以下の内容はhttps://gigazine.net/news/20230424-tesla-win-autopilot-lawsuit/より取得しました。



2019年に発生した事故の原因がテスラの自動運転支援システム「オートパイロット」に求める裁判で、被告であるテスラ側が勝訴したと報じられました。この裁判はオートパイロットに関する最初の裁判とされており、テスラが今後同技術をめぐる訴訟に直面した時に重要な判例となる可能性があります。

Exclusive: Tesla's Autopilot never claimed to be self-pilot, juror says | Reuters
https://www.reuters.com/business/autos-transportation/teslas-autopilot-never-claimed-be-self-pilot-juror-2023-04-21/


Tesla beats Autopilot lawsuit as jury rejects crash victim’s claim | Ars Technica
https://arstechnica.com/tech-policy/2023/04/tesla-beats-autopilot-lawsuit-as-jury-rejects-crash-victims-claim/

Tesla wins lawsuit that blamed Autopilot for crash - The Verge
https://www.theverge.com/2023/4/21/23693482/tesla-lawsuit-blamed-autopilot-crash

この裁判は、ロサンゼルス在住のJustine Hsu氏が2019年にテスラのモデルSをオートパイロットで運転中に起こった事故について(PDFファイル)訴えたもの。Hsu氏は、縁石へ衝突した衝撃でエアバッグが展開したことで「アゴを骨折して歯が折れ、顔面の神経を損傷した」として、テスラのオートパイロットとエアバッグの設計に欠陥があると主張し、テスラに対して300万ドル(約4億円)以上の損害賠償を求めました。


テスラは事故に対する責任を否定し、「ユーザー向けのマニュアルで、街中ではオートパイロットを使用しないように注意していたにもかかわらず、Hsu氏は無視して街中でオートパイロットを使った」と主張。

そして、2023年4月21日(金)にロサンゼルスの高等裁判所で、「エアバッグが安全に作動しなかったわけでもなく、テスラが意図的に事実を開示しなかったというわけではない」という評決が下り、Hsu氏への損害賠償は認められず、テスラ側の勝訴となりました。

評決後、陪審員を務めたMitchell Vasseur氏は「テスラのオートパイロットは決して自動運転システムではありません」と警告し、今回の一件ではドライバーの注意散漫が原因であると述べました。また、陪審員長のオリビア・アブシャー氏は「テスラのオートパイロットは、ドライバーが適切に操縦していない場合、音声による警告と視覚的な警告の両方を行うため、ドライバーの責任であることが示されます」とコメントしました。


Hsu氏の弁護士であるドナルド・スラヴィク氏は、Hsu氏が注意散漫だとする陪審員の意見に理解を示した上で、「警告を受けたのは縁石に衝突する1秒前だった」と述べ、評決を不服とする姿勢を見せました。

なお、記事作成時点でテスラは、2021年2月にオートパイロットモードのモデルXが停車中の警察車両に衝突した事件についての裁判も係争中。また、停車中の緊急車両に衝突する事故が相次いだため、アメリカ運輸省の国家道路交通安全局がテスラのオートパイロットを対象にした調査を開始しています。

テスラの「オートパイロット機能」の正式調査をアメリカ政府機関が開始、停車中の緊急車両に衝突する事故が相次いだ件で - GIGAZINE




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