新型コロナにかこつけたエロ根絶作戦
表現規制で問題化したのが東京都だが最初に手をつけたのが夜の街こと歌舞伎町だった。石原慎太郎東京都知事時代、警察官僚出身の副知事が音頭取りをした。2004年のことである。
主導により「歌舞伎町浄化作戦」が実施され、店舗の摘発が積極的に行われた。この際に性風俗店・アダルトショップなどが閉店を余儀なくされ、2005年に竹花が出向解除により警察庁へ復帰して以降も、警視庁の威信をかけた重点摘発が続けられている。
そして2010年に非実在青少年が問題になる。
都が今年2月に都議会に提出した青少年育成条例の改正案では、漫画やアニメなどの登場人物のうち「18歳未満として表現されていると認識されるもの」を「非実在青少年」と定義。非実在青少年による性交などを「みだりに性的対象として肯定的に描写」し、かつ「強姦等著しく社会規範に反する行為を肯定的に描写したもの」を不健全図書に指定できるようにした。
問題はこちら。
行政ではなく市民の手で根絶させる
加えて、山口弁護士は「都は条例の本当の意図を隠している」とみる。注目するのは「児童ポルノの根絶および青少年性的視覚描写物のまん延防止に向けた都の責務」を定めた18条の6の2だ。「青少年性的視覚描写物のまん延防止」という文言は今回の改正案で追加された。「青少年性的視覚描写物」には、「非実在青少年」が性的対象として扱われているものを含む。
山口弁護士によると、「まん延」という語が使われている法律を探したところ、狂犬病予防法など、伝染病などの感染防止・撲滅を目指す法律だという。「なんとなく都の意図が見えてきた。青少年性的視覚描写物をなくすことが目的ではないか」
さらに18条の6の2では、「都は、事業者および都民による児童ポルノの根絶および青少年性的視覚描写物のまん延の抑止に向けた活動に対し、支援および協力を行うように努める」としている。山口弁護士は「つまり規制推進派は、都のお墨付きを得た上で表現弾圧運動ができるということだ」と指摘し、都が直接手を下さず、いわば市民による“悪書狩り”を進めるのが本当の狙いではないかとした。
東京都青少年条例による表現規制に反対する声明 | 日本マンガ学会
自粛警察が思い当たる。民間による規制である。憲法上できないため。
現都知事はたぶん意思があってやっているとは考えにくい。良くも悪くも世論を気にする人である。それは現状では最適解だからだ。これを上手くやっているのが大阪維新で、下手なのが安倍総理である。方向性は全部一緒で選挙に勝つこと。
- 作者:山口 昌男
- 発売日: 2014/01/17
- メディア: 文庫
著者の大テーマであるスケープゴート(贖罪の山羊)論.中心にある権力は周辺にハタモノを対置して自らの力を正当化し,ハタモノは一時は脚光をあびるがついには排除される.歴史の中で犠牲に供されたトロツキーやメイエルホリドらの軌跡をたどり,スケープゴートを必要としそれを再生産する社会の深層構造をあぶり出す.
都知事より世論がエロ規制をかなり求めていりる。本人はあまり大きく扱っているということはない。だからこそ世論の風が重要だと思う。
コロナ感染なら「見舞金」10万円…新宿区、在住者対象 : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン
- 作者:岡田 一郎
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- 作者:明, 中野
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