CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)などを提供するCloudflareが、2019年4月に予告していた高速VPN機能「Warp」をDNSサービス「1.1.1.1.」に追加したことを発表しました。
WARP is here (sorry it took so long)
https://blog.cloudflare.com/announcing-warp-plus/
「Warp」は、2018年1月に発表されたパブリックDNSサービス「1.1.1.1」の通信を常に暗号化してトラフィックを保護してくれる機能で、Cloudflareでは「VPN(Virtual Private Network)の意味がわからない人のためのVPN」と表現しています。
DNSサービス「1.1.1.1」はPC向けのほか、Android版・iOS版アプリがリリースされていて、「Warp」はまずAndroid版・iOS版で利用できるようになりました。
1.1.1.1: Faster & Safer Internet - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.cloudflare.onedotonedotonedotone
1.1.1.1: Faster Internet on the App Store
https://apps.apple.com/us/app/1-1-1-1-faster-internet/id1423538627
Android版の場合は、アプリをインストールした後「開く」をタップ。
「Get Started」をタップ
「Next」をタップ
「Accept」をタップ
これがメイン画面。まずは「1.1.1.1」をオンにするため、中央のトグルスイッチをタップ。
「Install VPN profile」をタップ
接続リクエストのダイアログが表示されるので「OK」をタップ
鍵のアイコンが表示されて「1.1.1.1」経由で接続する状態となり、通信が高速になったはず。端末や環境によっては高速にならないケースもあります。「Warp」を利用するには、最下部の「Enable」をタップ。
表示が「1.1.1.1」から「WARP」に切り替わりました。なお、さらに高速に接続できる機能として「Warp Plus」がありますが、ネットワーク上でトラフィックをルーティングするにあたってコストがかかるため、無制限で利用するには月額550円が必要。「Warp」を他のユーザーに紹介すると1GBの無料枠が得られるほか、紹介を受けた側も1GBも無料枠がもらえます。