
世界で最も売れたゲームとして知られる「マインクラフト」は、1人でプレイするだけでなく、サーバーに接続することで、複数人で1つの世界を共有しながらゲームを進めるマルチプレイも可能です。そんなマインクラフトのサーバーをなんと「市販の一眼レフカメラ」に構築することに、プログラマーのTurtius氏が成功したと報じられています。
This Guy Got a Minecraft Server Running on His Canon DSLR | PetaPixel
https://petapixel.com/2021/03/03/this-guy-got-a-minecraft-server-running-on-his-canon-dslr/
実際にEOS Kiss X9上でマインクラフトのサーバーを構築したところを以下のムービーで見ることができます。
minecraft server on a camera - YouTube

Tuirtius氏が改造したのは、キヤノンのデジタル一眼レフカメラ・です。Turtius氏はキヤノンのネットワークプロセッサのリバースエンジニアリングに挑戦している時に、「カメラをマインクラフトのサーバーにすることは可能なのではないか?」と思いついたとのこと。

EOS Kiss X9上で動いているのはあくまでもサーバーだけであり、クライアントは動作していません。EOS Kiss X9の液晶パネルに映っているのは、EOS Kiss X9と同じLANに接続しているPCの画面です。なお、マインクラフトのサーバーソフトには、8ビットデバイスに最適化されたAvrcraftを使っているそうです。

PC上で起動したマインクラフトのクライアントから、サーバーのローカルIPアドレスを入力し、EOS Kiss X9上に起動したサーバーへのアクセスを試みます。

無事にサーバーを発見。

EOS Kiss X9の液晶ディスプレイ上では、PCの画面の上に緑の文字でサーバーログが表示されており、「Turtius has joined the game!」と、クライアントからの接続成功のメッセージが表示されています。
特にエラーもなく、サーバーは順調に動作しているようです。
また、クライアント側も問題なくマインクラフトを遊ぶことができました。
Turtius氏によれば、マインクラフトのサーバーを立てた状態では写真やムービーを撮影することはできず、クラッシュしてしまう可能性もあるとのこと。EOS Kiss X9のプロセッサがもう少し強力であれば、地形を自由にカスタムすることもできるだろうと、Turtius氏は述べています。
Turtius氏はキヤノン・EOSシリーズの非公式ファームウェア拡張である「Magic Lantern」向けにEOS Kiss X9でAvrcraftを動作できるアドオンを開発。そのソースコードを、GitHubで公開しています。
ただし、Turtius氏は「このアドオンによってカメラが壊れてしまう可能性があるので、何をやっているのかわからないまま導入することはお勧めしません」と述べ、アドオンの導入を試みてカメラが故障しても責任は負わないとしています。


