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無線LAN規格の策定を行うWi-Fi Allianceが、通信に利用する無線電波の周波数を6GHz帯(5.925GHz~7.125GHz)にまで拡張した新規格「Wi-Fi 6E」を2020年1月3日に発表しました。

Wi-Fi Alliance® brings Wi-Fi 6 into 6 GHz | Wi-Fi Alliance
https://www.wi-fi.org/news-events/newsroom/wi-fi-alliance-brings-wi-fi-6-into-6-ghz

これまでのWi-Fi規格では、対応周波数は2.4GHz帯と5GHz帯の2つでしたが、Wi-Fi対応端末が近年増加したことで、利用可能な周波数チャンネルが不足する事態が予測されました。特に2.4GHz帯はチャンネルの関係上干渉しやすく、満足な通信ができなくなる状況も起こり得ます。

Wi-Fi 6Eは、2018年10月に発表されたWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に、無線免許不要な周波数として6GHz帯を追加した規格です。Wi-Fi 6Eは高解像度映像のストリーミングやデータの高速通信に適しており、6GHz帯では80MHz幅のチャンネル14chと160MHz幅のチャネル7chが用意されているとのこと。6GHz帯での通信は、規制当局の承認を得ればすぐに利用可能だとWi-Fi Allianceは述べています。

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調査会社のIDCは、Wi-Fi 6Eがまず消費者向けのアクセスポイントとスマートフォンに採用され、その後に企業向けで機械学習分析やリモートメンテナンス、従業員のVR(仮想現実)トレーニングのアプリケーションなどに採用されると予想しています。

IDCのリサーチディレクターであるフィル・ソリス氏は、「規制当局の承認が下りて6GHz帯が利用可能になれば、6GHz帯での通信をサポートする製品が急速に増加するでしょう。6GHzの容量は膨大なものであり、Wi-Fi 6以降のバージョンのWi-Fiで効率的に使われます。アメリカでは既に連邦通信委員会が6GHz帯を免許不要な周波数帯に解放しており、ヨーロッパや太平洋・アジア地域でも6GHzの利用認可作業が進められています」と述べています。

Wi-Fi Allianceは「Wi-Fiはモノのインターネット(IoT)の基盤技術として認識されており、通信ネットワークサービスが十分でない地域に5Gの提供を可能にするものとして、世界経済に大きく貢献しています」「Wi-Fi 6Eは6GHzを利用して、消費者、企業および産業環境向けに、大いに期待されているVRやAR(拡張現実)のユースケースを提供します」と述べました。




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