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ある「ロックンローラー」の訃報に、思う。

 内田裕也さんが亡くなった。
 よく、妻に先立たれた男は長生きしない、なんていわれるけれども、樹木希林さんとの関係が印象深かっただけに、内田さんの場合は、希林さんの死の影響が大きかったのではないか、という気がする。
 娘の内田也哉子さんに、「なぜ離婚しないのか?」と問われたとき、希林さんが「彼にはひとかけらの純なものがあるから」と答えた、という話をきいたとき、僕は「でも、ほとんどの人には、ひとかけらくらいは『純なもの』があるのではないか」と思ったものだ。僕は「根はいい人だから」と言われるたびに、「根まで掘らないといけないようなら、それはもう『いい人』とは言い難い」と言いたくなる人間なのだが、人と人との関係というか、縁みたいなものは、難しいものだとつくづく感じる。樹木希林さんの場合は、そういう「ややこしさ」の中に自分を置くことを、あえて選んでいたようにも感じるのだ。
 僕にとっての内田裕也さんは、ミュージシャンというよりは、ワイドショーによく出ている「お騒がせ男」だったのだが、そういうところも含めての「ロックンロール」だったのだろう。個人的には、樹木希林さんがいなくなってからの内田さんの生きざまを、もう少し見てみたかったようにも思う。
 ただ、「妻が亡くなると、男は長く生きられない」というのは、平均寿命が男のほうが短くて、結婚したときの年齢は男性のほうが上であることを考えると、統計として考えれば当たり前ではないか、という気もするので、「呼ばれた」とか「後を追った」みたいなのは、たぶん、こちら側の勝手な思い入れではあるのだろうけど。内田さんは、希林さんの葬儀のときも、だいぶ身体が弱っておられるようにも見えたし。

 風邪はだいぶよくなってきたように思うが、薬の効果が切れると、やっぱりまだつらい感じ。
 




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