
映画「タイムリミット 見知らぬ影」(原題:Steig. Nicht. Aus!、2020、ドイツ)は、ドイツ製アクション・スリラー。何者かにより主人公のカールが娘と息子を乗せた車に爆弾を仕掛けられ、その犯人から身代金を要求されるという話。
犯人の正体は謎に包まれていたが、徐々に明かされていく。原題はドイツ語で「車から降りるな!」。
終盤以降の車のドアが外れての逃走劇だけは、ハリウッド製のカーアクション並みの迫力があった。
ドイツ映画は、やや理屈っぽさがあり、よくありがちな予定調和の展開はなく、主人公の行動などもやもや感が残りスッキリしない展開が続くが、逆にそれだからこそ、袋小路に入ったような状況でリアルなので良しとする。
出演は「ピエロがお前を嘲笑う」「es[エス]」のヴォータン・ヴィルケ・メーリング、「愛を読むひと」「ルートヴィヒ」のハンナー・ヘルツシュプルンク、「ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀」のクリスティアーネ・パウル、「アウトバーン」のアレクザンダー・ヨヴァノヴィッチほか。
<ストーリー>
ベルリンの不動産会社の幹部カール(ヴォータン・ヴィルケ・メーリング)はある月曜日の朝、娘のヨゼフィーネ(エミリー・クーシェ)と息子のマリウス(カルロ・トーマ)を車で学校に送り届けようとしていた。

その時、正体不明の男から電話を受ける。その内容は、カールたちが座席を離れると爆発する特殊な爆弾を車に仕掛けたと言い、巨額の金を支払うよう要求するものだった。



同じ犯人に脅迫された上司とその妻が目の前で爆死させられるのを見たカールは、やむを得ず要求に従おうとするが、爆発の際にマリウスが破片を浴びて重傷を負った上、広場で警官隊に包囲されてしまう。
しかも警察は、捜査の指揮を執るドラッヘ警部が、カールが不仲の妻への復讐のため、子どもたちを人質にとり破れかぶれの行動に走ったと決め付けていた。
追い詰められたカールの前に、脅迫者が大胆にも姿を現わす。
犯人の正体は、カールが携わった建設プロジェクトの地上げに反対し、夫の死を招いた地上げ屋に追い詰められて自殺した女性の夫だった。彼は妻の仇を討つため、カールへの復讐と身代金要求を仕掛けたのだった。
カールは、妻の協力と、警察の無能さを利用して状況を打開しようとするが、追い詰められていく。
犯人は、カールの兄と警察に偽って、カールを追い詰めるが、爆弾処理班の女性責任者ピア・ツァッハ(ハンナー・ヘルツシュプルンク)の勘の鋭さにより、最終的に捕まり、一連の騒動は幕を閉じる。
カールは爆弾の破片で負傷したが、子供たちは無事だった。
・・・

爆発物を積んだ車が取り囲まれる。
警察のヘリコプターが、逃走車の車に急接近するなどは迫力がある。
カールは、仕事の忙しさにかまけて、家庭を顧みず…。車中で脅迫を受けているときに、カールが妻に連絡しようとするが連絡がつかず。妻の居所を知っているという娘ヨゼフィーネから、同級生の父親と不倫しているというのを娘から知らされる。
八方ふさがりのカールの運命やいかに…。ラストは、雨降って何とやら…とややご都合主義だった。
<主な登場人物>
■カール・ブレント: ヴォータン・ヴィルケ・メーリング…不動産会社の幹部。子供が2人。会社のカネの不正利用にも手を染めている。
■ピア・ツァッハ: ハンナー・ヘルツシュプルンク…爆弾処理班の責任者。
■ジモーネ・ブレント: クリスティアーネ・パウル…カールの妻。
■ヨゼフィーネ・ブレント: エミリー・クーシェ…カールの娘。しっかり者。
■マリウス・ブレント: カルロ・トーマ……カールの息子。ゲームオタク。
■ドラッヘ警部: アレクザンダー・ヨヴァノヴィッチ…捜査の指揮を執るが思い込みが激しい無能な警部。
■オマール・チチェク: ファーリ・ヤルディム
■イーダ・チチェク: マヴィー・ホールビガー
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