
イタリア人女優クラウディア・カルディナーレが23日、死去したとAFP通信が報じた。87歳だった。MM(マリリン・モンロー)BB(ブリジット・バルドー)などとともにCC(クラウディア・カルディナーレ)として親しまれた。
先日のロバート・レッドフォードといい、カルディナーレといい、60年代から70年代にかけての銀幕の大スターで、カルディナーレが亡くなったのは驚きだ。

カルディナーレの映画を最初に見たのは、テレビ放映では「ブーベの恋人」(1963)か「鞄を持った女」(1961)で、劇場で初めて見たのは最後のマカロニウエスタンともいわれた「ウエスタン」(1969)だった。
「ウエスタン」は今は無くなった新宿歌舞伎町のど真ん中、新宿コマ劇場の隣にあった映画館で、新宿プラザの最初の上映映画が「ウエスタン」だった。
都内では、当時映画のスクリーンでは、スクリーンが楕円形に座席を囲むような上映の「D(ディメンション)150方式」が採用されていた。
その後はショーン・コネリーなどが出演の「赤いテント」(70mm、1970)やブリジット・バルドーと共演した「華麗なる対決」(1971)などがまず思い浮かぶ。

のちに、さかのぼってみた「刑事」(1959)の名曲「死ぬほど愛して」のテーマとともに車を追うカルディナーレの姿が目に焼き付いている。


フェリーニ監督の「8 1/2」やドロンと共演した「若者のすべて」なども忘れ難い。
カルディナーレは、1938年4月15日、シチリア出身の両親の元で、当時フランスの保護領だったチュニジアで生まれた。1957年、チュニジアで開かれた美人コンテストで優勝したことがきっかけで、17歳で映画界入りした。
フェデリコ・フェリーニ監督やルキノ・ヴィスコンティ監督といった巨匠の作品に出演して注目を集めた。

1963年にマルチェロ・マストロヤンニと共演した「8 1/2」ではピュアな若々しさを表現。1968年にはセルジオ・レオーネ監督のマカロニウエスタン「ウエスタン」で更生した娼婦役を演じて、その演技が高く評価された。
特徴である大きな瞳とブルネットの髪。グラマラスな肢体。「イタリアのブリジット・バルド-」と表現されるなど官能的な女優として人気があった。
DVDを所有していながら、3時間以上の長尺(186分)なため、一部しか見ていない「山猫」(1963)の全編を追悼で見なくては。
fpd.hatenablog.com (⤴八点鐘さんのコメントにより追加。)
カルディナーレの個人的お気に入りベスト3作品:
(1)「ブーベの恋人」
(2)「赤いテント」
(3)「ウエスタン」
次点:「刑事」
ご冥福をお祈りいたします。
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