以下の内容はhttps://gigazine.net/news/20160831-google-deepmind-cancer/より取得しました。


By David Stillman

IT企業により開発が進められている人工知能を医療に役立てようという動きが増えています。Googleが買収した人工知能のスタートアップ「DeepMind」は、イギリスのロンドン大学病院と提携してガン治療に同社の人工知能による機械学習を取り入れることを発表しました。

Applying machine learning to radiotherapy planning for head & neck cancer | Health | Google DeepMind
https://deepmind.com/health.html

DeepMindの機械学習を取り入れることになったのは、頭頸部にできる頭頸部ガンの治療。頭頸部ガンの1つである口腔(こうくう)ガンは、男性75人に1人、女性150人に1人に発症すると言われている疾病です。

By Rob Campbell

頭頸部ガンの治療では、放射線を照射してガン細胞を破壊する放射線治療が用いられることがありますが、ガン細胞の周囲には健康な組織があるために、医者は放射線をどの部位に、どの方向から、どのくらいの量を何回に分けて照射するのかを入念に計画する必要があります。治療計画を作る際にはガン細胞周辺組織の画像やデータなどを放射線治療機器に入力して分析するのですが、現在の技術では治療計画を作るのに平均して約4時間かかってしまうとのこと。特に、構造が複雑な鼻腔ガンの治療計画を作るのは、医師にとっても大変難度が高いそうです。

しかし、人工知能を使って過去の700件の症例を分析し機械学習を使って放射線治療計画の作成を効率的に行えるようにサポートすれば、治療計画作成にかかる時間を約1時間にまで短縮できるとのこと。どの部分にどれくらい照射するかなど治療計画の決定権は、人工知能ではなく医師にあります。

By liz west

ロンドン大学病院の放射線治療士のイエン・チン・チャン医師は「機械学習がガン細胞に犯されている組織と健康な組織を自動で区別し治療計画作成の時間を短縮してくれることで、放射線治療士は余った時間を患者のケアや研究などにあてることができる」と人工知能の導入に肯定的な意見を示しています。




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