
今日は、普段お世話になっている『お聖天様』のことについて書いてみようと思います。
ご神仏のことを、専門知識もなしに書くのはいかがかなと、あまり触れずにいたのですが。
お世話になった素敵な方のことをご紹介するつもりで、個人の思い出話として書いてみようと思います。
お聖天様=歓喜天と呼ばれる、日本の密教寺院で時折見かける神様です。元はインドの神様でしたが、十一面観音様と共にいるために帰依して護法善神となったと言われています(このあたりは、お聖天様をお祀りする寺院の方にお尋ねくださいね)。
私がお聖天様のことを知ったのは、高校生の時でした。その頃は、課題のモチーフを探すために図書館に通っていて、流れでチベットのタンカや日本の曼荼羅・お仏像の本を眺めていました。そこに、お聖天様のお姿もあったと記憶しています。
20数年の時が経ち、今から2年ほど前。
当時の私は、いくつかのことについて孤軍奮闘しなければならない状況で、心も体も限界でした。
でも、ここで諦めてしまったら二度と立ち上がれない気がして、どうにかこうにか復活したいと願っていたときのこと。幸いにも不思議なご縁が続いて辿り着いたのが、お聖天様をお祀りする寺院様でした。
巷では、その福分の大きさにより、七代分の福を一代に集めるとか、とっても恐ろしい方と言われるお聖天様。
でも、私が参拝してお堂に入って感じたのは、温かさでした。
お寺によりお聖天様の空気も様々なのだそうで、もし最初に縁したのが厳しい空気の寺院様なら、足を運び続けることはなかったかもしれません。
しかし、そちらのお聖天様の包み込むような威厳と慈愛に満たされて「好き」となり←チョロ
以降は、お聖天様にお会いしたくて足を運ぶようになりました。
お聖天様といえば、商売繁盛・良縁祈願・学業成就を初め、どんな願いも叶えてくれる護法の神様だと言われています。
一方、私が実際に足を運び続けて学んだのは『お聖天様が叶えてくれる願いを大切にすることで、良い縁が続くのだな』ということでした。
例え最初に願掛けをしたとしても
お前は、それが本当にええのか?本当に欲しいのはそれか?手に入れるためにとっている方法、こっちの方がいいのとちゃうか?
と、本当にすっごくマメにフォローやツッコミを入れてくださっているような気がする。
優秀なマネージャーのような、お師匠様のような、時にお父さんのような。親しみと尊敬を持ってお付き合いすることで、一番良い道に導いてくださり、生き方を考え直すキッカケをくださっているのだなと感じました。
お陰様で元気になって、今があります。
お聖天様にいただいたものは、後生大事にすると決めています。派手な福徳で有名ですが、割とコツコツ型の人の方が合うんじゃないかなとか…思ったり。(そもそも、源流のガネーシャ様も学問の神様だし。地道な人じゃなきゃ、他の人に渡せるだけの福は作れないものねと、素人考えを巡らせる一般人。)
福を無くされる方や、恐ろしい目にあったと言われる方は、おそらく感謝と尊敬を忘れて、与えられたものを蔑ろにしてしまったのではないか?とは、時々耳にするお話。
勿論、それが全てではないとも思うのです。
ご神仏でも如何ともしがたい、自然の摂理や、時代の流れで不幸にあわれてしまう方もいる。
手を合わせていても、生老病死は免れない。それは、罰でもなんでもない悲しい出来事。
だから何でも「お聖天様のせい」とか「お聖天様なら」とか、一緒くたに期待したり失望したりしない。くださっているものは何なのか?気付かせてくれたことは何なのか?を観察しながら手を合わせるのが、一番お聖天様の存在を感じられる方法なのかなと。
・・・なーんて、偉そうに書きましたが
私は、ただの一般人。こうして元気になったのも「信じるって何?」と、言葉ではなく生き方をとおして教えてくださる方々にご縁をいただけたからに他なりません。
でもね。何もない人間にも思慮を寄せてくださる懐の大きさを、お聖天様はお持ちなのではと思うのです。
寺院を訪ねれば、何年も日参されている方や、境内のお掃除をされている方がおられる。私は、端っこで恩恵に預かっただけ。死ぬまで信じて、初めて信者と言えるのだろうと感じています。
何とて、何を信じるにも実体験と情報精査無しには判断できません。
盲信も信仰とは違うだろうし、そもそも縁は求めても、向こうから求められなければ得られない。多分。
日々気付くことは、沢山です。不思議がいっぱいになる感じ。私は、それが面白くてありがたくて、今でも手を合わせています。
まずは足を運んでみて、ご自身がどう感じるのか。歴史ある祈祷寺は全国にあるわけですから、この方ならと思えるお聖天様と出会えたら、ご縁を大切にされると良いのではないでしょうか。
⚠︎ 祈願の方法やご縁の持ち方、お好きなものや、お聖天様が嫌うことなどは、ご祈祷をされるお寺の阿闍梨様に直接お訪ねください。