
ソフトウェアワークフローを自動化してくれる「GitHub Actions」を悪用する形で、GitHubのサーバーが暗号資産(仮想通貨)マイニングに利用されていることが判明しました。
GitHub Actions being actively abused to mine cryptocurrency on GitHub servers
https://www.bleepingcomputer.com/news/security/github-actions-being-actively-abused-to-mine-cryptocurrency-on-github-servers/

ニュースサイト・Bleeping Computerの報告によると、攻撃はまず、GitHub Actionsを有効にしている正当なリポジトリをフォークするところから始まり、フォークされたバージョンに悪意のあるコードを挿入。そして、元のリポジトリのメンテナーに、コードをマージして戻すためのプルリクエストを提出する、という形で行われます。
実際に攻撃を受けたリポジトリのスクリーンショットはこんな感じ。
One of my repo's just got hit with a similar attack. Account in question has a bunch of other open PR's that currently have miners running. https://t.co/PZxApykuO9 pic.twitter.com/zugl7mFK0K
— Justin Perdok (@JustinPerdok) April 2, 2021
この攻撃を報告したJustin Perdok氏によると、攻撃のトリガーは「プルリクエストの提出」であって、プルリクエストが承認される必要はないとのこと。
Bleeping Computerによれば、悪意のあるプルリクエストはGitLabにホストされている「npm.exe」をダウンロードするようにGitHubのサーバーに要求。この「npm.exe」はNode.jsのインストーラーやNode Package Managerとは無関係なマイニングプログラムで、攻撃者の提供した引数とウォレットアドレスを介して、マイニングを実行するとのことです。
なお、過去にもGitHub Actionsを介してGitHubのインフラを悪用する攻撃はあり、ボットネットがホストされたこともありましたが、今回の攻撃はあくまでサーバーをマイニングのために使っているだけであるとみられています。