

映画「アンカー・ウーマン殺人事件」(原題:Murder Unresolved、2016、劇場未公開)を見る。人気ニュース番組のアンカーのカルメンが、別居中の夫・メイソンとの離婚調停中に何者かに殺害される。テレビでよくある真犯人を巡るミステリー・サスペンス。94分という長さがいい。ストーリーは「嫉妬」「野望」「家族の裏側」といった複雑な人間関係が描かれる。
状況証拠で容疑者扱いされるヘザーが、濡れ衣を晴らすべく警察とは別に独自に真犯人に迫っていく。容疑者が二転三転はするものの、途中で犯人は容易に想像がついてしまうのがやや物足りない。 カナダ製作の映画で、馴染みのない俳優たちだが、俳優が魅力に乏しいところも残念。

「ニュース報道」番組で離婚調停中の夫婦がともにアンカーを務める。
<あらすじ>
カルメン(ジーナ・ホールデン)は離婚調停中、ワインを飲んでいる最中に苦しみ死去。遺体がプールで発見される。
夫メイソン(クリス・ウィリアム・マーティン)、カルメンの妹のヘザー(ニコール・トム)、娘ブルック(サラ・ダグデール)らがそれぞれ容疑者として浮上する。
メイソンは一時疑いが薄れるが、次に疑いの矛先はヘザーへと向かう。ヘザーは弁護士ウェインに弁護を依頼し、証拠を集めながら潔白を証明しようと奔走する 。
ヘザーは疑いが深まる中、メイソンの弁護士サンドラ(オナ・グローアー)とメイソンの関係に気づく。
実はカルメンは抗不安剤を飲んでおり、遺品から脱薬物支援センター通いの事実が判明する。
ヘザーがテレビ局で証拠映像を放送し、サンドラとメイソンが共謀してカルメンを毒殺した真相が暴かれる。サンドラとメイソンは警察に逮捕される。
数年後、ヘザーはニュースアンカーとして成功する。カルメンの娘ブルックも母を失い、父も刑務所行きとなるが、ヘザーがいることで生きる希望を見出していく。
・・・
華やかな姉カルメンに対して、内心では嫉妬を感じるヘザーが姉妹間の葛藤と野心を抱く構図や、カルメンの夫と女性弁護士が結託して妻殺害を企てるという計画が明かされていく。反抗期ながら娘ブルックは、ヘザーと共同で証拠集めを行い、証拠集めにより、ラストのクライマックスで、すべてが明らかになる。
この辺りは、放送スタジオの裏側で、衛星放送を利用して、ヘザー自身がニュース番組を陰で仕切り、メイソンとサンドラの殺人の証拠を白日の下にさらすところが大きな見せ場となった。
メイソンが愛人の弁護士と組んで、妻を殺害したのは、元は多額の隠された借金があったためで、メイソンは妻の実妹を犯人に仕立て上げるなど極悪人という裏の顔があった。
<主な登場人物>
■カルメン:ジーナ・ホールデン…主人公。人気ニュースアンカー。離婚調停中で、プールで殺害される。
■ヘザー:ニコール・トム…ニュースアンカー・カルメンの妹でアシスタント。姉に憧れる一方、自身も注目を浴びたい野心がある。
■メイソン:クリス・ウィリアム・マーティン…カルメンの夫で共にアンカー。カルメンと別居中で、娘ブルックの親権争い中。借金あり。
■ブルック:サラ・ダグデール…カルメンとメイソンの15歳の娘。反抗期で母カルメンとは衝突や争いが多い。
■サンドラ:オナ・グローアー…カルメンの弁護士。カルメンの死後、メイソンと怪しい関係が浮上。
■刑事クルーズ:シャロン・テイラー…殺人課刑事。最初はメイソン、次に妹ヘザーを重点的に捜査を進める。
■弁護士ウェイン:ヘザーの弁護人として登場。少々頼りなさそう。
■ルイス…ニュース局の若手女性。アンカーの座を狙っていて、カルメンがいなくなり内心喜ぶ。
・・・
「アマプラ」で配信中。
■「にほんブログ村」にポチッと!お願い申し上げます。