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女性同士の友情を超えた関係性を描く作品ジャンルは「百合」と呼ばれ、さかのぼると大正末期から昭和初期に流行した少女小説から始まり、今もなお小説だけでなくアニメや漫画でも扱われています。百合専門文芸誌「」を出版する零合舎の編集長であるれむれむ氏、そして百合SFロボットアニメ『忘星のヴァリシア』を1人で作り上げた比良坂新監督によるトークショー「編集者・プロデューサーと考える〝広義の百合〟作品企画会議」がマチ★アソビ Vol.29で開催されました。

◤マチ★アソビVol.29参加決定◢
2025.10.18~19
今回の零合舎は2本立て?3本立て?でお送りし〼

インディーアニメ〝大〟合同上映会とは?
〝百合〟作品ガチ企画会議とは??

「えっ、零合の次号告知以外に何かあるんですか???」(弊社社長談)

土6(開催予定)です。詳細をお楽しみに #マチアソビ pic.twitter.com/6AtluJFz0k

— 零合舎 (@0thpage) September 30, 2025



場所はufotable CINEMAのエントランス。


登壇者はれむれむ氏と比良坂氏。れむれむ氏は「零合」の編集者であり、零合舎の代表であり、そして比良坂氏のアニメ『忘星のヴァリシア』の配給・宣伝プロデューサーも務めています。


比良坂氏は『忘星のヴァリシア』を自主制作する以前に、「零合」にイラストを寄稿していたという縁があります。


この「零合」を1人で編集しているのがれむれむ氏。とにかくあらゆる仕事を担当しているので、「とにかくやることが多すぎる」とのこと。


そして、このイベントが開催されるまでのあらすじ。零合舎の設立は2021年2月で、同年11月に「殺伐百合アンソロジー『Edge of lilies』」を発行。「感情の臨界点、感情の最前線」をうたう本誌は、「決して愛だけでなく、殺意や憎悪なども含めたむき出しの感情が2人の間で絡み合う」という百合をテーマにしたアンソロジー本で、実売数は2000部突破。なお、あくまでも零合舎は出版となっています。


2023年に百合SFロボットアニメ『忘星のヴァリシア』第一章が公開されます。

【自主制作アニメ】忘星のヴァリシア 第一章:劫火【続編上映中!】【百合ロボットアニメ】 - YouTube


その後、比良坂氏は続編となる第二章の制作を続けますが、一方のれむれむ氏は多忙を極め、本人いわく「壊れていた」という状態に。生産的な活動は休憩し、その間は旅行に出かけたり、アニメを見ていたりしていたそうです。


2025年初頭に『忘星のヴァリシア』第二章の初号が完成。比良坂氏は「見てもらえる人はれむれむ氏しかいない」と考えたそうで、休憩中と知りつつ、れむれむ氏にチェックを依頼。第二章を見たれむれむ氏は作品を高く評価し、自社配給を決意します。そして、『忘星のヴァリシア』第二章は大須シネマやufotable CINEMA、下北沢鳥ウッドといった劇場で2025年4月に本当に公開され、大好評。こうした活動の中で「最近アニメがおもしろい!!」となったれむれむ氏は復活を遂げたのでした。

劇場アニメ『忘星のヴァリシア 第二章:群青』本予告|2025年春公開【自主制作百合SFロボットアニメ】 - YouTube


というわけで、今回のトークテーマである「広義の百合」について。「唯一百合」というのは、「コミック百合姫」など百合を題材にしたメディアは他にもあるものの、小説をまとめた文芸誌として百合専門を掲げたものは「零合」が唯一、という意味です。そして、「広義の百合」という言葉には、「女の子同士の友愛・恋愛だけが百合じゃない」という意図があります。


たとえば、初期にアンソロジーとして取り上げた「殺伐百合」は、女の子が仲良くするだけではなく、逆にあまり仲良くない関係性も百合と捉えています。比良坂氏は「(『殺伐百合アンソロジー』は)ちゃんと辞書の意味もありますからね」とコメント。


要するに解釈の幅が広すぎるので、「2人いれば感情が発生するので、それをすべて百合と決めてしまおう」というのが広義の百合。


そして、2025年の百合は「ガールズラブコメ」が来ているとして、ライトノベル『』、通称『わたなれ』が紹介されました。テレビアニメも2025年夏に放送され、続編の制作およびテレビ放送が決定し、2025年11月にはテレビ放送に先駆けて全5話の特別編集版『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)~ネクストシャイン!~』が劇場公開されます。マチ★アソビ Vo.29でも、『わたなれ』のイベントが開かれます。


ここで、れむれむ氏が立ち上がって、何やらごそごそ。


登場したのは、『わたなれ~ネクストシャイン!~』販促ポスターのパネルでした。


零合舎は『わたなれ~ネクストシャイン!~』に関与していませんが、実は「わたなれ」原作者のみかみてれん氏は、「零合」創刊号で寄稿していたという縁がありました。れむれむ氏は、寄稿してくれたみかみてれん氏に「ありがとう!」と謝辞を述べます。


「そして、全てのみかみてれんに」


「おめでとう」。会場が暖かい拍手で包まれました。


祝辞が述べられたあと、「では、『わたなれ』のようにライトノベルを読んだ人が、次どこに行くのか?」という話に。「ミステリーやSFなど、もっと広く色んな表現を見てみたい」となった時、「零合」は「広義の百合」を唱えているように、「何でもおもしろければ受け付ける」という表現に対する寛容さをもっているのがポイント。一方で「私は百合が全然わからないですが、感情にはうるさいです」と、れむれむ氏。

表現に対して寛容でありながら、感情への切実さで勝負するとはどういうことなのかについて説明するために、「零合」第2号の表紙が紹介されました。表紙のイラストを担当したのは漫画家の高橋しん氏。代表作の『』はいわゆるセカイ系というジャンルを語る上では外せない作品で、ゼロ年代を代表するボーイ・ミーツ・ガール物として知られています。


つまり少年少女の物語として「ボーイ・ミーツ・ガール」があるように、少女たちの「ガール・ミーツ・ガール」、すなわち百合の物語の場こそが「零合」であるとれむれむ氏は語りました。


そして、「唯一百合」である「零合」は「ガール・ミーツ・ガール」の文芸誌だ、とれむれむ氏は宣言。


トークテーマは「あなたの百合はどこから?」に移ります。ここで、PCゲームブランド「フロントウイング」の宣伝担当スタッフである佐藤さんがゲストで参戦。


フロントウイングが2024年にリリースした「リルヤとナツカの純白な嘘」は百合を題材にしたビジュアルノベルゲームとして高く評価されており、れむれむ氏比良坂氏も、『リルヤとナツカの純白な嘘』を絶賛するレビューを投稿しています。


比良坂氏は、高校生の頃に見たテレビアニメ「がっこうぐらし!」のりーさんとくるみの「支え合ってお互いのことを思い合ってるけど、それは共依存に踏み込んでないの?そこからもっと踏み込まなくて大丈夫なの?」という危うい関係が、創作のきっかけになったとのこと。その後、「プリンセス・プリンシパル」や「フリップフラッパーズ」で創作の内容も百合に傾いていったそうです。

そして、佐藤さんは「百合というものを自覚する前から同性愛表現を普通に受け入れられている人間で。世代的に『カードキャプターさくら』ってアニメがすごく好きで、さくらちゃんと知世ちゃんの感情が普通で、友情じゃないというのもわかっていて、中学校に上がったくらいに『あれは百合だったかも』と気付いた」と語りました。

また、れむれむ氏にとっての百合は、「高河ゆん氏の『』が大好きで、そこから」だそうで、作品の中で描かれる「感情の強さ」に大きく影響されたとのこと。


これまでの話を踏まえた上で、これからの零合舎の話に移ります。「零合」第3号のテーマは「百合は(いい)ぞ」とのこと。「いい」に括弧が付いているのがポイント。


つまり、「百合はカッコいい!!!!!」


というわけで、第3号の表紙は、「」でおなじみの高河ゆん氏&南方純氏のコンビ。2人は「殺伐百合アンソロジー」でも表紙を務めました。


2026年3月14日に発売予定の「零合」第3号のキャッチコピーは「感情(いろ)はあせない」「喜怒哀楽、私だけのもの」となっています。喜楽だけでなく怒や哀という感情もすべてぶちこみたい、その上でこの2人に表紙を依頼した、とれむれむ氏。


会場では、高河ゆん氏のコメントが紹介されました。


これを受けての南方純氏のコメントは「頑張ります!」という力強いコメント。


そして、れむれむ氏の「編集長として頑張ります!」という意気込み。


なお、零合舎は2026年に「零号」第3号のほかにも何かを刊行する予定とのこと。また、2027年には『忘星のヴァリシア』最終章:最果、そしてシリーズ3部作を再構成した総集編を劇場公開する予定であることもイベントの最後に発表されました。




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