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1000社近い企業から広告の出稿をボイコットされているFacebookが、ボイコットを呼びかける公民権団体とのミーティングを行いました。団体側は、「FacebookはPRの演習をしているかのようだった」「失望した」と声明を発表しています。

#StopHateForProfit Sees No Commitment to Action at Meeting Between Campaign Leaders and Facebook's Mark Zuckerberg | Free Press
https://www.freepress.net/news/press-releases/stophateforprofit-sees-no-commitment-action-meeting-between-campaign-leaders

Facebook Fails to Appease Organizers of Ad Boycott - The New York Times
https://www.nytimes.com/2020/07/07/technology/facebook-ad-boycott-civil-rights.html

Facebook boycott: Civil rights groups call meeting 'a disappointment'
https://www.cnbc.com/2020/07/07/leaders-of-facebook-ad-boycott-no-commitment-to-action-from-execs.html

トランプ大統領がSNSに投稿した暴力を示唆する内容をFacebookがラベル付けしなかったことに対し、多くの企業が不満を示しており、そこから1000社近い企業がFacebookでの広告出稿を取り止める「#StopHateForProfit」(利益のための憎悪を止めよう)キャンペーンに参加しています。

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アメリカから始まったキャンペーンは全世界的な動きを見せ、2020年6月26日(金)にFacebookの時価総額が560億ドル(約6兆円)下がったと報じられました。

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しかし、Facebookが抜本的なポリシー改定を行わず、ヘイトスピーチがいまだFacebook上で放置されているとして、ボイコットキャンペーンは終息せず。2020年7月7日にはFacebookのマーク・ザッカーバーグCEOとシェリル・サンドバーグCOO、権利擁護団体Free PressのCo-CEOであるジェシカ・ゴンザレス氏、全米黒人地位向上協会(NAACP)のCEOであるデリック・ジョンソン氏、公民権擁護団体Color Of Change代表のラシャド・ロビンソン氏、名誉毀損防止同盟CEOのジョナサン・グリーンブラッド氏によるミーティングが行われました。

Free Pressの発表によると、ミーティングでは、Facebookの製品に差別が含まれていないか評価するためにFacebookが市民権の専門家を役員レベルで雇うことや、ヘイトやフェイクニュースに関して定期的に第三者による監査報告を行うこと、Facebookがコミュニティ標準を変更しChange the Termsの推奨するポリシーを取り入れることなどが団体側から提案されたとのこと。

一方、Facebook側は、さまざまな人種差別においてFacebookの行いが適切であるか調べる公民権監査の最終セクションが発表される予定であること団体側に述べました。Facebookが最後に公民権監査の報告を行ったのは2019年7月ですが、この時、Facebookは監査が提案した内容の採用を多数断りました。なお、間もなく行われるという公民権監査の内容についても不明で、ゴンザレス氏はミーティングに先立って監査のコピーを受け取ることはできなかったと述べています。

ゴンザレス氏によると、ザッカーバーグCEOとサンドバーグCOOは公民権を守る立場自体には同意したものの、団体側が提示した10の要求は、そのほとんどが通らなかったとのこと。Facebook側は過去2年間で交わした会話を繰り返し、団体側の要求をのまずに心地良い対話で団体をなだめ、具体的に実行可能な措置については述べなかったそうです。


ゴンザレス氏は声明で、「Facebookがユーザー、広告主、社会全体に対しての責任を拒否していることには、非常に失望しています。私たちは、人の信念・意見・行動、そして現実世界で起こっている危害に対し大きな役割を果たすFacebookが内省し謙虚な行いを取ることを期待していました。しかし、Facebookは対話を行うだけで、行動を起こしません」「Facebookは今日のミーティングがまるでPRの演習であるかのように振る舞いました。しかし、ボイコットを行っている企業のリーダーや広告主は#StopHateForProfitが命や安全、自由、コミュニティに関するものだと理解しています」と発表しています。

なお、ザッカーバーグCEOは、ボイコットキャンペーンはFacebookの収益に打撃を与えておらず、広告主もすぐに戻ってくるとの考えであるとも報じられています。

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