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映画「パラダイン夫人の恋」(原題:The Paradine Case、1947、日本公開は1953年2月)を見る。

パラダイン夫人の恋」(原題:The Paradine Case、1947、日本公開は1953年2月)を見る。「白い恐怖」「汚名」に続くアルフレッド・ヒッチコック監督アメリカ時代のサスペンススリラー作品。製作はデヴィッド・O・セルズニック。同じ裁判劇「情婦」と比べても面白い。主演は「白い恐怖」のグレゴリー・ペックと本作が米映画初出演となるアリダ・ヴァリ(オープニングロールやアメリカのポスターでは「ヴァリ」と紹介)で、共演はチャールズ・ロートン、エセル・バリモア、レオ・G・キャロル、ルイ・ジュールダン、アン・トッドなど。

原題は「The Paradine Case」。直訳の「パラダイン夫人事件」のほうがよかった(「…夫人の恋」の邦題がネタバレにつながっている。笑)。

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スタア誕生」「風と共に去りぬ」などの製作で知られるデヴィッド・O・セルズニックが「風と共に去りぬ」の翌年、イギリスからヒッチコックアメリカに呼び「レベッカ」がつくられヒッチコック監督とセルズニックのコンビは「断崖」「白い恐怖」へと続く。

「白い恐怖」のグレゴリー・ペックで「白昼の決闘」の次に製作されたのがヒッチ監督の「パラダイン夫人の恋」だった。

恰幅のいい老獪な裁判長(判事)をチャールズ・ロートンが演じているので裁判劇の傑作「情婦」と重なって見える。「パラダイン夫人の恋人」も面白さでは負けていない。セルズニックが共同で脚本も手掛けている。

簡単なあらすじ)近代のロンドン。目の不自由なパラダイン大佐が殺害され、夫人が提訴される事件が起こる。裁判を担当することになった弁護士アンソニーは、やがて夫人の美しく妖しい魅力にとりつかれ、彼女の無実を証明しようと躍起になる。しかし疑いの目が大佐の世話人ラトゥールに向いたことからアンソニーは事件の「意外な真実」に気づいてゆくというストーリー。

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【以下ネタバレ注意】
パラダイン夫人は、盲目の夫に誠心誠意仕えている従者のラトゥールを愛していて、ラトゥールを夫から離したいために、容疑者でありながら弁護士から証言を求められ「これしか方法はなかった」と夫を毒殺したと証言。

夫のパラダインは大金持ちで盲目。パラダイン夫人は貧乏な出身の美貌の外国人。弁護するうちに、弁護士アンソニーはパラダイン夫人に恋してしまい、アンソニーの中では、パラダイン夫人に言い寄っても拒絶されるラトゥールが、パラダイン夫人の夫である大佐を毒殺したというシナリオが出来上がっていた。

ところが、パラダイン夫人は弁護士のアンソニーに対して、ラトゥールを不利な立場に追い込むなと念を押すのだった。

ラトゥールによると、パラダインは普段から「死にたい」が口癖だったといい、自殺したのではという空気が法廷で共有されると、夫人はあっさり「自分が夫を殺した、私はラトゥールを愛していました」と告白。

裁判でパラダイン夫人を助けられず、がっくりと全身の力が抜ける弁護士アンソニー。アンソニーが家に帰ると、アンソニーの妻ゲイは、弁護士として自信を失くしたアンソニーにいう。アンソニーと、彼のパラダイン夫人への恋と失恋と失意を受けいれ「これからも弁護士を続けて」と励ますのだった。

一方、判事が家に帰ると裁判を傍聴したという妻は、パラダイン夫人に同情する気持ちもあり「パラダイン夫人はどうなるの?」と聞くと「絞首刑だろうね」とあっさりと返す。それから間もなく、パラダイン夫人の処刑日時が決定される。

  被告席のパラダイン夫人の後ろに証言台に向かうラトゥールの姿が(後方)

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1946年春。英国の名門パラディーン家の未亡人マッデリーナ(アリダ・ヴァリ)のもとに警察官が訪れる。マッデリーナは、突然、夫を毒殺した嫌疑で起訴されたのだった。アッデリーナは類まれな美貌の持ち主。

戦傷を受けて盲目になった夫パラディーン大佐に献身した良妻として知られていたが、ある日、パラディーン大佐が何者かに殺害され、その真相は謎を秘めたままになっていた。

夫人は知己のシモン・フレイカー卿(チャールズ・コバーン)に弁護を頼んだが、卿は自分の友人で若くて敏腕な弁護士アンソニー・キーン(グレゴリー・ペック)を推薦した。

キーンの妻ゲイ(アン・トッド)は貞淑な女性で、夫にこの事件を担当するよう勧めるのだった。

キーンは初めてパラディーン夫人に会ってその美しさに心を奪われ、彼女の無罪を信ぜずにはいられなかった。

キーンは調査を進めるうちに、パラディーン家の家令アンドレ・ラトゥール(ルイ・ジュールダン)がこの事件に関係あることを知った。

パラディーン家の別荘だったヒンドレイ荘にラトゥールを尋ねたキーンは、ラトゥールがパラディーン夫人を嫌い罵るのを聞いて、職責を忘れて彼と言い争った。

キーンはこのいきさつを夫人に告げたが、夫人はただラトゥールを巻きぞえにするなというだけだった。

ゲイは夫がパラディーンに惹かれていることを知っており、彼がそのために弁護をしくじりはしまいかと気づかった。

いよいよ公判が開始され、老裁判長ホーフィールド(チャールズ・ロートン)も夫人の美貌に魅せられたようだった。

キーンはラトゥールにパラディーン大佐の死因は自殺だと証言させようとしたが失敗した。夫人は再びキーンにラトゥールをかばうよう忠告したが、彼にとってはラトゥールに殺人の罪を負わせる以外に夫人を救う道はなかった。

2回目の公判でキーンはラトゥールの自殺幇助をひき出そうとして失敗し、かえって追いつめられたラトゥールはパラディーン夫人との情事を自供してしまった。

そして退廷後間もなくラトゥールは自殺を遂げた。

夫人はラトゥールに駆け落ちを迫って拒まれ、夫を亡きものにしたのだ。弁護に失敗し名誉を失墜したキーンはフレイカー卿の家に身をかくしていたが、やがて愛妻ゲイに暖かく迎えられた。(ゲイの器の大きいこと。)

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監督    アルフレッド・ヒッチコック
脚本    デヴィッド・O・セルズニック
ジェームズ・ブリディ
原作    ロバート・S・ヒチェンス
製作    デヴィッド・O・セルズニック
アメリカ公開: 1947年12月31日
日本公開: 1953年2月19日

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