■Social Housing / Marquis Hawkes
ベルリンを拠点にするUK出身のハウス・プロデューサー
Marquis Hawkesのデビュー・アルバムは、まず微妙にダサいアルバムアートワークが買いポイントだ。ハウスはダサいアートワークのものが意外と中身がカッコよかったりするが、これもドンピシャ、そんな1枚(このアートワーク、実はDJ T-1000こと
Alan Oldhamが手掛けているらしい)。内容はシカゴハウス風味のドラムマシーンに80年代ファンク/R&Bのサンプルを重ねたサウンドだが、眩暈を起こさせるような幻惑的なループが実にクールであり現代的でもある。実にハウス的なのにベタベタにハウスではないのだ。これも最近お気に入りの1枚で今回またもや強力プッシュなアルバムだ。
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■Topiary / Xeno & Oaklander
- アーティスト: Xeno & Oaklander
- 出版社/メーカー: Ghostly Int'l
- 発売日: 2016/07/08
- メディア: LP Record
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ブルックリンのシンセウェーヴ/ミニマルウェーヴ・デュオ Xeno & Oaklanderによる通算5作目になるアルバム。
機械的なリズムにビリビリと響き渡る
サイケデリックなシンセ・メロディ、それにアンニュイな女性ボーカルが乗る様は実に
オールドスクールな
ニューウェーヴ・サウンドだが、なんだかこれが一周回って面白い。ポップではあるがどこか剥き出しで、そんな部分に
アンダーグラウンドな匂いがする。シンセウェーヴ系は得意ではないのだが、これはなぜか気にいってよく聴いている。
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■Good Luck And Do Your Best / Gold Panda
イギリス・ロンドン出身のプロデューサーGold Pandaのニューアルバム『Good Luck And Do Your Best』は非常にカラフルで多彩な音に満ち溢れた豊かな完成度のアルバムだ。その音はノスタルジックであると同時にスイートで夢見るようであるし、明るくポジティブであると同時にどこかセンチメンタルなロマンチックさがある。優しく暖かい曲調は製作したGold Panda自身も気さくでイイ奴なんだろなあとすら思わせる。お勧めの好盤。
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■Levitate / Lone
ジャングル/
ドラムンベースは昔「それしか聴かない」というほど好きだったが、聴き過ぎたのか飽きてしまい、ここ数年はご無沙汰である。
マンチェスターを拠点に活動するプロデューサーMatthew CutlerによるプロジェクトLoneが
R&Sからリリースしたニューアルバム『Levitate』はそんなジャングル/
ドラムンベース・サウンドから始まるのだが、これが思いのほかいい。適度にテクノなフィーリングが散りばめられているからだろうか。ガチガチの
ドラムンじゃないのだ。アルバム自体も後半から
アンビエント〜ミドルテンポなテクノを交え決して一本調子じゃない。そして全体的に爽快感満載。夏に向けて聴きたい1枚じゃないか。
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■When I Was 14 / AFX/Nina Kraviz/Bjarki/PTU
ロシア出身の女性プロディーサー
Nina Kravizが主催するレーベルTripからリリースされたコンピレーション・アルバム。なんといっても目玉は
AFXの曲だが、これは1995年に製作され
SOUNDCLOUDにアップロードしていたものらしい。全体的にソリッドかつ
オールドスクールな響きを感じさせる曲が多く、その虚飾の無さが生々しい音像へと繋がっている。そしてなにより、このヤル気の全く感じさせないアルバム・ジャケットがいい。なんなんだこれは。お勧め。
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■Karachi Files / V.A.
「カラチ・ファイルズ」というアルバム・タイトルに
ムスリム風のおっさんが写ったジャケット、「おおお遂にイスラミック・テクノの時代がやってきたか…」と思ったが、実際はドイツ発のアルバムなのらしい。ベルリン在住のAndiとHannesのTeichmann兄弟による新興レーベル「Noland」の第一弾コンピレーションで、
パキスタン、
モルディブ、ドイツ出身のミュージシャンによるプロジェクトなのだとか。まあ
パキスタン参加ということはカラチでは間違いない。とはいえ
イスラム神秘主義的な音とかそういうのではなく、普通によくできたテクノである。
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■The Digging Remedy / Plaid
90年代初期から活動を続ける
Warpの看板アーティスト
Plaidによる11枚目のアルバム。これだけ長くやっているなら1枚くらいアルバムを聴いているような気がするがあまり記憶がない。よく整理された音はさすがベテランだからだろうか、う〜んでも今ひとつ印象の薄いアルバムではあるなあ。
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■Fabriclive 87: Groove Armada / Groove Armada/Various
Fabricliveの87はイギリスのテクノ・ユニットGroove Armada。Fabricliveにしては臭みの無いハウス中心の選曲かな。作業用である。
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