今回は映像付き。説明だけではややこしかろうから。
http://www.youtube.com/watch?v=45vMlrdGXt4
ベータ線源物質の存在を確認するのには、カウント音付きのガイガーカウンターがいい。(つまりエアカウンターはダメ)
廉価だとソエクス(最近は日本語版が出た…ロシアのメーカーも売る気満々、売れるものは予算が増えてよく進化する法則)
中級だとインスペクター
いずれも即応のカウント音があり、ベータ線源やガンマ線源があるとすぐ反応し、音が増える。
ことインスペクターはパンケーキ型のガイガー管を採用しており、
ベータ線源があると異様に数値が増える特質を持つ。いわば警察犬の鼻であり汚染調査には向くが過敏すぎる。
翻ってソエクスは筒型の金属ガイガー管なので、セシウム程度のベータ線はほとんど拾わない。
(実際に…確かな知識と技術で屋外計測作業を一年間続けても、ベータ検出の顕著な反応を示した例はない)
(2mmアルミ遮蔽でベータ分が減るというのは誤解で、地表や地中のセシウムは土によってベータ線が遮蔽されている)
(地表面計測でアルミ板をはさんで数値が減るのは、単純な『距離に二乗するガンマ線の減衰』でしかない…)
(ごく少量の放射線源は、距離を離すと間にどんどん物質がはさまるのですぐ激減する…計測器の角度を少し変えても数値は激変…(点線源という))
(逆に、絨毯敷きのように広い範囲に放射線源が覆われていると、どこを計っても距離を離してもなかなか数値が減らない(面線源という))
しかしソエクスでもセシウムはベータ・ガンマ両方出すので有効である。
さて本題…『根菜には気をつけよう』
ソエクスの特質を生かして、肉野菜の汚染測定をたまにやっている。
やはり、カウントが急増する対象は決まっている。
・宮城のかまぼこ類
・ごぼうなど、泥付きの根菜
セシウムは、雨雲と一緒に福島原発からやってくる(大半は11年3月の爆発時にやってきた)
あるいは風雨などで再循環や再移動するばあいも、あるにはあるが線量的には微量だ。
参考
http://takedanet.com/2012/02/post_b805.html
セシウム・・・再飛散の恐ろしさ
良く原理を知らない人が「セシウムの降下物が増えていると言っても、空間線量が変わらないから大丈夫」のように言っていますが、空間線量の主力は地面からで、セシウムが空気中にあればそれを呼吸で吸い込んで3ヶ月分、被曝するからまったく別なのです。
内部被曝量は、降下する物質が5ミクロン以下か、以上かで肺に入るか、胃に行くかなど難しいところがあり、さらに降下しているものは、5月頃まではヨウ素も含み、現在は少ないとはいえストロンチウムやプルトニウムも含んでいます。
呼吸による大気中セシウム吸引(内部取り込み)、内部被曝、の話はまた長くなるので割愛。
つまり、雨水循環の過程で、微粒子の金属であるセシウム化合物は、地表から地中にたまり、徐々に深層へ移動する
(ので地表面線量が年月経過とともに徐々に下がってくることがある…Cs134は半減期2年なのですでに3割減ってもいる)
ということは?
・ゴボウは大根などは、地中深くに埋まっている。
・泥付き根菜のドロは、地中深くに移行したセシウム(アルカリ金属なので粘土と癒着しやすい)をある程度ゴッソリ抱えている可能性がある。
勘違いしないでほしいのは
・野菜の『内部』へセシウムが取り込まれる『移行率』は小さく、10%に達する例も少ないものである(品種依存…芝やコケはかなり吸収するが、食べないから…)
・ということは、ドロをよく洗い流すことで95%のセシウムは減らせると言うこと
参考に、イラストの「野菜ごとの、セシウム移行率」
http://d.hatena.ne.jp/natsukisato/20110626/1309060071
グーグル検索『ごぼう セシウム』
つまり、放射能影響を鑑みれば『根菜はよく洗って泥を落としてください』と。
きょうも群馬産・かるくドロ付きのゴボウの、表面を計測したけど
葉物や肉類などと比べ、カウント数は多かったし連続していた。
ピ ピ ピ がフツーなら(0.13〜たまに0.22、0.09も)
数値高めの宮城かまぼこ類は
ピピ ピ ピ ピピ(0.25〜0.35で、乱高下)
ドロがある程度残ってるゴボウだと
ピピピ ピ ピ ピピ(上に同じぐらい…要するにかまぼこはミンチなるのでセシウムが分散しており、土付き野菜は一カ所の土に集中して含まれると言うこと)
特に、根っこの先端に近いほどこの傾向がある。深層土壌にはセシウムも多いし、先端の方がよく吸水するのだろうか。
ゴボウや大根でも、ドロ付きにも
・全く洗ってない
・かなり洗っていてわずかに残ってる程度
いろいろある。あまり完璧にドロ落としをした根菜は、急激にいたみやすくなる。
◇
余談ながら、昨日の地震状況。
・中規模の地震が、各地で多いパターン
12時浜通り 震度4
18時茨城 3
21時鹿児島 3
Mは5〜6程度
日によっては、
・局地のみで大きいのがくるパターン
もある。