
藤本タツキの読み切り漫画『ルックバック』が、ついに劇場アニメ化されました。アニメーション監督でアニメーターの押山清高が監督・脚本・キャラクターデザインを手がけ、漫画に情熱を注ぐ2人の少女の姿を描く青春ストーリーです。
小学生の藤野は、学校新聞で4コマ漫画を連載し、クラスメイトからも称賛されています。そんなある日、先生から不登校の生徒・京本の描いた4コマ漫画を新聞に載せたいと言われます。藤野は、自分の才能に自信を持っていましたが、京本の圧倒的な画力に圧倒され、漫画の練習にさらに打ち込むようになります。
物語の中心は、藤野と京本が漫画を通じて繋がり、絆を深めていく姿にあります。しかし、二人の関係に悲劇が訪れます。小学校の卒業式の日に京本が藤野のファンであることを知り、そこから二人の共同作業が始まります。高校生になり、藤野がメインキャラクターとストーリーを描き、京本が背景を描くコンビ作業で漫画を描き、雑誌に投稿して入賞するまでになりますが、京本は絵の勉強のために大学進学を選びます。
藤野役には、ドラマ『不適切にもほどがある!』で大ブレイクした河合優実、京本役には映画『あつい胸さわぎ』で主演を務めた吉田美月喜が声優に初挑戦。二人とも、そのリアリティ溢れる演技で観客の心を掴みます。
音楽はharuka nakamuraが担当し、クラシカルな弦楽四重奏の美しい旋律が物語を彩ります。音楽と演技が見事に調和し、作品に深い情感を与えています。
手描きの背景動画にこだわり、3DCGではなく手描きの魅力を最大限に引き出しています。絵の上手さと漫画の上手さ、そしてアニメーションの上手さが共鳴し合うことで、多層的な作品に仕上がっています。藤野と京本の描く絵の軌跡が手描きで表現され、視覚的な美しさと物語の深さが見事に融合しています。
原作の感動をさらに上回る映画『ルックバック』は、絵と漫画、アニメーションの力強さを見事に描いています。絵の上手さと漫画の上手さが共鳴し合い、二人の成長と絆をリアルに感じさせる素晴らしい映画
