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日本初の国産カラーフィルム映画でプロトタイプフジクロームを味わう

カルメン故郷に帰る」は1951年(昭和26年!)公開の、日本初の国産カラーフィルムで撮影された映画です。当時はカラーフィルム映画を「総天然色」と呼んでいたみたいで、時代を感じます。

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この映画は日本が輸入に頼っていた映画用のカラーフィルム(ポジフィルム)を初めて、富士フィルムと松竹が協力して開発した、国産カラーフィルム草創期の貴重な歴史遺産です。

当時の社名は「富士寫眞フィルム株式会社」みたいです。この富士山マークロゴは昭和のフジカカメラにはごく普通に刻印されてましたが、令和ではX100の限定モデルに刻印されてプレミア扱いされていますね。

「総天然色」と銘打っていますが、赤や黄色、青、等、見た目のインパクトを狙ったショットが多いようです。

何しろ使用したフィルムはプロトタイプともいうべきもので、現在のデジタルリマスター版で見ていも全体の発色が安定していなかった雰囲気を感じますし、本来美しい軽井沢の緑地が茶色っぽくくすみ、空はマゼンダーかぶりしています。赤や黄色の濃色も色飽和しています。

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松竹と富士フイルムはこの作品がカラー映画として成功するか自信がなく、モノクロフィルムでも撮影し、モノクロフィルム板も同時に公開していたとの事。結果としては国産初のカラーフィルム映画として大好評を博したみたいです。

この映画の 10年くらい後に撮影された、ドイツAGFAフィルムを使った小津監督の一連のシリーズの方が昭和のポジフィルムの色合いがどんなものだったのか良く知る事の出来る作品かと思いますが、戦後の昭和20年代の人たちにとって、この映画はそのドギツイ色や、都会のモダンガールが引き起こすドタバタ劇を堪能して新しい時代の空気を満喫した事でしょうね。

ちなみに、高峰秀子演じるカルメン(ダンサーというかストリッパー)が持っているカメラがとても可愛い。富士フイルムがスポンサーなので、恐らくフジカのベスト版フィルムカメラと思われます。フルカバーのしっかりした革ケースがついていて(この頃の昭和の革ケースは今のライカ富士フイルムのものより、遙かに手間がかかって上質)、欲しいな~と感じました。でもベスト版、今の時代結構大変なんですよ。

春に撮影して現像されたTOPCON二眼レフのベスト版フィルム、まだスキャンしてません・・




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