以下の内容はhttps://gigazine.net/news/20200311-harvard-mit-moving-online-classes/より取得しました。



新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がアメリカ各地に広がっている状況を鑑みて、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)などの大学が「全ての授業をオンラインに移行し、当面はキャンパス内に大勢の学生が集まらないようにする」方針を決定しました。

Update from President L. Rafael Reif to the MIT Community | COVID-19 (coronavirus) Update | Massachusetts Institute of Technology
https://web.mit.edu/covid19/update-from-president-l-rafael-reif-to-the-mit-community/

Coronavirus (COVID-19) | Harvard University
https://www.harvard.edu/coronavirus

Harvard, MIT Among Schools Moving to Online Classes Amid Coronavirus Outbreak – NBC Boston
https://www.nbcboston.com/news/coronavirus/citing-coronavirus-concerns-harvard-asks-students-not-return-spring-break/2088418/

Harvard University, MIT moving to remote learning over coronavirus concerns
https://www.wcvb.com/article/harvard-university-moving-to-remote-learning-over-coronavirus-concerns/31333872


アメリカ国内でも新型コロナウイルス感染症の患者数は増加し続けており、記事作成時点では1000人以上が新型コロナウイルス感染症であると診断され、少なくとも32人の死亡者が確認されています。また、ニューヨーク市郊外では学校や礼拝所を含んだ直径1マイル(約1.6km)の範囲を「収容エリア」と認定し、2週間閉鎖することも決定されたとのこと。

Coronavirus updates: U.S. cases top 1,000 as states scramble to contain the virus
https://www.cbsnews.com/live-updates/coronavirus-updates-cases-fears-deaths-us-latest-2020-03-10/


感染拡大を防ぐためにさまざまな策が講じられる中、マサチューセッツ州の州都であるボストンでは、複数の大学が「授業をオンラインに移行して学生たちが集まるのを防ぐ」方針を決定。2020年3月10日にはハーバード大学、MIT、タフツ大学、エマーソン大学などが、オンラインの授業を実施することを公式に発表しました。

ハーバード大学では、全ての大学院および学部で行われる授業をオンラインで実施する計画であり、3月10日から順次移行をスタートして3月23日までに移行を完了する予定だとのこと。そのため、学生たちは学業上の要件をリモートで満たす必要があり、春の休暇が終了した後もキャンパスに戻ってくることを原則として禁止され、キャンパス内の活動および交流は厳しく制限されると公式ホームページで記されています。


今回の決定についてハーバード大学のLawrence Bacow学長は、「バーチャルでの教育に移行するという決断は軽いものではありませんでした」とコメント。教室や食堂などのスペースで大勢が集まる時間を最小限にするための措置であり、学生たちが25人以上で集まることは好ましくないとも指摘しました。

また、ハーバード大学は4月30日まで「大学関連の国外旅行を全て禁止」「個人的な国外旅行も非推奨」「大学関連の重要でない国内旅行も禁止」「個人的な国内旅行は慎重に」といった旅行ポリシーや、「25人以上の重要性が低い会議やイベントの開催禁止」「アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が新型コロナウイルス感染症に関してレベル3の渡航健康勧告を発している国(記事作成時点では中国・イラン・イタリア・韓国)から帰国した関係者は、キャンパスに到着する48時間前にフォームを通じて健康状態を申告し、14日間は自己隔離する必要がある」などの各種制限も設けています。


そしてMITでは、「3月16日~3月20日に行われる予定だった全ての授業はキャンセルされる」と、L・ラファエル・ライフ理事長が学生に向けた通知の中で発表。その後の春休み期間を経て、3月30日からオンラインでの授業に移行する予定です。

さらに、学生寮やMITが提供する住居で生活する全ての学部生も自宅へ帰る必要があるそうで、学生たちは3月14日から荷造りを開始し、3月17日の正午までに学生寮や住居から完全に退去しなければならないとのこと。「これらのステップが数千人もの学生を混乱させることは明らかです」「この難しい課題に協力して対処する時、私たち全員がお互いに忍耐強く、敬意を持つことを望みます」と、ライフ氏は述べました。

なお、学生寮などからの退去に関しては、「ビザの問題で帰国したら再びMITに戻れない可能性がある」「母国へ戻ることが新型コロナウイルス感染症のリスクを高める」「帰る家がない」「母国の治安や家庭状況を考慮すると帰国が困難」といったケースで例外を認める方針だそうです。

MITでは地元のボストンで多くの新型コロナウイルス感染者が確認されているだけでなく、感染者の1人が2月下旬にマサチューセッツ工科大学スローンマネジメントスクールを訪れていたことも確認されているとのこと。今回の決断はこうした状況をふまえての措置であり、「気分が悪い場合は、家にいることが最も重要です!」と、ライフ氏からの通知には記されていました。


ボストンにあるタフツ大学、エマーソン大学、サフォーク大学、ノースイースタン大学、バブソン大学なども同様の措置をとると発表しているほか、スタンフォード大学、コロンビア大学などもオンラインで授業を行うと発表しています。




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