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9月の話

 

ミニカー

愛する男・ましゃ(福山雅治)がファンサのために購入したHONDA シティ カブリオレのミニカーを購入した。ましゃのは還暦先取りレッドだけど、見つからなかったのでホワイト。私のこういうところは、慎ましくてささやかで密やかで愛にあふれていて素晴らしいと思う。私以外にもちらほらミニカーを購入しているファンがおり、トミカの人たちはなぜ急に特定の車種のミニカーが爆売れしているのか困惑したに違いない。愛じゃよ。

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ファンサで車って何?の答えがここにあります

 

本と野田秀樹と夢

レイ・ブラッドベリ短編集『ウは宇宙船のウ』新訳版を購入した。収録作『霧笛』目当てである。作中の一節が、野田秀樹作演出・萩尾望都原作の舞台『半神』でセリフとして引用されている。

野田秀樹には極めて個人的で一方的で理不尽な縁がある。『半神』がテレビ放送されていたのを観て私は野田秀樹を認識したのだが、彼はその後夢に出てきて空を飛ぶ私を撃ち落とそうとしたのだ。当時の私はおおいに不愉快になり、ちょうどその頃発表になった、彼が歌舞伎役者たちを従えて演出するという『贋作 桜の森の満開の下』のニュースを見て、この私を殺しかけたテメーの作品がどれほどのモンか、お手並み拝見といこうゼエ……と舌なめずりをしながら歌舞伎座に行き、ボコボコにされた。その日は千穐楽で、普段の歌舞伎公演ではまずありえないカーテンコールとスタンディングオベーションが起こり、しかも野田秀樹が舞台上に引っ張り出されて深々と頭を下げてご挨拶した(らしい)のだが、私は背面に根が張ったように動けず、その光景を見ることができなかった。お客さまたちが帰り始めてもなお立ち上がれずに、漂うSuo Ganを呆然と聞いていた。白昼夢みたいだった。得難い体験だった。

そういうわけで、『霧笛』には特別な思いがあり、そのあと図書館で一度読んで以来、ずっと手元に欲しかったのだ。男の子たちへ、と献辞があったので、女の子で悪かったな、ざまあみろ、と鼻を鳴らしてお会計した。

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StoriAA

渋谷公会堂、現LINE CUBE SHIBUYAで開催された、音楽イベントStoriAA(ストーリア)に参加した。MIZ、柴田聡子、小山田壮平、KIRINJIの4組による弾き語りライブだった。柴田聡子が最近ちょっと気になっていたので、参加を決めた。会場の最寄駅はもちろん渋谷なのだが、駅からは徒歩10分以上離れている。道中のお店で腹ごしらえをした。アイスティーがでかくてありがたすぎた。完食した。ご馳走さまでした。

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MIZだけ2人組のユニットで、友達感全開で終始和やかに進行していって、曲も含めてとても気持ちよかった。死にゆく言葉で綴られた『パレード』は、その華やかなそれが終わっていくさみしさ、儚さ、刹那のほうをずっとフューチャーしている感じがして、むしろだからこそ、パレードの楽しさがあるのかもしれないと思った。素敵だった。

次は柴田聡子だった。出演順はキャリア順らしい。はじめに「今日をとても楽しみにしていました」みたいなことを話したきり、ほとんどMCをせずに、エレキギターやキーボードを取り入れながら怒涛の演奏を続けて、笑顔で帰っていってかっこよすぎた。予習しなかったけど、たぶん初心者向け選曲だった気がしてありがたい。犬の歌が好き。

次の小山田くん(小山田くんてもうこの位置のミュージシャンなんだ……)は相変わらずCDそのままの声で激しく朗らかに歌っていて、聞く度に信じられない思いがして、『時をかけるメロディー』の危なげのなさは毎回惚れ惚れしてしまう。『夕暮れの百道浜』も素敵だった。いつか歩いてみたい。ブラックバードを歌おう。

KIRINJIはベテランお兄さんの貫禄満載で超かっこよかった。弾き語りは最近やるようになったらしい。年下ミュージシャンたちへのリスペクトもあって素晴らしかった。『Drifter』が美しかった。

最後に、KIRINJIが「集合写真の練習をしたんですよ。集合写真の練習だよ?律儀すぎません?」とMCでひと笑いとった伏線が回収され、実際に集合写真撮影タイムが発生した。練習したわりにスピーカーをどかしたりどかさなかったりウロウロしたりわちゃわちゃとしていて、KIRINJIがたまらず「ほんとに練習したのかって思うでしょ」と笑っていた。

初めて行った会場だったけど、音響がすごくよくて最高だった。全体的に楽しく過ごしたんだけど、隣の席に途中入場してきたご家族のお子さまたちが飽きてずっとウロウロしたりぐねぐねしたり、転換中に「あと1時間もあるの?」「もう帰る」などと言っていてかわいそうだった。難しいね。

うろ覚えセットリスト

 

お出かけ

母の女子会の下見に同行し、帰りに甘味を味わった。とても美味しかったです。

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母と妹

 

ブラックショーマン

愛するましゃ(福山雅治)が主演を務めた映画『ブラックショーマン』を2回鑑賞。ガリレオシリーズを通してすっかり深い仲になった原作者の東野圭吾先生に、ましゃが「ダークヒーロー、やったことない」とこぼしたところ、先生が「ははあ」と言ってマジで当て書きしたという信じられない癒着作品。ましゃが「コケたら日本に居られない」とまで興行成績を背負いまくり、夜中にトイレに起きる時でさえ練習したというマジックが全編で冴え渡り、体重を絞ったと思われるビジュアルが神だった。事件の真相は微妙だったものの、個人的には、初めて第1話から最終話まで観た思い出の仮面ライダービルドの主人公・桐生戦兎を演じた犬飼貴丈くんが共演なので、ヒーローとダークヒーローの並びがアツかった。

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ビジュアルがマジで神
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両足組めるのすご

ましゃが演じる武史は、高校卒業後すぐにマジシャンになるべく渡米し、ほとんど帰国しなかったという設定があり、そのあいだ親の面倒を見たり、出戻った自分を何も言わずに支えてくれた兄に恩返しができていない、と心情を吐露するシーンがある。ましゃにもお兄さまがいる。ましゃは高校生の頃にお父さまを病気で亡くし、お母さまを安心させようと高卒で就職してサラリーマンをやったものの、音楽の夢を諦められず5ヶ月で退職し、お祖母さまから借りた20万円を靴下に詰め込んで上京したという過去がある。だからどうしたって重なってしまうあのセリフをどんな思いで口にしたのだろうかと考えると、感慨もひとしおだった。

あと、武史は一体どんな気持ちで、自室に仕掛けた動体検知隠しカメラの映像を見て、どんな顔で写真付きの死体検案書をひとりきりで読み込んでいたのか、そしてそれでも真世(演:有村架純)にかける声の甘さと優しさのことを考えると、無限に味がする。ありがとうございます。円盤お願いします。

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叔父さん、カレーを食べようね

 

打ち上げ

夏にやったグループ展の打ち上げをした。みなとみらいにあるCARVAANというお店で、とても美味しかった。そのあと、そのまま会議をやり、来年のグループ展のテーマも決まった。また1年間悩み続ける日々が始まる。創作って大変だ。

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