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2026-03-04

[EFSA]意見等

飼料添加物

Safety and efficacy of a feed additive consisting of alpha‐galactosidase (produced with Aspergillus tubingensis ATCC SD 6740) and endo‐1,4‐beta‐xylanase (produced with Trichoderma orientale CBS 139997) (Capsozyme SB Plus) for weaned piglets (Industrial…

酵素

Safety evaluation of the food enzyme papain, a cysteine endopeptidase complex from the latex of Carica papaya L.

Safety evaluation of the food enzyme trypsin from the genetically modified Fusarium venenatum strain NZYM‐FG

乳児用調整乳製品のセレウリドにより起因する多国食品由来イベント

Multi‐country foodborne event caused by cereulide in infant formula products 19 February 2026

ヒドロキシクエン酸とヒドロキシクエン酸を含む植物製品の安全性評価のための準備作業

Preparatory work for the evaluation of the safety of hydroxycitric acid and plant preparations containing hydroxycitric acid

ベルベリンを含む植物製品の安全性評価のための準備作業

Preparatory work for the evaluation of the safety of plant preparations containing berberine

 

[EU]FFN月報 2026年1月

January 2026 - Monthly report on EU Agri-Food Fraud suspicions

660のiRASFF通知から189件

うち51がサプリメント類で最多

ビスケットやお菓子のTHCやCBD多数

 

[BfR]「毒リンゴの神話」

"The myth of the poisonous apple" - BfR

19/02/2026

BfRのAndreas Hensel所長が雑誌"Land"に書いた記事

植物保護製品(PPPs)がどのように健康リスクを評価され―そしてあらゆる批判にも関わらず、それは意図されたとおりに使用すれば安全である理由

白雪姫の童話では悪い継母がリンゴを使って娘を中毒にしようとする。現代の認識では、スーパーで販売されている果物が残留農薬のせいで消費者に害となる。少し大げさに言った。最近のドイツ国民は残留農薬に大きな恐怖を抱いているようだ。BfRの消費者モニターでは一貫して約2/3の人が残留農薬を気にしている。

その懸念は正当なものか?どこからくる?

量が問題

グリホサートについて

長い記事略

(結局オーガニック業界が嘘をふりまくのが悪いと示唆しているような)

 

[GAO]CPSC:子供用品の有害物質監視を強化する機会

Consumer Product Safety Commission: Opportunities to Strengthen Oversight of Toxic Substances in Children’s Products | U.S. GAO

GAO-26-107736

Published: Jan 22, 2026. Publicly Released: Feb 23, 2026

子供のおもちゃなどの鉛等有害物質の安全基準コンプライアンス改善のための助言

 

[ANSES]銅を含む植物保護製品の農業での使用条件:ANSESの決定を理解する

Conditions of use in agriculture of plant protection products containing copper: understanding ANSES’s decisions | Anses - Agence nationale de sécurité sanitaire de l’alimentation, de l’environnement et du travail

03/03/2026

2025年7月にANSESは銅を含む製品の製造業者によるフランス国内向けの34の市販認可について決定した。ホップに対する使用のみが認可されなかった。使用条件は農業労働者の健康保護と水と土壌の汚染予防のためにより厳密になった。ANSESはどのようにこれらの製品を評価したのか?新しい使用条件はどうやって決められたのか?

(銅の毒性と残留性(分解しない)は明確だけれど有機農業に必須だからお目こぼししてきたものがさすがに無視できなくなって少し制限。そうしたら有機農業の関係者が文句を言っている。たいした根拠もなく合成農薬は禁止したくせに。このダブルスタンダードがフランスなので日本が見習う必要はない。有機農業は持続可能ではない。)

 

[CAFIA]CIAFIAのラボがハチミツの国家参照検査機関になった

Czech Agriculture and Food Inspection Authority | The laboratory of the Czech Agriculture and Food Inspection Authority has become the National Reference Laboratory for honey

03/03/2026

ハチミツの糖シロップ混入などの異物混入を検出できる

 

[FDA]FDAはダイエタリーサプリメントの革新とダイエタリー成分のスコープについての公聴会を発表

FDA Announces Public Meeting on Dietary Supplement Innovation and the Scope of Dietary Ingredients | FDA

March 3, 2026

3月27日

イベントで扱うのは以下のトピック

・DSHEAで使われている「総食事摂取量を増やすことで食事を補うためにヒトが使う食品中物質」というフレーズ

・既存の食事成分を作るための新しい方法

・プロテイン、酵素、微生物を含む特定の成分のタイプ

Public Meeting Exploring the Scope of Dietary Supplement Ingredients - 03/27/2026 | FDA

 

[FDA]FDAはGLP-1調剤の違法な販売に対して30の遠隔医療企業に警告

FDA Warns 30 Telehealth Companies Against Illegal Marketing of Compounded GLP-1s | FDA

March 03, 2026

 

その他

スライムゲート3.2.3.1 – IARCのタルクの旅路パート1:3つのタルクの物語

SlimeGate 3.2.3.1 – IARC’s Talc Journey Part 1: A Tale of Three Talcs – The Risk-Monger

Posted by RiskMonger on March 2, 2026

パート1の重要ポイント

・IARCはタルクのモノグラフを3つ作成している。研究による根拠はあまり変わらないのに3つのモノグラフの結果は違っている。

・2019年のIARCの前文更新はモノグラフワーキンググループのゴールポストを相当動かして発がん性と結論しやすくした

・2019年のモノグラフ前文改定から2か月後にIARCの助言委員会がタルクを優先物質に決めた

・2010年のモノグラフでは、1993年のタルクの動物実験の知見は不適切で当てはまらないとみなされた。2025年のモノグラフでは、2019年の前文改定を受けてその研究が決定に重要となった。

・1987年と2010年のモノグラフに比べて2025年のモノグラフでは研究はあまり変わらないのに、アスベスト型繊維を含まないタルクがおそらく発がん性(グループ2A)と決定された

 

IARCはタルクのモノグラフを1987年、 2010年、 2025年と3つ作っている。これらの違いは新しい研究ではなく、IARCの評価プロセスの変化を反映し、IARCの運用している科学的基本原則への疑いを提示している。

これは三部作のうちの一部である。パート2では三番目のタルクモノグラフワーキンググループのメンバーからの反対意見とその問題をどう管理したのかを考察する。パート3では方法論を変えた動機について問い、科学的というより政治的になったかどうかを考察する。

1987年のタルクのモノグラフでは

・アスベスト型繊維を含まないタルクについては発がん性に関する情報が不適切としてグループ3

・アスベスト型繊維を含むタルクはグループ1

2010年のモノグラフでは

・アスベスト型繊維を含むタルクはグループ1を維持

・アスベスト型繊維を含まないタルクの吸入はグループ3でタルクベースのボディパウダーの会陰使用はグループ2B

この時1993年のNTP動物実験については、自然発生の多い系統での高用量投与による副腎腫瘍妥当ではないとされた。

そして2025年のモノグラフではアスベスト型繊維を含むかどうかの区別をなくし、タルクはグループ2Aとした。根拠が変わらないのに変わったのは方法論を変えたからである。

2010年のモノグラフで妥当ではないとされた研究が十分な根拠にされた。

 

-SMC UK

超加工食品摂取と子供の行動を調べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at ultra-processed food consumption and behaviour in children | Science Media Centre

March 3, 2026

JAMA Network Openに発表された研究がUPF摂取と子供の行動を調べた

King’s College London子供の精神医学心理学神経科学研究所子供の健康と行動教授Stephen Scott教授

この論文には相当な限界がある。因果の逆転の可能性に対処していない。

Aberdeen大学Rowett研究所長Jules Griffin教授

Imperial College London、Imperialビジネススクール、健康経済学と政策革新センター長Franco Sassi教授

Bristol大学フードシステムと社会再生産研究員Fiorella Picchioni博士

UCL精神科学部子供と青少年の精神医学准教授Ramya Srinivasan博士

Reading大学栄養と食品科学教授Gunter Kuhnle教授

超加工食品の観察研究全てで重要な問題は摂取量の測定が困難であることだ。栄養ではそれは質問で調査されるが普通自家製サンドイッチと店で買ったものを区別しない。この研究もそうだ。さらに行動と食事の関連は測定がさらに困難である。食事が行動に影響するし行動が食事に影響するからだ。そして子供の行動は親の選択に影響する。

この研究のエフェクトサイズはそんなに大きくないが出来合い食品Ready mealsと砂糖入り飲料との関連を示唆する。‘Ready meals’はあまりにも多様な食品群で解釈が困難である。砂糖入り飲料は多くの研究で一貫して健康への悪影響と関連するがそれは超加工だからではなく砂糖が多いからである。「超加工食品」の物語が真の要因を研究することから遠ざけている懸念がある。子供たちの行動問題のシンプルな説明として魅力的であるが他の要因、特に社会要因を放置するリスクがある。

(子供に「理想的な食事」をさせないと母親失格、って言う偉い先生って昔からいるよね)

 

-生化学 対 政治:新しいガイドラインの必須脂肪酸問題

Biochemistry vs. Politics: The Essential Fatty Acid Problem in the New Guidelines | American Council on Science and Health

By Angela Dowden — Mar 03, 2026

国の食事指導には言葉が大事、特に専門用語は。アメリカ人のための食事ガイドライン2025-2030では「必須脂肪酸」を優先するよう勧められていてその例としてオリーブオイル、バター、牛脂が挙げられている。しかし栄養科学においては「必須」には正確な生化学的意味があり、これらの例はそれとあわない

必須とは人体が十分量合成できないので食事から摂る必要のあるものを指し、必須脂肪酸はリノール酸とαリノレン酸(ALA)の二つである。ALAの下流のDHAやEPAも含む場合もある。

オリーブ油の主成分であるオレイン酸は必須ではない。

必須脂肪酸の例としてオリーブオイル、バター、牛脂を挙げ、本当に必須の脂肪酸を含む油脂を無視することは、栄養科学をろくに知らないか、反種子油バイアスが強いかである。

生化学は政治によって曲げることはできない

 

-リトアニアが砂糖で甘くした飲料に課税

Lithuania introduces taxes on sugar-sweetened beverages

Tony Kirby

The Lancet Oncology Volume 27, Issue 3p283March 2026

2026年1月1日から導入されている。さらに人工甘味料で甘くした飲料にも課税するだろう

Putting health first: Lithuania’s new sugar-sweetened beverage tax

16 January 2026

リトアニアでは学童の10人中1人が毎日砂糖入り飲料を飲んでいて食事由来のリスクが全死亡の約25%を占める。

 

-US EPAがホルムアルデヒドのがんリスクを無視、批判者が主張

US EPA turning a blind eye to formaldehyde's cancer risks, critics contend

Bryant Furlow p287

13の民主党支持州の司法長官の同盟が連邦ホルムアルデヒド吸入リスク評価の改定を「危険で科学的根拠がない」として廃止を求める

 

-「リアルフードを食べよう」が真の栄養助言ではない理由

Why “Eat Real Food” Isn’t Real Nutrition Advice

Ginny Messina Feb 27, 2026

本物の栄養の専門家は「リアルフードを食べよう」なんて言わない。それは教祖やウェルネスインフルエンサーが使う言葉である。

このフレーズは新しいものではないが、RFK Jr.の食事ガイドラインが再流行させた。しかし「リアルフード」に定義はない。それは科学用語ではなく、良くてあいまい悪いと誤解の元である

この言葉はパスタや豆腐やコーントルティーヤのような伝統的日常食を否定する。そして時間やお金や調理技術のない人への影響を無視する。

キャッチ―なスローガンはソーシャルメディアには向いているが根拠に基いた栄養の現実を無視する。

(豆腐はやっぱり「避けるべき」加工食品扱いだよねぇ)

 

-もし「先祖」の食事がそんなに健康的だったのなら、なぜ変えた?

If “Ancestral” Eating Was So Healthy, Why Did We Change It?

Olivia Stevenson Mar 02, 2026

現代の食品科学は我々の役に立っている、害してはいない

ウェルネス業界は「先祖の」よりシンプルで純粋に見えて自動的に健康的そうな食事に戻るべきだと決心した。原始人食、殺菌しないミルク、専業主婦が自宅で手作り、などがインターネットで喧伝されている。それぞれ違うものの、「昔は良かった」という考えが中核にある。

魅力的な物語である。

しかしそんな単純ではない

(以下公衆衛生と食事の改善の歴史)

自宅で手作りすることは問題ではない、それはおススメできる。問題は我々の安全のために進化してきた現代の公衆衛生システムを非難することだ。進歩と革新は敵ではない。




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