
ウェブブラウザ「Firefox 83」の正式版が公開されました。JavaScriptの動作速度が向上したほか、HTTP通信をブロックする「HTTPSモード」が追加されたり、タッチ操作やピクチャーインピクチャーのショートカットが追加されたりするなど多数のアップデートが行われています。
Firefox 83.0, See All New Features, Updates and Fixes
https://www.mozilla.org/en-US/firefox/83.0/releasenotes/
◆JavaScriptエンジンが大幅に強化
Firefoxで利用されているJavaScriptエンジン「SpiderMonkey」が大幅にアップデートされ、ページの読み込み速度が最大15%向上したほか、応答性が12%、メモリ使用量が8%改善されています。同時にセキュリティも強化されているとのこと。
◆HTTPSモードが導入
セキュリティで保護されたHTTPS通信のみを許可するモードが追加されました。オプションの「プライバシー&セキュリティ」の項目で有効化することができます。

◆タッチ操作が可能なPCでピンチズームをサポート
タッチスクリーン搭載Windowsおよびタッチパッド操作可能なMacにて2本指でページの拡大・縮小を行うことが可能になりました。
◆ピクチャーインピクチャーの操作性が改善
ムービーをピクチャーインピクチャーで再生中に、矢印キーとコントロールキーを利用して早送りや巻き戻し、音量調整が可能になりました。ショートカット一覧は公式のサポートページで確認できます。

◆画面共有を行った際に、どの画面が共有されているのかがより明確に
◆Apple Silicon CPUをサポート
バージョン83以降のFirefoxは、Apple Silicon CPUが搭載されたAppleデバイス上で問題なく動作します。バージョン83の時点ではRosetta2のエミュレーション機能を利用していますが、将来的にはApple Silicon CPU用にネイティブコンパイルを行うよう計画しているとのこと。
◆開発者向けの変更点
・開発者ツールのページインスペクタで「スクロール」バッジが利用可能に
スクロール可能な要素を素早く見つけることが可能になりました。なお、スクロールを発生させている要素には同時に「オーバーフロー」バッジも表示されるとのこと。

・アイコンのリンク要素にcrossorigin属性を設定可能に
・MathML要素にdisplaystyle属性を設定可能に
・CSSでconic-gradient関数が利用可能に
conic-gradient関数は中心点から扇状にグラデーションするイメージを作成するのに利用可能です。

また、Firefox 83には数多くのセキュリティフィックスも含まれています。