
「セーヌ川の水面の下に」 (原題:Sous la Seine/Under Paris、2024)は、一言で言えば「フランス版ジョーズ」。
パリのセーヌ川に出現した巨大ザメが巻き起こす恐怖を環境問題を背景に描いたパニック・スリラー。トライアスロンの国際大会を控えたパリで、セーヌ川に巨大ザメが出現。流血の惨事を防ぐため、ひとりの科学者は自らの悲惨な過去に向き合うことに…。



ザビエ・ジャン監督(「ヒットマン」)によると「ジョーズ」は、サメがもたらす危険に焦点が当てられていたが、本作では人間の貪欲さがもたらす危険を強調したかったという。人間の貪欲さこそが太平洋ゴミベルトを現在のような状態にした原因だという。
国際的なイベントを控えて、専門家たちによる巨大ザメがいるという指摘を信じないパリ市長は、トライアスロンの国際大会の成功のみで頭がいっぱい。しかし、市長はトライアストロンの練習のさなかにその存在を目撃する。
巨大ザメがボートに突進して転覆させるシーンや、セーヌ川を泳ぐ大勢のトライアスロン選手たちとサメの入り乱れた光景は圧巻。











海中のあった不発弾により大爆発が起こる

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海洋生物学者のソフィア(ベレニス・ベジョ)は太平洋ゴミベルトに生息する巨大ザメを追跡調査していたが、そのサメに襲われてパートナーや仲間たちを殺されてしまう。
3年後、2024年、夏のパリ。セーヌ川がワールドトライアスロンシリーズの開催地に選ばれる。パリで暮らすソフィアのもとに若き環境活動家ミカ(ナシム・エリス)が現れ、ソフィアたちを襲った巨大ザメがセーヌ川にいることを知らせる。
二人はセーヌ川を管轄する警察署のアディール署長と協力して、巨大ザメによる被害を未然に防ごうと対策を講じるが、その中でソフィアは自身の悲惨な過去に向き合うことになる。
折しもパリでは、トライアスロン世界大会の開催が目前に迫っていた。さらなる惨劇を阻止するべく、セーヌ川を管轄する水上警察と協力して巨大ザメの調査に乗り出すソフィアだったが…。



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主人公ソフィアを演じるのはサイレント映画でアカデミー賞作品賞を受賞した「アーティスト」が印象的だったベレニス・ベジョ。「FARANG ファラン」のナシム・エリスが共演。


物語のラストでは、パリが水没し、無数のサメが立ち往生した主人公たちを取り囲むという絶望的な光景が広がる。
■Netflix 配信で鑑賞。
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