
中学校まで人間関係で学校に通えていなかったけど、通信制高校なら学校に通わなくてもいいし、知っている人がいなくて新たな環境で頑張る生徒もいます。通信制高校は自宅学習をメインに卒業まで学習を進めることが多いため、「自分1人で続けられるのかな。挫折してしまわないか」と不安に感じる生徒もいます。特に、高校を中途退学している、仕事や治療の両立などと両立をさせたいと思っている生徒は、卒業できるのかと心配になることもあります。残念ながら通信制高校を中途退学する割合が高く、約5%と全日制の5倍の数字で、20人に1人が退学することになってしまっています。また、学校によっては卒業率が40%しかない学校もあれば、90%を超える学校もあるそうです。
通信制高校を中退してしまう理由は、学習面の問題で、自主学習では理解を深められず、当初の計画通りに進められなかった、自分から机に向かって学習するモチベーションを保てなかった、心身の体調の関係で学習できる状況でになかったことです。学校環境の問題で、中学校まででは見たことのない奇抜な私服の生徒や、働いている年の離れた生徒などと同じ教室で受けることもあり、「他の生徒と人間関係がうまくいかない」ことです。経済的な問題もあり、思うように単位を取れずに、3年で卒業できない時は、4年目以降に学費がかかってしまうからです。
通信制高校を挫折しないためには、自分の現状に合った通信制高校を選ぶことです。学習内容に不安がある生徒は、基礎学習を重視したカリキュラムを組んでいたりする学校、人間関係が心配な生徒は、少人数や個別学習室がある学校を選ぶことが必要になります。目標を立て、学習計画に沿って勉強することで、1年間での修得単位や1週間の学習時間や計画を立てることが重要になります。また、通信制高校の生活に少しでも困難を感じたら、早めに先生に相談することです。そのため、学校のとき以外でも気軽に相談できる体制が整った学校を選ぶのがいいと思います。経済面で心配な生徒は、学費をサポートする様々な制度の活用を検討してください。例えば、国の「高等学校等就学支援金制度」は、所得要件を満たせば、年間18万円の支援金が支給される場合もあります。他にも、都道府県の入学金制度や民間組織による無利子の奨学金を貸し付ける仕組みを利用できることもあるので、先生に相談して調べてみることです。通信制高校でなくても中退する生徒はいますが、通信制高校が中退する割合が多くなってしまう理由は学習と人間関係だと思います。通信制高校に入学した生徒の中には、いじめなどが原因で小中学校に行けなかった人も含まれているため、先生たちもサポートしてあげることが大切になると考えます。次回は不登校への対応 子どもに起こる3段階の気持ちの変化を理解するにはに