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夫が壊れていく?(2)

夫が病院を退院し、玄関口で看護師の介助を受けて彼を車に乗せた。

‥‥‥わたし一人では、車に乗せる介助も、難しい‥‥‥‥

 

こんな時自宅用の携帯用の酸素ボンベが、早々に酸素切れ。

交換用ボンベは、夫が自己管理していた。

今、彼はその交換をする握力もないどころか、確認すら朧で‥‥‥

異常を知らせる機械音が鳴り響く。

 

「息が苦しい。呼吸が出来ない。苦しい。」を繰り返す。

彼がかすれ声で業者に連絡。

 

苦しさを訴えながら、何やっているんだ⁈ 電池切れか? 電池はどこだ⁈

苛立ちが怒りに変わり、相手を罵倒し続ける!

思い余って、電話を変わり、電池の件を確認し、売店での購入を促される。

 

売店に走り、別のお客さんに頭を下げつつ、

窮状を訴えて電池をお願いすると

‥‥‥‥わかりません!案内口に相談をして下さい‥‥‥‥

 

窓口に窮状を伝えて、車に戻ると同時に別の看護師が、酸素ボンベを確認。

酸素ボンベの異常音が消えた!

‥‥‥設置が悪かった!‥‥‥

 

夫は、自己管理を主張して、わたしはほとんど関知していなかった。

‥‥‥これも、わたしの管理になるんだ‥‥‥‥

 

30分遅れで病院を出発。施設まで30分余り。

 

と‥‥‥‥心配している業者から夫に電話が入る。

夫はこちらの不備を謝ることなく、担当者に怒りをぶつける。

挙句に、

「もう疲れたから、切る。

電話を切ってくれないか。そっちから電話を切ってくれ。」

‥‥‥彼の携帯は通話を切れなくなっているらしい‥‥‥‥

 

「切ってくれと言ってるだろ!切ってくれ!電話を切ってくれ!」

‥‥‥弱った肺と気管支で、声がかすれ、ろれつも怪しいから聞き取りにくい‥‥‥

「切れって言ってるだろ!切れよ!!!!!」

 

穏やかで優しいそうなご主人ねと言われた夫は、居ない。

 




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