以下の内容はhttps://gigazine.net/news/20200702-google-payment-to-apple/より取得しました。



GoogleとAppleはスマートフォン市場においてライバル関係にあるにもかかわらず、iOSのデフォルト検索がGoogleに設定されているという関係でもあります。これは成功報酬契約により実現していて、GoogleはAppleに対して2014年時点で年間10億ドル(当時のレートで約1190億円)2017年時点で年間30億ドル(当時のレートで約3300億円)という巨額の支払いをしていますが、2020年時点の最新のレポートにより、その支払額がさらに増えていることがわかりました。

Online platforms and digital advertising market study - GOV.UK
https://www.gov.uk/cma-cases/online-platforms-and-digital-advertising-market-study


Appendix H: default positions in search
(PDFファイル)https://assets.publishing.service.gov.uk/media/5efb1d9ad3bf7f7693924235/Appendix_H_-_search_defaults_v.6.pdf

UK regulators take aim at Apple's search engine deal with Google - Reuters
https://www.reuters.com/article/us-apple-google/uk-regulators-take-aim-at-apples-search-engine-deal-with-google-idUSKBN242748

このレポートはイギリスの政府デジタルサービスによりまとめられたもので、機密情報にあたる部分の数字や文言は伏せられているものの、2019年にGoogleがイギリスで発生した検索トラフィックに対して行った支払総額は12億ポンド(約1600億円)であることが示されています。


Googleでは携帯電話キャリアや端末メーカー、サードパーティーのブラウザやOSなどに対して、「デフォルトの検索エンジンをGoogleに設定する」ことを条件に、成功報酬型の契約を結んで支払いを行っています。その支払いの大部分を占めるのが、Appleに対するものです。

以下はその支払額の推移を示したグラフで、色の濃いところはデスクトップ端末に関連する支払い、色の薄いところはモバイル端末に関連する支払いを表しています。Android界隈に対するものより圧倒的に多いというAppleへの支払額が年々増加していることが一目瞭然です。


こうした状況についてレポートをまとめた政府デジタルサービスは、GoogleとAppleが組むことにより検索エンジン市場の競争が妨げられていると指摘しており、「ユーザーにデフォルトの検索エンジンを選ばせる選択画面を表示させること」を求めるなどの対策を規制当局が実施できるようにすべきであると述べています。

なお、MicrosoftもBingをデフォルト検索エンジンにしてもらうために、Googleと同様の契約を多数の企業と結んでいます。




以上の内容はhttps://gigazine.net/news/20200702-google-payment-to-apple/より取得しました。
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