【特別企画】

「グラブル」世界に入り込む! 「グラブルミュージアム 蒼の追想」内覧会レポート

「グラブル」8年の歩みを目と耳と感覚で振り返る体験型アート展

【GRANBLUE FANTASY×NAKED, INC. グラブルミュージアム 蒼の追想】

7月30日~8月28日開催

会場:東京ミッドタウン・ホール

開催時間:10時~21時(最終入場20時)

入場料:3,500円(税込)

 Cygamesは、7月30日より東京ミッドタウン・ホールにて「GRANBLUE FANTASY×NAKED, INC. グラブルミュージアム 蒼の追想」をスタートする。期間は8月28日まで。入場料は3,500円(税込)。

 「GRANBLUE FANTASY×NAKED, INC. グラブルミュージアム 蒼の追想」は、サービス開始から8年を迎えるスマートフォン向けRPG「グランブルーファンタジー」(グラブル)と、クリエイティブカンパニーのNAKEDが手を組んで作り上げた体験型の展覧会だ。

東京ミッドタウン・ホールのある地下1階には、ルリアのビジュアルが無数に掲示されている

 ヒロインのルリアの「夢」を通じて、グラブル8年間の冒険の軌跡を描くストーリーを背景に、複数のエリアに分かれた展示を体験するこのイベント。それぞれのエリアにはグラブルの世界観を精巧に再現した美術造作や描き下ろしイラストを、プロジェクションマッピングやサウンド、インタラクティブな体験などで演出し、来場者がその世界の中に入っていける、新感覚のアート展となっている。一部ネタバレを含む撮影禁止の除いて、エリアごとの見どころとなる展示や演出を紹介していきたい。

フォトスポットにもなっている、イベントの巨大パネル

 イベントの入口は「レセプション -Reception-」として、フォトスポットとなる巨大パネルやバハムートの像、原画や資料の一部などが展示されている。面白いのは入口に設けられた「除菌アート NAKEDつくばい」のグラブルバージョンだ。来場者の手指消毒用の機器なのだが、ボックスの中に手を入れると、アルコールの噴霧とともに手のひらにクリスタルが浮かび上がるのだ。「グラブル」の世界観を取り入れた感染予防対策で、しっかりと手を消毒して会場に入ろう。

「除菌アート NAKEDつくばい」のグラブルバージョン。手をかざすと映し出されるクリスタルは3色がランダムに表示
巨大なバハムート像が来場者を迎えてくれる
入口ではグラブルの原画や資料を見られる
ルリアが会場内での注意事項を教えてくれる

 「プロローグ -Into the Blue-」では、ルリアがポート・プリーズ群島の雑貨屋で購入し、冒険の思い出を書き留めている「ルリアノート」が目の前に現われる。懐かしいシーンとともに、来場者はグラブルの世界へと入り込んでいく。

ルリアが書き留めたノートが来場者をいざなう

 続くエリアは「追想:空の旅と仲間達 -Sky of Phantagrande-」と「追想:空の人々、物語 -People and their Tales-」。メインクエストの「蒼の少女編」や、冒険で出会った人々を映像にて振り返る。ノートのページや断片がエリア内に点在し、そこにイラストやグラフィックスなどがプロジェクションマッピングによって映し出され、幻想的な体験を味わうことができる。

メインクエスト「蒼の少女編」を振り返る。来場者は自分が夜空に浮かんでいるような体験を味わう
ゲームのイベントに登場したキャラクター達がノートの断片に映し出される
足の動きに合わせてイベントのエフェクトが追従するインタラクション

 「追想:空に集う意志 -Will, Strength, and Ambition-」では、空を巡る陰謀と野望の物語で構成される「Marionette Stars」と全空最強の覇者「十天衆」、「アーカルムの転生」の「十賢者」を体感する3つの空間だ。「Marionette Stars」では、ここでしか見られない描き下ろしイラストともに「占星武器(ホロスコープ)」のレプリカが展示され、エフェクトとともに天井に星座が描かれていく。

壁に飾られた「獅子王戦拳」、「ジュワユース」、「グラーシーザー」、「虹の弓」、「クリムゾンフィンガー」。精巧な作りもよく見ておこう

 「十天衆」のエリアには「十天衆を統べし者」の装備が中央に展示され、その周囲に「限界超越」の映像が流れていく。衣装はこのイベントで初公開となる。そして「十賢者」のエリアには、床に投影されたタロットカードから、アーカルムの星晶獣とその契約者達が巨大スクリーンに登場する。キャラクターごとの演出の違いに注目だ。

「十天衆を統べし者」の装備を中心に、十天衆の武器と使い手が現われる
床を回転するタロットカードから、星晶獣が現われる

 「追想:空と月 -Recollect the Moon-」では、イベント「STAY MOON」にてマキラが「うちゅう」行きの作戦を立てていた作戦室を忠実に再現した他のとは違う雰囲気の部屋が登場する。

ジョヤのプロトタイプであるジョイが迎えてくれる作戦室
プロジェクションマッピングで演出された卓上も見ておきたい

 続くエリアでは、全高約3.5mの「機神セスラカ」の立像とともに、空と月の激闘に来場者が参加。エリアの壁には機神アリアネンサと機神グロウノスが戦う様子が浮かび上がり、来場者が戦闘画面のアイコンに手を触れると、演出のもとにバトルを応援でき、さらに紋章に手を触れて生体認証を行うと、「組織」メンバーと極秘ミッションの情報が現れるという、インタラクティブ型の演出を楽しめる。

展覧会中盤のヤマ場である、機神セスラカの立像とバトルシーン
ただ大きいというだけでなく、各所に施された電飾や戦闘を盛り上げる演出にも注目だ
機神アリアネンサと機神グロウノスの月面での戦いが展開。下のアイコンに触れるとそれぞれを応援できる
反対側の壁に現れるアイコンに触れると、組織メンバーの情報が展開される

 そのラストには、ヤチマ&レイベリィの等身大フィギュアと会話イベント、そして決戦に挑む「組織」メンバーとカシウスの書きお下ろしイラストも登場。空間に現われるイラストレーションも見ておきたい。

ヤチマ&レイベリィの等身大フィギュア。その背景では会話シーンも展開
「STAY MOON」イラストインスタレーション。光に彩られ空間にイラストが浮かび上がる

 そして「追想:空を見守る翼 -His Revival, His Revenge-」展示のクライマックス。精巧に再現された「カナンの神殿」や、「ルシファー」と「サンダルフォン」の激闘シーンをMX4Dモーションシートに座って見られる「000 4DX特別シアター」、そして壁一面に描かれた「どうして空は蒼いのか」の描き下ろしイラストが来場者を送り出してくれる。最後の出口に書かれているメッセージにも注目しておきたい。

展覧会最後のエリアは、カナンの神殿から入っていく。ここから先は現地でのお楽しみだ

 会場の出口にはショップが設けられ、グラブル関連のグッズを販売。イベントの図録をはじめ、70点にも及ぶグッズが販売中だ。また、東京ミッドタウンのミッドタウン・ガーデンでは「MIDTOWN SUMMER ASHIMIZU」×「グラブルミュージアム」として、流れる水に足を浸して涼みながら、グラブルの背景アートを楽しむコラボイベントを実施。さらに一部の商業店舗では、スペシャルコラボメニューも提供されることとなっている。

イベントの公式図録他、70種類のグッズが販売されるショップ
ミッドタウン内4店舗にて、コラボスイーツやフードが提供される

 東京ミッドタウンを巻き込んだ「グラブル」の大イベント。ゲームの展覧会としてはかなり異色で、ここでしか味わえない体験が用意されており、ファンならずとも必見の内容であった。会期は7月30日から8月28日までで、チケットは3,500円(税込)となっている。入場チケットには日時指定があり、体験人数制限の都合上、事前購入チケットの枚数が上限に達した場合は当日券は販売されないので、事前にチケットを購入してから行くことをオススメする。