
父方の祖先を意識して手を合わせ始めたのは、一月ほど前のこと。
幼い頃以来、父親とは会っていない。
何となく居たことは覚えているものの、父親というものを意識し始めたのが遅かったため、今後会いたいかと問われると「分からぬ」というのが正直なところなのだけれど。
ただ、さる方と「舎主ちゃんのイメージ、藤の紋がね…」などという話になったことから、改めて覚えている限りの情報を元に色々と辿ってみたところ、さもありなん。
文献などを辿ってのことではないので、あくまで仮説なのだれど。
過去を振り返ってみると、人生の節目節目に「藤」とつく特定の苗字の方に助けられている。もしかしたら、父方の遠い祖先が、肉体を持って現れられない代わりに、そのような形で救ってくれていたのかもしれません。
会ったことがない親は、存在しないのか?
そんな訳はなく、何かしらの理由で目の前にはいなくても、肉体を繋いでくれた両親はどこかにいる。
そして、両親は一番近いご先祖さまというだけであって、折り合いが悪かろうが憎かろうが・憎みたくても居なかろうが、遠い遠いご先祖さまからの祈りのカケラは、この虚空に遍満しているのではと。
これは個人的なお話。
だけど、もしかしたら他の方にも言えるお話なのかもと、書き残してみる。