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スタンリー・キューブリック監督のSF映画「2001年宇宙の旅」は1968年に公開され、今でも多くの映画ファンから高い評価を受けています。そんな2001年宇宙の旅に登場した宇宙船「ディスカバリー号」は、撮影用の小道具(プロップ)として54フィート(約16.5m)の模型を作って撮影を行いました。そんな撮影用プロップを海洋堂が再現した、「Discovery 1/10スケール 54フィートプロップ完全再現モデル」がワンダーフェスティバル 2019[冬]に登場しました。大勢のクリエイターが集合して1年以上の歳月をかけて制作され、ハイクオリティな再現モデルとなっているだけあって、価格は100万を優に超えています。

2001:a space odyssey ディスカバリー号
http://kaiyodo.co.jp/discovery/

ディスカバリー号のプロップは57フィート(約17.3m)だった説と54フィートだった説の2つがありますが、海洋堂は定説となっている54フィート説を採用。10分の1スケールとはいえ大きさはおよそ1.6mとなっており、少し離れて眺めなければ全体を一望できないほどの大きさです。原型制作はSTUDIO蓮(加藤哲郎氏)が手がけています。


ディスカバリー号の「コマンド(指令)モジュール」は、映画内の設定では直径11mの球体であり、コクピットや船外活動ポッド、人工重力が作り出されている遠心居住区、人工知能「HAL 9000」のブレインルームなどが収められています。


複数の物資保管用コンテナが接続用カプラーを介して連結され、まるで背骨のようになっているスパインモジュールは、プロップだとアクリル板やプラスチックモデルの部品でディテールが作られており、カプラーはアルミニウムの削り出しだったとのこと。


コンテナの表面には、それぞれ違う模様の微細なディテールが再現されています。このスパインモジュールは全部で大小5種類のコンテナが60個合わさってできているそうですが、コンテナ全てのディテールが異なっているそうです。1つ1つのモジュールを大量生産するにはあまりに金型コストが高く、非現実的な高価格になってしまうとのことですが、それぞれのモジュールを3Dプリンターで出力してハンドメイドで制作することで海洋堂はこの問題を解決したと述べています。


後部の原子力エンジンモジュールには気が遠くなるほど細かなディテールが施されており……


噴射口の内部まで丁寧に再現されています。すでにディスカバリー号のオリジナルプロップはこの世に存在していませんが、基本形状はアメリカの研究者であるアダム・ジョンソン氏が表した「」に掲載された図面を参考にしているとのこと。この図面は映画の技術顧問をしていたフレデリック・オルドウェイ氏が所有していた当時の図面をもとに制作されており、現在最も信頼性の高い図面とされています。


海洋堂はデジタル造形した原型をハンドメイドで仕上げるという最新技術と熟練の技の融合でディスカバリー号の模型を制作しており、原型制作には1年をかけたとのこと。ジョンソン氏からは細部のディテールやパーツ一つ一つの配置に関する助言をもらい、「」の著者であるピアーズ・ビゾニー氏からは解像度の高いスチール写真を提供してもらうなど、多くの専門家の助言のもとで制作が行われました。


なお、「Discovery 1/10スケール 54フィートプロップ完全再現モデル」の塗装済ハンドメイド完成品は予価で140万4000円(税込)の完全受注生産となっており、インジェクションモデルは21万3840円(税込)で、2019年11月発売予定となっています。




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