
「RUN/ラン」(原題:Run、2020)は「Search/サーチ」(2018)で注目を浴びたアニーシュ・チャガンティ監督の長編第2作。
生まれつき身体に不自由を持った娘と、彼女を過剰なまでに介護する母親。そんな母娘の間に生じた日常の綻びから明かされていく衝撃の真実と狂気を描いたサスペンス・サイコスリラー。
豹変する毒母の狂気が暴走するが、母と娘のバトルがすさまじい展開を見せる。隠されていた秘密が明らかになるとき…。

・・・
ある郊外の一軒家で暮らすクロエ (キーラ・アレン) は、生まれつき慢性の病気を患い、車椅子生活を余儀なくされている。
しかし地元の大学への進学を望み自立しようとしていた。そんなある日、進学の夢も後押ししてくれている母親ダイアンに不信感を抱き始める。
ダイアンが新しい薬と称して差し出す緑色のカプセル。クロエの懸命な調査により、それは決して人間が服用してはならない薬だったのだ。
クロエは母親から逃げようとするが、その行く手には想像を絶する試練と新たな衝撃の真実が待ち受けていた…。





・・・
前半はゆっくりした物語だったが、後半は一転してがらりと変わり、ホラー映画そのもの。それにしても、娘を束縛し、娘の希望である大学進学(合格通知が届いているのに本人に隠す)に反対するとは…。
全ては、自分のエゴで、支配下に置きコントロールしておきたかった…。
クロエは不整脈、血色素症、喘息、糖尿病、下肢の筋無力症といった慢性の病気を抱えていて、酸素吸入器やインスリン注射などの助けが必要だった。
毎日必ず薬を飲み、歩行がうまくできないため車椅子での生活を余儀なくされていたが、自身を甲斐甲斐しく介護する母親のことを常に気遣う、とても優しい娘だった。
ところがある日、ダイアンの所持品の中にあったあるものを発見して、母親への不信感が募り、問い詰めるとはぐらかしていたが「全てはあなたのため」と言い張り、本性を現していく。
毒親の母も極まれりという怖さ。
クロエに助けを求められた宅配員は、ダイアンの脅迫に近い訴えと尋常ではない様子を不審に思い、クロエに対して病院にいくか警察に行くかを尋ねると、クロエの望み通り彼女を警察署へ連れて行く準備をするが、ダイアンは宅配員の首に注射を打ち昏倒させ、クロエをそのまま地下室へと連れて行ってしまう。
クロエが再び気がついた時は、地下室に監禁され、車椅子も使えない状態。そしてクロエは、ダイアンがその存在を秘密にしていた地下室で母の素顔を知ることになるのだった。



ラストはあっと驚く復讐劇が待っている。
アマプラで配信中。
■「にほんブログ村」にポチッと!お願い申し上げます。