■Sub:Stance / Scuba
ダブステップものなんだけど、ベルリンで活動する
ダブステップDJ、スクーバによるこのDJ-Mixは素晴らしかった。オレ自身はそんなに
ダブステップが得意ではないのだけれども、このアルバムではテクノ的なアプローチがされていて聴きやすかったからなのかもしれない。まるで冬の深夜に降りしきる
細雪のようなひんやりとして暗く硬質な音は、内省的でありながらダンサンブル。最近こういったダークな音は聴いていなかったけどなんだかハマリそう。
《試聴》
■Black Rock Desert / Carl Cox
久々に聴くカール・コックスのMixCD、大箱向けの大雑把な音になっているんじゃないのかと心配だったけど意外や意外、とても楽しめるクラブ・サウンドを仕上がっておりました。まあ普通に売れ線の作りなのでしょうがオレは好きだなあ。全体的なバランスも実によくまとまっていて「さあみんなで楽しもうぜ」的な懐の深さを感じさせました。DJ本人のように黒くてぶっとい音が安定感ありまくりです。
《試聴》
■W.A.R.M.T.H. presents PRESERVATION: Past, Present & Future
デトロイト・ハウスのベテランDJ/プロデューサーであるアーロン・カールの新レーベルからリリースされたコンピレーション。Alton Millerや
Los Hermanosの曲も入っています。しかしなかなかにディープな音を展開しておりますが、ハウス系の音はオレには少々耳に優しく響きすぎて、なんだか物足りなかったなあ。
《試聴》
■Working Nights / Trus'me
ビート・ダウン系の音といえばやはり
デトロイト・ビート・ダウンものを思い浮かべます。丸太のようにぶっとくてゆったりしたミディアム・テンポのリズムが延々と続くその音展開はするめのように噛めば噛むほど味わい深くある種催眠的な心地よさがあります。さてこのTrus'meはイギリス・
マンチェスターのビート・ダウンものということですが、
デトロイトものの職人芸のようなシンプルさと比べるともっとソウルフルかつジャジーな音となっております。ビート・ダウン・サウンドのアシッド・ジャズ的展開とでもいいましょうか。
デトロイトものほどの重厚さはないもののバラエティに富みとっつきやすい音といえるかもしれませぬ。
《試聴》