以下の内容はhttps://gigazine.net/news/20230213-musk-twitter-death-spiral/より取得しました。



実業家のイーロン・マスク氏はTwitterに就任してから、ツイートの最大文字数を延長しようとしたりユーザーに見せるタイムラインのアルゴリズムに手を加えたりと、Twitterというプラットフォームにさまざまな変更を加えようと試みています。しかし、CEOに就任してすぐに大量解雇を行ったことで、膨大な量のコード変更に対応できていないと報じられています。

Under Elon Musk, Twitter is stuck in a recurring code loop nightmare
https://www.fastcompany.com/90848175/twitter-stuck-in-code-loop-nightmare

Twitter staff concerned over 'massive' problems with site and warn of more issues to come
https://inews.co.uk/news/twitter-staff-concerned-over-massive-problems-with-site-and-warn-of-more-issues-to-come-2139083

2023年2月9日に「1日のツイート送信制限を越えています」というメッセージと共にツイートを投稿できなくなるという障害が発生しました。

Twitterで日本を含め世界的な障害が発生、「1日のツイート送信制限を超えた」とのエラーメッセージ - GIGAZINE


IT系ニュースサイトのFast Companyは、この障害の遠因の1つがTwitterの度重なる改修である可能性を示しています。Fast Companyによると、Twitterは頻繁にコードが「凍結」されており、プラットフォームのソースコードに対する修正がうまく進んでいないとのこと。つまり、何か問題が起こると膨大な量のコード修正が発生してしまい、何が原因で問題が生じているのかを解明することが難しくなっているそうです。

Twitterでは、280文字を超える長文を投稿する機能の追加や、ツイートをユーザーに見せるおすすめアルゴリズムの見直しなど、さまざまな改革がマスクCEOのもとで行われています。しかし、マスク氏は就任早々に従業員の75%を解雇すると報じられ、実際に大量の従業員が突然会社を辞めることになりました。その結果、プラットフォームを維持するための人員が不足しているとのこと。

また、マスクCEOから突然従業員に指示が飛んでくることもあるとのこと。例えば、2023年2月にあるアメリカンフットボール最大のイベント・スーパーボウルに備えてシステムの安定性と堅牢性を最大限向上させるため、新機能の開発を一時停止するようにマスクCEOから指示があったことが報じられています。

SCOOP: Elon has emailed staff following the Twitter outage.

“Please pause for now on new feature development in favor of maximizing system stability and robustness, especially with the Super Bowl coming up.”

— Kylie Robison is OOO ???????? (@kyliebytes) February 8, 2023


Fast Companyの取材に応えたTwitterの元エンジニアであるメリッサ・イングル氏は、マスクCEOがTwitterのシステム障害が起こる度にコードを凍結しているのは、根本的な問題が特定されるまで先送りにしているだけだと批判しました。イングル氏は、マスクCEO就任後にTwitterアプリをリニューアルした時、一度に多くの変更を行ったために、直近の障害の原因を特定できておらず、その結果さらなる障害を呼んでいると指摘しています。


イングル氏は、「多くのチームで(不本意であろうとなかろうと)独自のノウハウを抱えていましたが、出荷された新しいコードについてはチームが人手不足で、従来のTwitterシステムに関する専門的なノウハウも著しく不足しているため、世界的にシステムが停止する可能性があります」と述べています。

マスクCEOが行っているコードの凍結は、システムへの影響を最小減に抑えるための安全策として考案された施策だとのこと。通常コードの凍結とは、エンジニアがプラットフォームで何がうまくいっていないのかを検討して修正するための時間を確保するためのやり方であり、単に問題を先送りするための方法ではありません。

イングル氏は「人手不足の中、どうにかして新機能を作り上げるという苦戦を強いられているようで、心が痛みます」と述べ、マスクCEOによって人員が削減され、新機能の迅速な開発を強制されることによって、Twitterというシステムに複数の脆弱(ぜいじゃく)性が生まれていると指摘。「私や他のエンジニアが大声で言っているのは、Twitterは死のスパイラルに陥っている可能性があることです」と述べました。

In which I and a few other engineers say it out loud: Twitter may be stuck in a death spiral. https://t.co/GY9GXoFFqe

— Melissa Ingle (@mingle74) February 10, 2023




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