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Photoshopの開発元であるAdobeが年に一度、3日間にわたって開催するクリエイターの祭典「Adobe MAX 2019」では、全世界から1万5000人のクリエイターたちが集まり、イラスト・写真・映像・デザインなどに関するさまざまな最新技術に触れることが可能です。実際に参加してみたところ、オリジナルグッズが作りたい放題で、プロの写真家に写真を撮ってもらえ、プロカメラマンから直接写真撮影の極意を教えてもらうことも可能。会場のいたるところにはおいしいご飯や休憩用のハンモックが用意されているという、描く人・作る人にとっての天国となっていました。

Adobe MAX 2019 – The Creativity Conference | November 2–6, 2019
https://max.adobe.com/

M・ナイト・シャマラン監督や村上隆氏の登壇があったAdobe MAX 2019では貴重な講演を聞くことができましたが、電子機器の見本市「CES」のようにクリエイティブ関連のテクノロジーが展示されていたり、実際に使ってみたりが可能なブースも数多く存在しました。「Community Pavilion」に入ってみます。


中はこんな感じ。


例えばオリジナルグッズ製作サービスの「Zazzle」のブースでは、その場で自分のイラストを使ってカバンを作ることが可能。ブースには休む間もなくミシンを走らせる人や、持ち手部分を取り付ける人がいました。


カバンを作りたい人は、スマートフォンで自分のイラストをアップロードし、ブースにあるPCで仕上げ&入稿するだけでOK。Zazzleは有料サービスのため通常であればグッズ製作にお金が必要ですが、Adobe MAX会場では支払いは不要となっています。


こんな感じのカバンを作ることができます。


着々とカバンを作っていくスタッフ。


机の上にはまさに今作られたばかりのカバンが積み重ねられています。


さらに以下のブースでは……


書いて欲しいメッセージを見せたら、その場でカリグラフィを仕上げてもらえます。もちろんこれも支払いは不要。


DELLのブースでは画像の編集を行っている模様。


机に上にはサンプルのポートレートが並んでいます。


実は、ここはプロの写真家にポートレートを撮影してもらい、画像編集を経たものを受け取れるというブース。これももちろん支払いは一切なし。


写真を撮影するのは俳優・女優からオバマ大統領のポートレートまで撮影してきたポートレート専門のフォトグラファーであるマーク・マン氏。マン氏はDELLとのつながりが深く、時々イベントでこのような撮影をしているそうです。


撮影後、プロの手による画像編集が行われた写真を受け取れます。


フォトグラファーがいるブースは他にもあり、以下のブースではプロのフォトグラファーが撮影テクニック&画像加工テクニックを教えてくれました。


さらに、Xperiaとニトロコーヒー「RISE Brewing Co.」のロゴがあるブースに行ってみると……


何やらスマートフォンで撮影をしています。


写真撮影が終わるとコーヒーメーカー「Ripples」が稼働し……


こんな感じでニトロコーヒーの泡の部分に撮影した写真が転写され、参加者に提供されます。


Adobe MAXは朝から夜まで行われるイベントなので、食事のために外出しなくていいように、会場のいたるところで無料フード&ドリンクが提供されていました。


鍋の中には豪快にお肉やフライドポテトが入っています。


揚げ春巻きっぽい何か。


ハラペーニョのピクルス、サラダや……


フムスや黒米など。メキシコ色が濃いめの料理でした。


ということで牛肉とフライドポテト、サラダの上にチーズとマヨネーズソースなどをかけたものをゲット。よくわからないけれどカロリーの高い味わい&食べごたえばっちりなので、行きたい場所がいっぱいで休んでいる暇のないAdobe MAXにぴったりでした。


もちろんドリンクも自由に取っていってOK。お酒もありました。


ポップコーンを提供しているブースも。


大量のブラウニーが並んだブースもありました。


みっちり・ねっとりした食感のブラウニーは脳に直接糖分を届けてくれます。


RICOHが買収したアナジェットの衣料向けプリンターが置かれているブースもあり。


Adobe Frescoでお絵かきをしたら……


RICOH Ri 1000ですぐにプリントアウト。


会場にはこんな感じで参加者がプリントアウトした生地が飾られていました。


さらに、「ターミネーター:ニュー・フェイト」のブースも発見。ティム・ミラー監督はに引き続きターミネーター:ニュー・フェイトでもAdobeのソフトウェアを使って映像の編集作業を行ったとのこと。


ブースではターミネーターの世界観が再現されており……


参加者は「逃げて!」や「撃って!」といったスタッフの誘導の通りに動いていきます。参加者の目にはセット以外のものが何も見えないのですが……


実はスタッフの構えるiPadの中ではARで映像が合成されていました。


こんな感じで、まるで参加者が映画の中で戦っているかのような映像が完成していました。参加者は後でこの映像を受け取れるわけです。


会場内のいたるところに休憩ブースがあり、疲れた時はここで一服すればOK。


人の顔の形をした独特なソファも置かれています。


ハンモックもあり、食後などちょっと眠くなったタイミングで仮眠まで取ることができました。


また、Adobeの最新ソフトウェアを使った作品も展示されていました。以下はAR(拡張現実)コンテンツを作り出せる「Adobe Aero」を使った作品。女性を3DスキャンしてARの世界に閉じ込め、現実に存在するベッドをiPadのカメラで映して、リアルタイムで人物をベッドの上で遊ばせるというもの。ARの女性は実際のインタビューに基づいた行動を起こすため、ARの世界に一人の人生を半永久的に閉じ込めているわけです。


「ヘビの夢を見る」という女性だったため、3DCGの女性もAR世界でヘビの夢を見ていることがわかります。


また「VR映像は酔ってしまって体に合わない」という人が多いことから、VR映像を3DCGで立体的に再生するデバイスもありました。これはAdobe After EffectsAdobe Premiere Proを使って作成されたコンテンツとのこと。


横から見ると分厚いガラスのような感じで、特に何も入っていないように見えますが、正面から見ると立体的に映像が再生されるという仕組み。


物理的な装置とAdobe Frescoのイラストを組み合わせた新しい形のディスプレイもありました。こんな感じで盆栽が入った装置で……


ディスプレイにはFrescoのイラストが動的に表示され、物理的な盆栽と合わさって1つの世界になるわけです。テクノロジーの力により、新しい形の作品スタイルが生み出されているのがよくわかります。


もちろん、最新のAdobeソフトウェアや開発中のアプリ&ソフトウェアなどを試せるスペースなどもありました。


プロがPhotoshopを使って行ったかのようなハイレベルの画像加工を一瞬で行える「Photoshop Camera」を使えるスペースも。以下からアプリがどのようなものなのかを確認できます。

Photoshopレベルの加工を一瞬で行うカメラアプリ「Photoshop Camera」を一足先に触ってみました - GIGAZINE


以下は専属の監督とカメラマンがつき、映像作品を作ってもらえるブース。


ワコムブースでは約40万円の「Wacom Cintiq Pro 32」など、普段はなかなか触る機会のない液晶ペンタブレットをじっくりと触ることができました。


Adobe XDのプラグインを試し使いできるスペースや……


GoProの新製品を触れるスペースも。


発売されたばかりの「」や「GoPro HERO8 Black」を触れるようです。


Adobeのオリジナルグッズが販売されているスペースもあり。


AdobeのソフトウェアのアイコンをかたどったクッションやTシャツなどが並んでいます。これらのグッズは日本ではなかなか手に入らないとのことですが、いくつかおみやげを購入しており、年末のプレゼント記事で放出する予定なのでお楽しみに。


Adobeのアイコンのうち角が丸いものはPCだけでなくタブレットなど複数のプラットフォームで使えるようになっているもの。PhotoshopはこれまでPC版のみでしたが、2019年11月にiPad版が登場したので新たに角丸バージョンになりました。


靴下や……


帽子もありました。


ソフトウェアの分だけマグネットがありましたが、はやり人気なのはPhotoshop。


また、Adobeにはクリエイターの育成・支援を目的とするAdobe Creative Residencyというプログラムがあります。Adobe Creative Residencyの参加クリエイターたちは生活費用や福利厚生、イベント参加の場を提供され、多方面で活躍するクリエイターからフィードバックを受ける機会も得ることができるとのこと。Adobe Creative Residencyのブースに行ってみると……


ブース全体がおうちの内装が描かれた壁で囲まれていました。


このイラストを担当したのが、Adobe MAX 2019オリジナルパーカーのイラストを担当した福田愛子さん。


福田さんはAdobe Creative Residencyに参加する初の日本人アーティストで、主に東京で活動しています。壁のイラストはわずか3週間で仕上げたとのこと。


ブースがひしめきあうCommunity Pavilionの外では、小さめの会議室などでさまざまな講演が行われていました。今回は取材スケジュールの関係で出席できませんでしたが、どんな講演があるのか様子を見てみました。


Lightroom for the Rest of Us」(普通の人のためのLightroom)という、カジュアルユーザーのための使い方講座や……


「Essential Photoshop Tools for Designers」(デザイナー向けPhotoshop必須ツール)など、アマチュア・プロ、どちらもが楽しめる内容が並んでいます。


「This Could Be Fun」(これは楽しいやつ)という、よくわからないけれど受けたくなるような講演名も。


講演やブースなどは夕方までなのですが、夜になるとコンベンションセンターの外に屋台のような出し物が並んでいました。


雲の形のブランコもアーティストの作品。このブランコの雲は人が乗っていない時は白色で、人がこぎだすとカラフルに光り出すという仕組みになっています。


作品を作ったアーティストの2人も出会いました。


ラメの輝く壁は……


実は指でイラストが描けるようになっている、ラメのキャンバスでした。


ラメキャンバスの様子は以下のムービーから確認できます。

夜の「Adobe MAX 2019」のラメキャンバスでお絵かき - YouTube


撮影スポットなどもあり。


みんな好き勝手に落書きしています。


映画「」の雰囲気が感じられるシリアルコーナー。


巨大な筒から好きにシリアルを入れて……


いちごミルクやココアなどを注いでもらえるという大がかりなブースでした。


巨大シリアル製造ブースの様子は以下から確認できます。

「Adobe MAX 2019」の巨大シリアル製造ブース - YouTube


また、アメリカでのAdobe MAX 2019は終了しましたが、日本でも2019年12月3日から「Adobe MAX Japan 2019」が開催されます。

Adobe MAX Japan 2019 - 12月3日 クリエイターの祭典
https://maxjapan.adobe.com/




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