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映画「グランツーリスモ」、モデルとなったレーサー ヤン・マーデンボローさんが“実話の舞台裏”を明かす特別映像公開

オーランド・ブルームさんやデヴィッド・ハーバーさんも登場

【映画「グランツーリスモ」】

9月 公開予定

 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは、ハリウッド映画「グランツーリスモ」の特別映像を公開した。日本での公開は9月の予定。

 本作は、ゲーム「グランツーリスモ」から生まれた実話を元にした映画。今回解禁となった特別映像には、出演者であるオーランド・ブルームさん、デヴィッド・ハーバーさん、アーチー・マデクウィさんと、この作品のモデルとなったレーシングドライバーのヤン・マーデンボローさんが登場。ゲームでしか車の運転を経験したことがなかった男がプロのレーサーになるまでの前代未聞の挑戦の凄さを、出演者たちが驚きを交え語っている。

 ドライビングゲーム「グランツーリスモ」に没頭していたヤンさんは、19歳の時に【GTアカデミー】という、世界中から集められた「グランツーリスモ」のトッププレーヤーたちを、本物の国際カーレースに出場するプロレーサーとして育成するため、競い合わせ選抜するプログラムがあることを知る。

 そこで幼いころからの“レーサーになる”夢を実現させるために、アカデミーの門戸を叩くことになるのだが、ヤンさんは「運転は未経験だったのに、8カ月後には時速200キロで走っていた」とそれまで車の運転が未経験だったという衝撃の事実を明かす。

 GTアカデミーを発足させるダニー役のオーランド・ブルームさんはそんなヤンさんの挑戦に対し、「ヤン・マーデンボローはゼロから大きな夢をつかんだ」と不可能と思われる夢を実現させた努力を褒め称えた。また、レーサーを目指しGTアカデミーに来たゲームのトッププレーヤーたちを指導する元レーサー・ジャック役のデヴィッド・ハーバーさんは「家でゲームをしていた少年がすごいレーサーになった」と驚きを隠せない様子。

 さらに、主人公ヤン・マーデンボローさんを演じたアーチー・マデクウィさんは本人と対面し「ヤンには尊敬の気持ちしかないよ。車内の撮影は本当に過酷だった」と初めてのドライビングシーンに苦戦したことを明かしつつ、続けて「ヤンは強い情熱と強い思いで、自分自身で道を切り開いて、世界中に勇気を与えた」と、この物語の主人公への称賛を惜しまなかった。

 映像の中にはレーシングシーンと思われるメイキングも含まれ、空撮などを取り入れた壮大なスケールでの撮影と細部にまでこだわったレーシングカーがずらりと並ぶ光景を見ることができる。また、ヤン・マーデンボローさん本人がスタントドライバーとして本作に参加していることも確認できる。

 なお、ヤン・マーデンボローさん自身は、5月26日~28日に富士スピードウェイで開催される「ENEOS スーパー耐久シリーズ 2023 第2戦 NAPAC 富士 SUPER TEC 24時間レース」で久しぶりのレーサー復帰を果たす。

【特別映像】

映画「グランツーリスモ」

原題:「GRAN TURISMO」
日本公開:9月、全国の映画館で公開
US公開日:8月11日予定
監督:ニール・ブロムカンプ(「第9地区」、「チャッピー」)
脚本:ジェイソン・ホール(「アメリカン・スナイパー」)、ザック・ベイリン(「クリード 過去の逆襲」)
出演:デヴィッド・ハーバー(「ブラック・ウィドウ」、「ストレンジャー・シングス」シリーズ)、オーランド・ブルーム、アーチー・マデクウィ(「ミッドサマー」)、ジャイモン・フンスー(「キャプテン・マーベル」)
日本語吹替版テーマ曲:T-SQUARE「CLIMAX」

【ストーリー】

 世界的大ヒットのドライビングゲーム「グランツーリスモ」のプレイに夢中なヤン。ゲームに明け暮れる姿に「レーサーにでもなるつもりか、現実を見ろ」と父親にはあきれられる。

 そんな時、ヤンにとって一生に一度のチャンスが訪れる。世界中から集められた「グランツーリスモ」のトッププレーヤーたちを、本物の国際カーレースに出場するプロレーサーとして育成するため、競い合わせ、選抜するプログラムだ。その名も「GTアカデミー」。プレーヤーの並外れた才能と可能性を信じて「GTアカデミー」を立ち上げたひとりの男と、ゲームのトッププレーヤーであっても、通用する甘い世界ではないと思いながらも指導を引き受ける元レーサー、そしてバーチャルなゲームの世界では百戦錬磨のトッププレーヤーたちがそこに集結。

 彼らが直面する、想像を絶するトレーニングやアクシデントの数々。不可能な夢へ向かって、それぞれの希望や友情、そして葛藤と挫折が交錯する中で、いよいよ運命のデビュー戦の日を迎える――。