日本食とか、日本文化などと言っても
実際は著しく変化している。
戦国時代までの日本人にすれば、刺し身に醤油とか嘘でしょ信じられな〜い、である。
朝鮮がやたら赤唐辛子を使うようになったのもつい近世の話。同じようにイタリアも当初はトマトなど使っていなかった。
◇
では、餅はどう変化して現代に至るのか。
実は、東京団子とサトウが二大決戦していた80年代から言われていた事実。
『機械製餅のカットされたもちの販売が、あるいは家庭用製餅機の登場が、喉づまりを増やした』
これには科学的な構造の変化が関与している。
以前、もちつきによって作っていた頃は、
餅はもっとおはぎのように「粒状感」があった。
米をつぶしてだんだんと細かくしていくため
手作業では、機械ほど(スライサーほど)微粒子にしきれない。
・やや結合力が弱い
・やや水分含有が多い
・特に、米粒ではない方の「ノリ成分」が、機械製餅のものより薄いため、水溶性が強い
機械での製餅では、
スライサーで木っ端微塵にしてからまとめてしまうか
機械杵つきで高速に強力についてしまう。
非常に微粒子の細かな、小麦粉グルテンのような仕上がりになる。
・非常に結合力が強い
・やや水分が少ない
・ノリ成分と米粒成分という区分けも殆ど無く、均一に「水をはじく」
科学者やエンジニアの皆さんはもうお分かりだろう。
素材工学の東レの社員さんなんか頭に「!」マークついちゃったね。
マンナンライフの蒟蒻畑、あれが喉つまり事故を連続して起こしたのも
現代の機械製餅と、結合状態が酷似していたからだ。
ではここで再現実験しよう。
さっき自分でついた餅とhttp://d.hatena.ne.jp/geasszero/20150101
サトウの切り餅をhttp://www.satosyokuhin.co.jp/products/products_ricecake
同じぐらいの硬さにして、雑煮に入れてみる。
自分でついた餅は水を多めで「炊いた」ので水分が多い。冷めても固まらず、熱い時はトロロのようだ。
なので焼いたりするなど加熱することが出来ない。オハギや大福と同じ水分量と結合力だから。
ためしに焼くと、もんじゅ焼きみたいに水分がジュージュー言うばかり。
(ちまきに至っては、ゆでるだけhttp://www.echigo-iwafuneya.com/howchima.html)
(蒸すちまきと双璧にあるようだ…肉入りだと蒸さないと汁が逃げちゃうねhttp://www.kikkoman.co.jp/homecook/search/recipe.html?numb=00001414)
サトウの切り餅は違う。
「蒸してる」のと、機械でついてるので、水分が少なく、高結合性である。
ちゃんと火を通さないとまるでヌリカベのように硬い…
人肌程度に温めたお手製の餅を雑煮に入れると…それでも短時間でほろほろとほぐれて、汁と一体化してしまう。
こういう混ざった状態が嫌いな方もいるだろう。
(圧力鍋で蒸す作り方もやってみたが、やはり粒がうっすら残るような粗くついた餅は)
(歯切れがよく、喉に詰まりにくい。おまけに全粒粉というかつぶあんというか、ああいう感じで食感や風味もよい。再掲http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20150101)
サトウの切り餅は、焼くのではなくゆでて水分を増やしてもなお、なかなか汁に溶けてこない。ひたすらスライムのように柔らかくなるだけだ。
これが、老人キラーの正体である。
さとうの切り餅はスライム殺人なのだ。
80年代にNHKスペシャルとか民放や新聞で問題視されたのもここだ、「昔の餅は粒状感があってねばらなかった」という戦前世代の証言もあった。
うちのお手製の餅も、もっと水分を少なくして炊いても、おそらく結果は同じだろう。(後日、蒸して作った結果も同じだった)
少しだけ、溶けにくくはなるが、やはりほどなくして溶けるだろう。(溶けます、サトウに比べたら)
非常に親水性で、水溶性が高い。
蒸すとノリが発生しないが、
炊くとどうしてもノリがいくらか出る(ご飯なら照りに貢献する)。これが結合力を弱めたり親水性を助けたりする。
機械製餅だと、疎水性で、水溶に消極的だ。細かく潰しすぎて、粉とかゼリーとかガムとか、ああいうレベルになってしまっている。
人におとなしく食われぬよう、粘りに粘って一体感を保持して、最後に事切れて死んでいく…まるでスライム生物。ジャパニーズキラー。喉をつまらせるのは蜂の一刺し…「ふ、食われると言ってもただでは死なん!」
…なので、製餅メーカーが今後、老人ホーム向けに開発すべき製品はもう単純明快であろう。
・粒状感を残し、噛み切りやすく(粒じゃない部分から自然と剥がれるように分かれる)
・親水性を増して、溶けやすく(細かくつきすぎると結合が強すぎて水が入り込む余地がない、粗くつくと粒っぽくない部分が弱いので浸水する)
寿司もいい例だ。ハラハラと溶けるような丁寧に軽く握ったものは喉につまらない。
さかなやさんのお寿司などと言って店頭で売ってるものは、別にお寿司屋さんが握ったわけじゃないのでギュウギュウ握ってあり(寿司ロボを使うと特に)、しかも冷たくて弾力性増しており、そのまま食べるとすぐ喉に詰まる…元寿司屋アルバイター語る。
そういった寿司をせめて喉につまらぬようにするには、冷たいパック寿司は持ち帰ったらフッ素フライパンで30秒〜1分、並べてあっためる。上から手で水を振りかけながら蒸す作用も加えつつ片側だけ弱火1分未満で十分温まる。寿司屋がおすすめする食べ方です。寿司とは別に冷たいものじゃないんですよむしろ暖かいの。下手なマグロ赤身はついでにあぶりやタタキに=半焼きにするほうが旨いし。
さらに
・昔は多かった丸餅
・ひとつは小さく
工業生産したいメーカーとしては手間がかかって嫌がるが
昭和じゃないんだから取り組まねばならない。
なんせ東京多摩地方だけでもさとう餅に殺される予備軍が大勢ホームに住んでおられる。少子高齢化で老人立国になってしまった。
ノロの脅威を乗り切っても餅に殺される…嫌な時代だ。
マンナンライフの蒟蒻畑の場合、
ところてんのようにカットしたり、市販ゼリーのようにジュース成分も多く入れれば、喉に詰まりにくくなるが
歴史の浅い商品なので、そういう工夫や知恵がまだまだこもっていない。
しかし餅は違う。近代的な工業化が餅を退化させたのだ。
つまり「戦後高度成長餅」であり、陣内評定餅ではない。(すいません蛸屋さん)
いわば文革後の中国と同じで日が浅い。あれを歴史ある伝統的食べ物と思い込んでいるとスライムに暗殺される。
スライムを駆逐せねばなるまい。
工業化以前の製餅の、利点を見直すべき時が来た。
こうしてはどうだろう。(堺雅人の口調で)
ドラクエのスライムの金型を作り、これに製餅したものを充填して成形する。
見た目はスライムだが
中身は粒状感の強く親水性の高い「安全な餅」
しかもドラクエマニアが大人買いでいっぱい買ってくれて業績うなぎのぼり。
各社が競争のためぴかちう餅やジバニャン餅を投入してくるだろう。次世代餅戦国時代。
老人は餅の暗殺から開放され
子供は喜び
みんな幸せ。
以下は、既存の暗殺者切り餅を、なんとか安全に食べて生き残るための方法。ガッテンガッテン
雑煮もしるこも、食べるときは常に死と隣合わせであるという自覚を皆さんちゃんと持っていただきたい。
http://jemta.sblo.jp/article/34358625.html
いまやモチ市場は、さとうの切り餅などメーカー生産品が独占状態…
冗談抜きに、サトウや越後など大メーカーの仕様で人が死んでいく。自動車と同じだ。
鈴鹿サーキットのレーシングチームの監督…帽子にサングラスにインカム…
彼が何度もピット・インさせてはセッティングを詰めて勝てるマシンにしていく…それがモチである。人が死なないマシン。
確かに老人は噛む力や飲み込む力が弱くなった人もいるが
そこへ暗殺者である疎水性で粘り気の強いメーカー切り餅が侵入してくるのだ…ひとたまりもない。
原発事故やモチの犠牲者は泣き寝入りするしかないのか。メーカーや電力を訴えることも、改善努力を促すことも許されないのか。
メーカー製のモチは疎水性で微粒子均一だから、いくらかんだって溶けないよ。少々溶けてなお膨張し詰まろうとする。いわばカマンベールであろう。
http://www.asahi.com/articles/ASH1164H0H11UTIL33Y.html
元日に餅詰まらせ男性2人死亡 東京2015年1月1日19時17分
元日に餅をのどに詰まらせて、東京都内で6人が病院に運ばれ、うち2人が死亡した。東京消防庁が1日、発表した。今後も餅を食べる機会が多いことから、東京消防庁は、小さく切ったり、ゆっくりかんで飲み込んだりするよう注意を呼びかけている。
発表によると、江東区の70代の男性は午後0時半ごろ、自宅で、餅をのどに詰まらせて、心肺停止状態になり死亡した。国分寺市の80代の男性は正午ごろ、自宅で餅をのどに詰まらせ、病院に運ばれたが、その後死亡が確認された。1日午前0時〜午後5時に、この2人を含め男性4人、女性2人が搬送された。全員50代以上で、70代と80代が各2人だった。
東京消防庁は、食べ方の他に、高齢者や乳幼児と食事をする際には様子を見るようにすることなどを呼びかけている。