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現場をナメるなッ!?/映画『ワーキングマン』

ワーキングマン (監督:デヴィッド・エアー 2025年アメリカ映画)

お正月一発目に観た映画はジェイソン・ステイサム主演の『ワーキングマン』。ステイサムさん演じる建築現場の作業員は実は元特殊部隊員だったッ!?という、いわゆる「舐めてた相手は実は殺人マシーンだった」映画ジャンルの1作です。私なんぞも実は現場作業員で、この映画みたいな建築現場じゃなくて倉庫の貨物管理をやってるんですが、映画ポスターの「現場をナメるな」という惹句には一人の現場作業員としてグッとくるものを感じますね!現場をナメるな!

この「舐めてた相手は」ジャンルの映画、これまでも散々作られているのでもはや類似映画のタイトルを出すのも面倒なんですが、去年のお正月公開されたステイサムさん主演映画『ビーキーパー』もその1作だったことを考えると、もう毎年お正月は寅さん映画みたいにステイサムさんの「舐めてた相手は」ジャンルの映画を公開することにすりゃあいいじゃないか、とすら思えてしまいますね。前回が養蜂家で今回が現場作業員だったんで、次なんかは造園業とか養豚業とかなんかどうっすかね。

「舐めてた相手は」ジャンルってェのは、言うなればその辺のどこにでもいる地味で見た目のショボいオッサンが、いざコトが起こったらこの俺だって無敵のパワーを見せつけちゃうんだぜ!?というファンタジーを充足させるものなんでしょうね。まあそんなパワーなんか無いからこそファンタジーとして成立するんですけどね。だからこそこのジャンルというのは、日々いろんなことを我慢しながら平々凡々と生きることを是としなければならない多くの人たちに受け入れられるんでしょう。

こんな具合にフォーマットは既に出来上がってるんで、あとはその映画ごとに細かい差異を作って目先を変えることで量産されてるわけですが、舐めてた相手の窮鼠猫を噛むカタルシスがメインなわけですから、物語はいわばその味付けでしかないんですね。例えばゾンビ映画みたいに、ゾンビが出てくること自体が重要なのであって、あとはそのゾンビがストリッパー限定だったり学園限定だったりとシチュエーションの変化で飽きないように味付けしてるわけですよ。つまりはジャンル映画ってことなんですけどね。

で、『ワーキングマン』ですが、主人公が現場作業員というのは結局取っ掛かりでしかなくて、元特殊工作員のスキルを活かしてマフィアにさらわれた知人の娘を救出する、というお話の流れは実は主人公が現場作業員であるということとは関係ないわけです。関係あるのは現場作業員という社会的に軽んじられやすい職業と特殊工作員というギャップの大きさなんですよ。さらに言ってしまえばいかに元特殊工作員といえどもスーパーマンじゃないところを、スーパーマンのように描いてしまう荒唐無稽さ、つまりは現実からいかに乖離できるか、という部分をどれだけ打ち出せるかということです。

そういった意味で言うなら、現場作業員という泥臭さは十分に訴求力があるし、その後の荒唐無稽極まりない展開も馬鹿馬鹿しくてとても楽しめましたね。人身売買とかロシアンマフィアとか見捨てられた元軍人とか親権問題とか色々出てきますが、全部記号でしかなくてリアリティは皆無、でも求めるのはそこじゃないんです。要は理由付けて派手なアクションをおっ始めてくれりゃあそれでいいわけなんですよ。というわけで来年のお正月もステイサムさんの「舐めてた相手は」ジャンルの映画で迎えたいですね!


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