い手たちの本気。

人を感動させるコンテンツは、そういう熱から生まれるのだなと実感した。

 

なお、さらば青春の光YouTubeで、「国宝を3分割してみる」動画があったが、国宝を見た後、全部を知ったうえで話を聞くと、設定から中身から何から何までがしょうもなく、くだらなすぎて、とても面白い。

 

www.youtube.com

 

5位:仮面ライダークウガ展【展示】

 

kuuga25th.com

遂に行けた仮面ライダークウガ展。東京のチケットは取れなかったので名古屋に。

 

自分と同世代もしくは自分より上の世代だけかと思いきや、若い女性などもたくさんいて、仮面ライダークウガのすそ野の広さを実感した。

 

自分は仮面ライダーファンではないが、仮面ライダークウガだけ何回も見直しているファンなのだが、仮面ライダークウガは、何回見直しても、

・怪人と人間が共存している恐怖感のリアリティ

クウガと怪人が戦う葛藤に重ねた、怪人とは関係ないトラックの人間模様のリアリティ

・長野県、東京都、警視庁、科警研といった組織をめぐるリアリティ

は、変に子供じみていなくて、ストーリーに納得感があって面白い。

 

クウガ展に行って脚本原案を見ても、やはり「なぜ、○○はここでこうするのか」というストーリーが徹底して作りこまれていたことを感じることができ、改めて仮面ライダークウガの良さを追体験することができた。

 

6位:半沢直樹【ドラマ(DVD再視聴)】

 

親用に購入したDVDを視聴。

ストーリーを全て知っているにもかかわらず、何回見ても面白い。

 

何よりストーリが単純で絶対に見失わないし、味方役と一緒に、敵役にリベンジしていく成敗のプロセスがたまらなく面白い。

 

7位:ダウンタウンプラス

 

楽しみにしていたダウンタウン

「実のない話トーナメント」や「笑いの証明」など、絶妙な企画。

 

これからダウンタウン二人の企画も見られることに期待し、7位。

downtownplus.com

 

8位:公明党サブチャンネル【YouTube

 

公明党のサブチャンネルが面白い。

政党も議員も、サブチャンネルというフィルターを通すと、本音でしゃべっている。

特に、落選議員の日常にフォーカスしたものは、NGもなく、絶妙な悲壮感と絶妙な前向き感がたまらない。

 

政治のチャンネルでここまでふざけられるのか、という発見があった番組。

「サブチャンネル」と名乗れば何でもいいというわけではない気がするが。笑

 

youtu.be

 

youtu.be

 

自らに批判的な立場の人も登場させるところに、信頼を感じる。

youtu.be

youtu.be

 

9位:伊東市長と前橋市長【ニュース】

 

ニュースとして、面白すぎる。

伊東市長は学歴詐称を正直に誤ればよかったのになんでそこまでこだわるのか。

前橋市長は不倫を認めればいいのになんでそこまでこだわるのか。

 

この2人の女性市長に翻弄された日本中、というメタ的な観点でもとても面白い。

 

さすがのリハック。

www.youtube.com

 

youtu.be

 

10位:工藤会関係【YouTube・本】

 

なぜか工藤会に関するコンテンツにはまってしまい、本を買い込んでしまった。

日本最大の山口組でもなく、大都市東京に巣食っているわけでもないのに、ここまで注目される「工藤会」はどんな組織なのか、なぜ壊滅作戦が成功したのか、について気になった。

 

工藤会が凶暴化し経済を牛耳っていった背景には、暴力団排除の標章シールを県民に張らせて県民を工藤会との前面に立たせて襲撃を招き、警察が県民を守ってくれないことへの不信感が強かったこともあったとのこと。

 

戦略・戦術の誤りが犠牲を生むことの重大さと、「指揮官」の重要性を実感した。

 

youtu.be

 

youtu.be

 

https://amzn.asia/d/5aUzImJ

工藤會事件 (新潮文庫 む 22-1)

 

https://amzn.asia/d/gDXYRmp

落日の工藤会

 

そのほか、

・トランプがどのように誕生したかを鮮明に描く「アプレンティス」や、

キンタマについて終始真剣に語る「世界金玉考」、

・「渡部を地獄から救った芸人」を見た。「笑い」で人は救われるのだな、と改めて感じた。

 

trump-movie.jp

 

https://amzn.asia/d/cT0wOhA

世界金玉考

 

youtu.be

 

【見た映画・ドラマ】 ※★は面白かったもの。映画は17本。<>は劇場

ホールドオーバーズ

★関心領域

正体

十一人の賊軍

ロストケア

侍タイムスリッパー

新幹線大爆破

夜明けの全て

★カラオケ行こうよ

教皇選挙

アプレンティス

ヴューダ・ネグラ

<国宝>

罵倒村

ルックバック

ミッドウェイ

フロントライン

 

(ドラマ)

★タイプロ

ベターコールソウル

★アドレセンス

トランプ、頑張れ!

先週開かれたトランプ・プーチンの米露首脳会談。

www3.nhk.or.jp

 

日本もアメリカメディアも、成果なし、プーチンの勝利と手厳しい。

米ロ首脳会談、大きな進展なく終了 停戦への道筋見えず - WSJ

 


確かに、この会談の成果として、当初期待されていたような停戦・和平への道筋が示されなかったことは事実であり、その点、プーチンが時間稼ぎに成功したといえばそうかもしれず、プーチンにとって得るものがあったともいえる。

 

ロシア側としては、アメリカと会談することでアメリカと肩を並べる大国であるという存在感を示すことにつながったもの見方も。

プーチン氏の「勝利」に終わった米ロ首脳会談 - WSJ

プーチン氏は米軍基地のレッドカーペットの上を闊歩(かっぽ)し、ドナルド・トランプ米大統領と笑顔で写真に収まった。会談場所の両氏の背景には「和平追求」と書かれていた。

 3時間半後、両首脳は合意に至らなかったと話した。代わりにプーチン氏は、ウクライナに関する要求を主張する場としてその場を利用した。

 プーチン氏はトランプ氏との首脳会談を実現させ、勝利を収めた。冷戦後の世界秩序を解体し、ロシアを米国と同等の大国の地位に復活させることを自身の遺産にしようとしている。

 


けれど、僕はトランプ大統領に頑張ってほしい。

 

首脳会談はあくまでワンステップであり、そもそも、たかが1回の会談で解決するような問題なのであればとっくに解決している。あくまで、これは始まりだ。

 

もちろん、ロシアとウクライナの間の問題は、戦闘によって多大な犠牲者が出ており、直ちに戦闘をやめさせないといけないという話はあるのだけれど、事実上、戦闘を始めたロシアにはロシアの理屈があり、ウクライナにはウクライナの理屈がある。ロシアもロシアで、政治的に何も獲得しないと引くことができない。

 

いうまでもなく、ロシアがウクライナを武力で侵略したのであり、許すべきではない。ただ、と言っても始まらず、戦争が実際に起きてしまっている現実、本当に止めたいというのであれば、欧米が参戦してウクライナを守るべき話だと思う。

 

威勢のいい欧米も、そして日本も、ウクライナに訪問してゼレンスキー大統領と会談して、「我々は味方でいるよ」と言いつつも、結局誰も参戦してウクライナ自由民主主義の価値観を守ろうとはせず、経済制裁でさえもロシアの天然ガスをいまだに輸入している。

 

www.yomiuri.co.jp

天然ガスを巡っては、侵略前の21年にEUが輸入した天然ガスのうちロシア産は45%を占めていたが、24年はいまだ2割弱を占める。

 

それが悪いと言っている訳ではなく、それが現実なのだと思います。

 

ロシアが悪い!ロシアに領土割譲を認めてしまっては侵略国の得になってしまうから許すまじ!と叫んでも、何も現実は動かない。

 

それなら、たとえノーベル平和賞狙いだろうがなんだろうが、膠着した現状を首脳外交で打開しようとするトランプの姿勢には敬意を表するべきではないか。

(頑張って二次関税でインドも動かそうとしてるし、トランプは頑張ってるといえるのではないか)

 

実際にプーチンに会ってダメだったかもしれないけど、でも今のまま理想論を唱えていても、現状は何も変わらないし、犠牲者が増え続けるばかり。とはいえ、会わないことには始まらないし、会うことで打開策が見えることもある。

 

何せ、めちゃくちゃ難しい問題なのだから、たった1回会って打開される訳ないし、仮に落胆している人がいるとすれば、それはそれで逆に期待しすぎだったのではないか

 

1回の首脳会談で変わるわけなんてないからこそ、ここがファーストステップになるのだと信じたい。


もちろん、会うからいいという訳ではないけれど、それを批判する人は、じゃあどうすればいいのか?という代案を示すべきではないかと思う。

(もちろん、トランプがやっていることが全て正しいというわけではないから、批判の中には甘受して改善すべきポイントも含まれているのでそれは謙虚に受け止めるべき。)

 

たとえ、トランプの仲介の目的の何%がノーベル平和賞だとしても、オバマだって、「核なき世界」を演説しただけでノーベル平和賞取ったのと比べれば、トランプはリスクをとってプーチンと実際に会って交渉を進めようとしている分、受賞に値するのでは?と思うし。

 

トランプ、頑張れ!!




以上の内容はhttps://gm-fk20.hatenablog.com/より取得しました。
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