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90's MOVIE TIME MACHINE⑤96年

前提

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96年やっていきます。

 

 

セブン

ジュマンジ

いつか晴れた日に

トレインスポッティング

ノートルダムの鐘

 

 

どれも何回も観ている大好きな映画です。

 

「セブン」

私は陰惨な映画が好きなので精神安定剤として何回も観ちゃうんですけど、その中の一本がこれ。ストーリーはシンプルで直線的、洗練されていてなおかつちょっとしたどんでん返しがある。本家のスペースでもばちこさんが仰ってましたけど、このあたりから見せ方や技術に工夫を凝らす感じの映画が増えてきましたね。

90年代ってどんぴしゃで私の10代なのですが、94年にロバート・K・レスラー「FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記」、96年にトリイ・ヘイデン「シーラという子 虐待されたある少女の物語」などが出版されはじめ(どれも早川書房)、読んでいた記憶が。70年~80年代から精神がどういう構造になっているのか実践に移したことが本格的に記録になりはじめ、それが日本でも語られ始めるようになった時期だったと思います。

正直いま触れると露悪的なところもあるのですが、頭の中がどういう仕組みになっているのかを映像にどう起こすのかが工夫され始めていて、その表現における金字塔になったのが「セブン」である気がします。カイル・クーパーのオープニング然り、ジョン・ドゥの部屋の美術然り。

あとこれは90年代から2000年代の映画に特に多かった気がするんですけど、映画のノベライズ本ってめちゃくちゃたくさんあった気がします。「セブン」ハムナプトラ」「ハード・ターゲット」など私も好きな映画のノベライズは持っていました。推しの詳しい描写、欲しいじゃん…。その中でも「セブン」は二見文庫さんから出ているのですが、その中でも私が特に印象に残っているのはサマセットがバラの壁紙を切り取って持ち歩いていること。彼の心の安らぎの象徴として出てきた気がしますが、10年くらい読み直してないので間違ってたらすみません。映画ではメトロノームがその役割を果たしていましたね。

最後にデヴィッド・ボウイのThe Hearts Filthy Lessonが大好きです。このコンセプトアルバムも刑事から被害者まで全部ボウイが演じていて、全体的にセブンの世界観と合っていて良かったな。

 

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ジュマンジ

96年当時に映画館に友達と観に行った記憶。これは今でも大好きな映画です。ロック様主演のリメイクが作られ、姉妹版の「ザスーラ」という作品もあったけどこれが一番かな。

なんといってもゲーム盤のぬめるような美しい木の彫刻と駒の象牙のような質感。モノとしての魅力がものすごくて見ている私も手を伸ばしたくなるような物体です。太鼓の音もむちゃくちゃいいですよね…。

あれって孤独で寂しい気持ちを抱えている子どもにしか聞こえない設定になっていて狡猾というか、おそろしいゲームだなあ。子供向けで100分映画なので展開が早いんですが、テンポ感が良いので全然違和感がない。再鑑賞して確認したらなんと開始7分でアランがゲーム盤と出会っていた(笑)これには驚きました。ちょうど15分で過去パートが終わって、現代のシーンに入るわけです。ちなみに私のキルスティン・ダンストとの出会いは「ジュマンジ」が初です。

また、主演がロビン・ウィリアムスなわけですが、無垢がそのまま大人になりました、みたいな目の輝きを見るとこの人は「フック」やこれも大好きな「アンドリューNDR114」もそういう設定だったけど稀有な俳優さんだったなあと思います。いなくなって本当にさみしいです…。

見返すといろんな無理な設定があって、いやいやいやジャングルにライオンはいないだろとか、なんとなくの恐ろしい未知の土地としてのジャングル像で北から目線をビシバシに感じますが。

アランが対峙して乗り越える対象としての「父親」とジャングルで執拗に罵りながら追ってくる「ハンター」ヴァン・ペルトを同じ俳優(ジョナサン・ハイド)が演じている設定は子供ながらにそういう方法でテーマを語ることができるのか!と感動した覚えがあります。

 

 

 

いつか晴れた日に

アン・リーが撮るジェーン・オースティンもの良すぎるな…。原作はオースティンの「分別と多感」で、主人公となる理知的で控えめな姉エリナーをエマ・トンプソン、率直で情熱的な妹マリアンをケイト・ウィンスレットが演じています。脚本をなんとエマ・トンプソン自身が書いているらしくてまじですごい。アカデミー賞脚本賞取ってるそうです。

ほんとうに良質ないい映画という感じで、これは私は子どもの頃に親が図書館から借りてきたのかな、VHSで観ているのですが今でも心に残るくらい素敵な一本だと思っています。姉妹の相手役をそれぞれ若かりし頃のヒュー・グラントアラン・リックマンが演じています。

話としては典型的なオースティンものではあるのですが、私は基本的に恋愛ものが共感できないけれど好きなものは好きという感じで、オースティンは好きなんですよね。今でいうリアリティーショーを観ているような感覚に限りなく近く、人間の心の機微は不変であるなあと思います。女性が自立して生きるのがほぼ難しい状況の中、自分の心に真摯に生きる姉妹たちの姿が染みます。

エマ・トンプソンの抑えた演技もほんとうに大好きなのですが、白眉なのはケイト・ウィンスレットの鮮烈な演技。とにかくロマンチックが大好き、詩が大好き、素敵な王子様が現れるのを夢見てます!!というマリアンを堂々と演じていて、このドラマチックさに儚さを足すと「ハムレット」のオフィーリア、力強さを足すと「タイタニック」のローズにつながるんだなあと彼女のブレイクにも納得です。

大雨の中、自分を振ったウィロビーの屋敷を見に行って「ウィロビー!」と呟くシーン、ずっと忘れない。冷静に考えると周りに迷惑をかけまくっているので大変なキャラクターなんですけど、そこは10代の女の子なので…(笑)

 

 

 

トレインスポッティング

アーヴィン・ウェルシュの原作小説もかなり好きで何度も読んでいます。原作でスコットランドの大出世枠であるショーン・コネリーと脳内でずっと会話しているシック・ボーイがかわいい。

なんかすごい人気なので好きと言いづらいんですけど。ダニー・ボイルの画期的な映像表現も素晴らしいし、音楽も私は詳しくないのでよくわかんないんですけどかっこいいし、刹那的に生きる若者たちの姿を見てこういう世界もあるのかあ…とぼーっと20代の頃は観ていましたが、良く考えなくてもこれけっこうハードできつい世界ですよね。

「どこにもいけない」感が厳しく、資本主義もまっぴらごめんなレントンがドラッグに溺れて逃避するしかない気持ちがしんどい。すさんだスコットランドと明るいロンドンの違いも今観るとなんとなくわかってきた気がします。

今観たらレントンパパ、ジェームズ・コスモじゃんとなったり。あとダイアン役のケリー・マクドナルドはこれ以降の作品も好きですね。Netflixの「Giri/Haji」もすごく良かった。「T2 トレスポ」はベグビーのおつらみ以外よくわかんないな????で終わってしまったんだけど、もう一回観たら違うかしら…。

 

 

 

 

ノートルダムの鐘」

私の人生を変えてしまった一本。あちこちで呟いているのでもうあんまり言うことないんですけど…。でも今観てもディズニー史上最高の作品だと思っています。アニメーションが本当に丁寧で華やかで美しいし、アラン・メンケンの音楽も素晴らしいし、オープニングはまじでディズニー史上最高の(以下略)

なぜ私はこれを劇場で観なかったのか。悔やまれるのはそこですが、これは5つ下の妹がプレゼントでVHSをもらっており、それを流しているのを学校帰りの私がたまたま見かけてフロロー判事のヘルファイアにくぎ付けになってしまったのが始まりです。

ていうか今知ったんだけど、クロード・フロローだけ別枠でwikiの記事作られてるのなんで!!! 爆笑している。それだけ今は人気なんだろうなあ。映画にはまっていた22、23年前の当時はフロローが好きな人は数えるほどで、いつも同好の士とHPでファンフィク書いたりしていた時代が懐かしいよ…。いかんいかん、フロロー以外の話もしなきゃ。

しかしディズニーがよく「ノートルダム・ド・パリ」をミュージカル映画化しようとしたなあと今でも驚きをもって考え込んでしまう。民族差別やルッキズムの問題に切り込んでおり、欺瞞に満ちた権力に正面から訴えかける力強さがある作品。もちろん全部が全部肯定できるわけではないし、実写化を待ち望んでいるものの難しいだろうなあと思ったりはしている。

最後に劇団四季の黄金期の俳優さんたちが吹き替えをしている奇跡についても言及したい。どういう経緯なのか本当に謎なんだけど、まじで、なにゆえに劇団四季にオファーがいったの!????? ほんとにありがと!!!!!!! んーまっ!!!(激しいキス)

エスメラルダ役の保坂千寿さん大好きすぎるよ。フロローの台詞を演じた日下さんやクロパン役の光枝さんが亡くなったのが寂しすぎるが、私が歌を始めるきっかけを下さってありがとうございますという私的感謝しかない作品です。あと5万字くらい書けそうなくらい好きだな。一生大好き。

 

 

 

 




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