
キーレスエントリーは鍵を車に差し込まなくても電波を使って遠隔でドアのロックを解除できる仕組みです。電波の届く距離は約30m程度であることが多いですが、頭にキーを当てながらボタンを押すとより遠くから車のロックを解除できるという現象について、ノッティンガム大学のロジャー・ボウリー教授が解説しています。
Unlocking a car with your Brain - Sixty Symbols - YouTube

キーレスエントリーキーを使うと、キーの「解錠」「施錠」ボタンを押すことで離れたところから車のロックを操作できます。ボウリー教授の車は電波を受信すると黄色く光ってお知らせしてくれる様子。

車から遠くへと移動し、キーのボタンを押しても車が反応しない位置まで来ました。

ここでボウリー教授はキーを頭にあてました。

この状態でボタンを押すと車が反応し、なぜか通常より遠くまで電波が届いていることが確認できます。

さらにボウリー教授は道を挟んで反対側の敷地まで移動しました。この位置からではキーを頭にあてても車は全く反応しません。
そこでボウリー教授は頭の上に水の入ったポリタンクを乗せました。
ポリタンクにキーをあててボタンを押すと車のロックが解除されました。
ボウリー教授によると、キーから出た電波とポリタンクの水分子の動きが同期して信号が増幅され、より遠くに電波が伝わるとのこと。キーを頭にくっつけた際にも、頭の中の水分がポリタンクの水と同じ働きをしていたというわけです。
電磁界シミュレーションソフトウェアを開発するRemcomがこの現象を分析しており、手に持っている時や胸にあてている時と比べて、緑色の線で示されている通り頭にキーをあてている時の信号の強度が高いという結果を公表しています。
なお、Remcomの分析結果ではキーを口元に持って行くと電波の強度が最大になるとのこと。どうしても遠くから車のロックを解除したい場合は試してみて下さい。



