以下の内容はhttps://gigazine.net/news/20210210-apple-car-road-test-2020/より取得しました。



自動運転車の開発者がカルフォルニア州で試験走行を行うには、カリフォルニア州車両管理局に走行距離や人間による操作が必要になった回数を報告することが義務づけられています。自動運転車を開発するAppleやWaymoなどの自動運転車開発企業がカリフォルニア州車両管理局に報告した内容から、各企業の自動運転車開発状況が判明しています。

Apple Self-Driving Cars Tests More Than Doubled in 2020 - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-02-09/apple-more-than-doubled-road-tests-of-autonomous-cars-in-2020

◆Apple
Appleは2020年にカルフォルニア州で18805マイル(約3万264km)の試験走行を実施しました。これは、2019年の試験走行距離7544マイル(約1万2141km)の2倍以上です。

また、2020年の試験走行中には人間による操作が130回行われました。これは換算すると「145マイル(約233km)ごとに1回」という頻度で人間による操作が行われた計算です。この頻度は、2019年には「118マイル(約190km)ごとに1回」、2018年には「118マイル(約190km)ごとに1回」だっただめ、Appleの自動運転技術が2年間で大きく向上していることが読み取れます。


Appleはテスラの元従業員を数十人雇用していることが知られていますが、2021年2月に新たにポルシェのシャーシ開発責任者を雇用したことが報じられており、自動運転車開発のさらなる加速が期待されています。

Appleがポルシェのシャーシ開発責任者を雇用、自動運転車開発プロジェクトが加速か - GIGAZINE


◆Cruise
ゼネラルモーターズの所有する自動運転車開発企業Cruiseは、2020年に77万マイル(約124万km)の試験走行を行いました。人間による操作が必要になったのは2万8520マイル(約4万5898km)ごとに1回で、2019年の1万2221マイル(約1万9668km)ごとに1回から大きく改善しています。

Cruiseの社長兼最高技術責任者であるカイル・フォークト氏は「私たちは2020年の最後の3カ月間に20万マイル(約32万km)の試験走行を実施しました。その間、一度も人間による操作を必要としませんでした」と語り、2020年の中でもCruiseの自動運転技術の完成度が徐々に高まったと強調しています。

Cruiseは2021年1月にMicrosoftから20億ドル(約2080億円)の出資を受けており、Microsoftのクラウドコンピューティングプラットフォーム・Azureを活用することが報じられています。

MicrosoftがGM傘下で自動運転車を開発する「Cruise」に出資、Google系の「Waymo」に対抗 - GIGAZINE


◆Waymo
Googleから独立してAlphabet傘下となったWaymoは、2020年に62万8839マイル(約101万km)の試験走行を行いました。このうち人間による操作が必要になった回数は21回で、換算すると「3万マイル(4万8000km)ごとに1回」という、Apple・Cruise・Waymoの3社で最も少ない頻度でした。

なお、Waymoは2020年10月より完全無人タクシーサービス「Waymo One」を一部地域で提供しています。

「Waymo」の自動運転車に60回以上乗って分かったその安全性とは? - GIGAZINE




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