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『LION/ライオン ~25年目のただいま~』と『2017年本屋大賞』は恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』

 午後から、けっこう僕にとっては大変な仕事をひとつ終えたので、自分へのごほうびのつもりで、帰る前に映画館へ。
 『ゴースト・イン・ザ・シェル』を観るつもりだったのだが、上映時間の都合で、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』にした。
 ポスターの『アカデミー賞最有力!』というのは、結果が出た今となっては、ちょっとせつない。
 この映画、インドで迷子になった少年が、オーストラリアの夫婦の養子となり、Google Earthを使って生みの親にたどりつくまでを描いた「実話」なのだけれど、親としては「もし自分の子どもがこんなことになってしまったら……」と、中盤くらいから涙が出てきて困った。最近本当に、涙腺がゆるい。
 親や兄弟は、いきなり離れ離れになってしまって、ずっと心配して探し続けているのではないか、自分はオーストラリアで豊かに暮らしている、という引け目みたいなものと、育ての親への遠慮で、それまで順調だったのに、うまく生きられなくなってしまう主人公サルー。
 彼が起こした奇跡と同時に、彼を育てた養父母の素晴らしさ(だが、彼らもまたある種の葛藤を抱えている)、傷ついた子どもを養子として育てることの難しさ、インドのストリート・チルドレンたちが置かれている状況など、「監督が断片的にしか描かなかったこと」が強く印象に残る映画だった。
 ただ、これって、ネットを利用したら、もう少しうまく探せたんじゃないかなあ、とも、ちょっと思うのだが、それは成功例しかみていないから、なのかもしれない。
 
 2017年の『本屋大賞』は、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』。
 熱烈なファンも多い小説なので、有力だと思ってはいたけれど、すでに直木賞を受賞しているのが『本屋大賞』の投票には不利になりそうな気がしていた。
 それでも1位になったのだから、すごいよなあ。
 同じように「芥川賞バイアス」がかかった『コンビニ人間』は9位だったのに。

 カープは今シーズン初の巨人戦。東京ドームで、巨人の先発は菅野投手ということで、厳しいだろうと思っていたのだけれど、3点ビハインドから打線が踏ん張って、乱打戦の末、9−6で勝ち。
 長年カープファンをやっていると、ビジター、とくに東京ドームでの巨人生は、何をどうやっても勝てないような感じがして、3連戦なら3タテ食らわなければ御の字、という記憶がなかなか抜けないのだが、とりあえず、ひとつ勝ててよかった。

 25時に就寝。


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