
瀬戸内沿岸には、九州から関西、更に熊野から関東へ続く信仰の足跡が見られます。
海路を通して、八幡・住吉・熊野権現・金毘羅様と、今もイキイキと波打つ海の神様への畏敬がある様子が窺える。
そこに生きた人たちがいたんだなぁと感じられて、海でつながる神様の世界が好きになってきています。
体に宿る歴史と記憶の世界ですね。
祈りの世界には沢山の神様や仏様が居らっしゃいますが、どんな秩序の上に自分の生活が成り立っているのかを知るのは、大切にしたいことの一つ。
私の秩序は、先祖が辿ってきてくれた道の上にある。その交差点・お大師様の生まれたの土地でもある四国で生きている…そうさせていもらっているのだなと実感しています。
イメージだけで「そう感じたからそうなのだ」とするのではなく、実際に戸籍を開いて土地を訪れ、ほんの少し歴史を振り返り、出会う人たちとの文脈を読みながら、目には見えないけれど一緒に生きていることをありありと感じる
…ということを、地味に地味に個人レベルで続けていきたいなと思います。

山の世界は、自分と向き合う異界でした。
しかし海の世界は、ご先祖様の息吹を感じる世界だなぁと。何となく海に向けて心が開いている本年。
昨年の頭、巳さんと白狐さんと一緒に下絵を描いていた海神様を放置していたので、こちらに色をつけていきます。