いつの時代も、どんな社会も、正義をかざそうが、御仏を敬おうが、
人間の欲は必ず付きまとう。

月村 了衛 著‥‥‥‥「虚の伽藍」
宗教の世界、それも仏教の世界。
昨今のお寺事情を考えたら、どんな物語が展開されていくのか?
魑魅魍魎の蠢く京都が舞台なら、なおさら興味が沸く。
京都八百八寺という位だから、御本山も多いだろうし‥‥‥( ,,`・ω・´)ンンン?
実際は、八百どころか三千余りのお寺があるようだ。
ところが、お寺が一番多いのは愛知県で、しかもその数四千五百を超える!
次いで大阪が3千二百余リ‥‥‥‥‥話が飛んでしまった!
古いしきたりの中で呼吸するようなイメージの京の都の御本山。
僧の階級もピンキリで、頂点に立つには、人徳よりもどうやら巷と一緒。
最初は主人公の出世物語で、京都を舞台に、地元の経済人やヤクザが絡み合って
一体だれが正義?‥‥‥‥とりあえずは主人公にエールを送りながら読み進めると
物語は、あらぬ方向へ、右に左に旋回する。
どこの世界も、人間が行きつくところはこんな感じ?
じわじわと染まっていく様に、納得しつつも淋しいかな⁈
これ、仏教関係者はどんな感想をもらすのだろうかと、気になりだした。